台所の魔女
西の魔女が死んだ という映画を見たのですが、仲間内であれは、本当にあのおばあちゃんは魔女だね、と話していました。
魔女学には、
・占いや予言などカルト系に誤解されやすい知識や占星術などを詠む系統
・薬草や薬膳などハーブや、自然療法系を扱う白魔女系統
黒魔女、白魔女と分かれている、というのがざっと言われている見解で、私の魔女の師匠は、 「魔女は母親的に大切なものを守る必死な愛情の術だ」と言います。 わかる、わかるんだよ。
子供が生まれて、この物言えぬ小さな命が自分が四六時中見て、世話をしなければ、死んでしまう、という数年を過ごし、なぜ泣いているのか、置くと泣くのか (笑笑 ここは、いまだから、笑えるところ 作っても食べないのか、どうして水になって出てきてしまうのか、という経験から。食べたもの、環境、触れている時の心模様、対峙しているこちらの気持ち、がすべて反映されるこの小さな命、皮膚、食べて出す。 背が伸びる、熱を出す・・・・・。
長男は、卵を食べるとぜーぜーして、一気に高熱を出す体質であった。長女も高校を卒業したころ、あまりそれまで気に掛けることが少なかった、彼女の肌がとてもガサガサだった事と、とあるきっかけでアトピーを一気に発症した。
長男は、卵、牛乳を回避し 粘膜を強くするビタミンをたくさんとり、インフルエンザも予防接種は打てなかったため、罹って抱っこして、励まして寝かせる、、、移るの覚悟で向き合う、という抗体を家族で身につけた。
長女の時は、口にする油、米を玄米に、買い物しつつ後ろの表示を見て 説明して、意識をして調理、選んで買う、砂糖は選ぶ、など。小さなこと、些細な事をひとつひとつ、守ったり破ったりして向き合った。
自然派の母親、とか アンチ医薬、などいろいろいわれてもいっさい気にせず、この愛する生き物をなんとか守りたいと台所で食事を作り、家を掃除し、空気を入れ替え、声をかける。
次女がなんとはたらく細胞なるマンガで 「これ、ママ。 NK細胞 」と免疫を高める役割がこれ、と教えてくれた。
口癖が、 「インフルエンザ~?かからないの。家は。気合いが違うから~ 」 と笑笑 現にここ十年以上、家族で誰もインフルエンザで寝込んでいない。
ママは、台所の魔女だ、と。 言って育てていたら、ほんとうにそう育った。
私の父も、主人の父も癌でしたが、 私は、主人が癌になったら、私が消してあげるから大丈夫、とずっと言い続けている。