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「受験の勝者になる方法」 前日編
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
60回目の投稿です。
今回は、前回に引き続き『受験の勝者になる方法』の『前日編』を書いていこうと思います。『前日編』のテーマは、眠ることとなります。いかに本番当日を迎えるかが前日に掛かっています。
1.親の言うことは軽く聞き流せ
前日に緊張しているのは、受験生だけではありません。保護者である親も緊張はしているはずです。特に兄弟の1番上の場合は、その家の初めての受験になるので、親の心配もかなりのものになるでしょう。
ちなみに、自分が中学3年生の公立高校受験の前日のことですが、母が仕事から帰宅して、普段は来ない自分の部屋にやって来ました。
「何をしているの? 前日はゆっくりした方が良いらしいよ」
どこかで聞いてきたのでしょう、そう言われて、塾にも行ってなかった自分は、そんなものなのかとそのときにやっていた社会の問題を切りのいいところまでやり、その後、居間でテレビを見ていました。
母は夕食の支度をしていましたが、キッチンから居間を見ると明日入試のある息子が、のんきにテレビを見ているわけです。
「あなた、明日入試なのに大丈夫なの?」
驚きですよね、母は帰宅したときは仕事脳で、夕食の支度をしているときは母脳だったのだと思います。
そこで自分は、「ああ、そうだね」と言って自分の部屋に戻りました。
そうです、ここでもめることに良いことは何もないですし、もちろんですが、母も悪気はありません。心安らかに眠るためにはイライラしないことの方が重要です。だから、どうぞ聞き流してください。
2.夕食は腹一杯食べろ
これも眠るためですが、お腹が膨れれば眠くなりますよね。だから、しっかり食べましょうということです。さすがに苦しくなるほど食べるのは薦めませんが、食べたと実感するくらいはいただくのが良いでしょう。余分な緊張も解け、身体も休む方向へ行くでしょう。
3.観るものは、お笑い番組を観ろ
目にするもの、テレビ、動画などは、難しい内容のものより、あまり考えなくて良いような、お笑い系のものが良いでしょう。リラックスするには自分の好きなジャンルのものを、短い時間で観るのが良いと思います。観た後が気にならないものにしましょう。
4.21時には布団に入って、寝ながら勉強しろ
とにかく眠るためですから、普段よりも早い時間にもう布団に入って、テキストなどの確認をしましょう。もし眠くなったら、そのまま寝ちゃいましょう。気をつけるのは、寝落ちしないことです。寝落ちは準備せずに寝てしまうことが多いので、風邪などの体調不良につながります。
万が一勉強が気になってしまったら、ちゃんと起き上がって机でやりましょう。そして、眠くなったら布団で寝ましょう。
5.眠れなければ、部屋の温度を上げろ
そろそろ寝ようと布団に入っても、なかなか寝付けないと感じたら、部屋の暖房の設定温度を1度だけ上げてみましょう。それで入眠しやすくなります。しかし、それ以上に上げてしまうと逆効果で、暑く感じてやはり眠りにくかったり、布団をはだけて風邪をひきやすくなります。暖房はタイマー機能を使って、睡眠中に切れるようにしておくことを忘れずに。
6.無理に寝ようとするな
人間は寝ようとすればするほど、眠れなくなります。「明日は入試だから、早く寝なくては・・・」となるのはわかりますが、中学生がたとえ一晩寝なくても、何の問題もありません。さすがに二晩寝ていないとなると、本番中に寝てしまいそうですが、一晩ならば緊張感もあって大丈夫です。
だから、「もう寝られなくてもいいや」くらいの気持ちで布団に入っていれば、反対に簡単に眠れたりするものです。
7.1時間早く起きろ、そして、昼寝はするな
最終手段として、普段5時に起きているところを4時に起きます。そうすれば、嫌でも眠くなってきます。しかし、注意することがあって、ここで昼寝をしてしまうと台無しになってしまいます。目的は夜にちゃんと眠るためですから、昼寝をしてしまうとさらに寝つきが悪くなるでしょう。正直言ってあまりおすすめはしませんが、どうしても不安だったら、ためしてください。
8.持って行って良いものは、すべて持って行く準備をしろ
入試当日に持って行って良いものは、受験要領や受験票に書いてあるはずです。そこに書いてあるものは、とにかく全部持っていきましょう。自分の勝手な判断で決めてはいけません。理由があってかいてあるので、必ず持って行きましょう。使わないこともあるかもしれませんが、それほどの重量や体積があるわけではないので、忘れずに持って行く準備をしましょう。
9.お守りも用意しろ
文字通りの神社仏閣の御守りも良いのですが、以前に良く問題が解けた筆記用具とか、運が良かった下着や靴下などの身に付けるものなど、あるいは自分が苦手な科目が得意な人のものを借りるとかもらって持って行く準備をしましょう。必ず力になります。
10.明日の時間を確認しろ
当日の時間を朝から確認します。具体的には、朝5時に起きて、計算をして・・・家を何時に出て、高校に何時ごろ着いて、最初の科目が何時からで・・・何時に終わって、家に何時ごろ帰って来るところまでを細かく確認しておきましょう。そうすれば当日の1日中焦ることも無くなります。
以上が『前日編』となります。ここまで出来れば、自信を持って入試会場に入れることでしょう。
次回は『当日編』を書いていきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。