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【株式投資】企業のROEの重要性を秋刀魚で解説

まず初めに企業のROEとは自己資本利益率のことで、株主から集めた自由に使えるお金でどれだけ沢山利益を出せたのか、効率が分かる指標だ。

   

純利益(儲けたお金)÷ 純資産(自由に使えるお金)  ROE (%)


親に1000円出してもらい500円利益が出せれば

「50%のROEで稼げたよ母ちゃん」と言えるわけだ。

ROEの重要性をわかりやすく解説するために焼き魚のさんまを例に解説しよう。


同じ大きさの焼き秋刀魚2匹をA君とB君がもらいそれぞれ頂くとする。

与えられた秋刀魚を株主資本と例えよう。

A君は身をほぐし、頭から尻尾の骨までまるで化石の模型のように綺麗に食べた。

B君は箸など使わず腹からかぶりつき、A君ほど綺麗には食べれなかったよう

だ、まだ食べれそうな身の部分も沢山残っている。

秋刀魚という株主資本を与えられ、どれだけ利益(身の部分)を食べる事が

できるかということだ。

同じ大きさの株主資本を与えられてもA君の方がより多くの身を食べれた

つまりより効率的に身を食べれたということだ。

よって質量も大きさも同じの秋刀魚を与えられより高いROEで完食したA君

を秋刀魚を与えた人は効率的な人だと評価するわけだ。

次にROEで重要なことを説明します。


ROEは割り算なので、分母の純資産をより小さくすれば値は高くなる。

秋刀魚で解説すると大小の二つの秋刀魚があるとする。

A君は小さい方の秋刀魚を綺麗に食べ、ほとんどの身を食べた。

B君は大きい方の秋刀魚を食べたが、豪快に食べたせいで身もまだかなり残っている段階でごちそうさまと手を合わせた。

B君の方が身の量が多かったにもかかわらず結果的に二人が食べた身の量は同じだった。

よって、同じ利益(食べた身の量)でも、少ない資本(小さい方の秋刀魚)

で完食したA君はより高いROEで頂く事ができた事になる。

つまり、ROEはより少ない資本で高い利益を出せると値は跳ね上がる。

秋刀魚を与えた人は次回からA君に大きい秋刀魚を与えより効率的に食べてもらおうという事になる。

もしROEがめちゃくちゃ高い企業があれば、純資産を圧縮してより高くなっている可能性が高い。

ROEが高い事は素晴らしいが、きちんと利益と純資産は確認するべきだ。

ここまで読んでいただき有り難うございました。




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