想い出を重ねていく。｜撮影日誌

こんばんは。
高知県で家族写真を中心に、
もの、ひと、景色、
好きな瞬間を撮っている
Shiori Hatakenakaです。

SNSでは、ごま塩という名前で
日々の記録に、
写真や言葉を綴っております。

つい先日、
わたしが今こうやって
家族写真を撮るようになるきっかけをくれた
ご家庭に３人めのお子が誕生しました。

元々長女が1歳のときに
はじめての誕生日写真を頼まれて
その写真をインスタに載せたら
他の方からもご依頼が来るようになり、
あれよあれよといううちに今に至り。

わたしが今家族写真を撮れているのは
この子のおかげな訳でして。

長女は、今では年長さんに成長。

そのお宅に次女、長男と
かわいいお子たちが順に生まれました。

今回は、長男の生まれて間もない
ニューボーン時期に
写真を撮っておきたいということで訪問。

どんな風に撮りたいか、
撮影の内容をLINEで
打ち合わせているときに出た案の一つが
このクーファンを使いたいというもの。

このかわいいお召し物たちは、お子たちのおばあちゃんお手製のもの

手持ちの撮影アイテムのなかで
ひときわ大きなクーファン。

生まれたばかりのちいさな身体には
十分すぎるくらい大きなそれは
まだ木の香りがするこのお宅に
ぴったりすぎるアイテムに。

実はこのクーファン、
別のお客さまから譲り受けたもの。

お兄ちゃんが使って

妹ちゃんが使って。

このご家庭で
子たちの成長を支えた大事なアイテム。

お兄ちゃん、妹ちゃん
それぞれと一緒にクーファンも
成長の記録の一部として残しました。

お兄ちゃんが撮影したときに一緒に写ったおともだちとラストショット

妹ちゃんのハーフバースデー撮影後、
お子たちも大きくなって使うことがなくなるので

「もしよかったら撮影で使ってくれませんか？」

とお声をいただき
ありがたくいただくことに。

SNSに載せた撮影報告のいちまい

そんなこんなで
今回のニューボーン撮影で使わせてもらい
撮影報告としてSNSに写真を載せると
そのご家族から

我が家のクーファンですか？
使ってくれてうれしいです！

と連絡が。

必要はなくなったものだけど
あの頃大事だったもの。

お兄ちゃんが生まれてくることを想って
買って帰ったあの日から、
2人のお子が大きくなるまで
たくさんの想い出が詰まったアイテムが
今度は誰かの想い出の一部となって。

5人揃ってこの日の想い出に。

持ち続けられるものは限られていて、
たいていの形あるものは、
いつかは自分の手から離れていく日が来るけれど、
想い出が詰まったものは
写真のなかに残していけたら、
といつも思います。

大事な想い出が詰まったアイテムが、
用途を変え、別の場所で
新しく大事な想い出を積み重ねていく。

大事なご縁でいただいたもの、
使えるうちは大事に、綺麗に
できるだけ長く、
使っていきたいと思います。