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計算が学力を引っ張る

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 44回目の投稿です。


 今回は、『読書と計算で入試に挑む』の計算の方の話を書いていこうと思います。

計算の始まり

 まずは自分のことから、小学生の頃の計算練習をするきっかけは以前に書きましたが、実はもっと小さい頃から数字に魅力を感じていて、暗号やパズルのように興味を持っていました。だから、小学校でちゃんと計算を教わったときには、何か特別な魔法を学んだような興奮をしたのを覚えています。

 どれほど計算が楽しかったかと言うと、宿題は必ず計算ドリルからやっていました。たとえ遊んでいても、時間はもちろんですが、駄菓子屋での買い物など、スキがあれば計算していました。そんな小学生でしたから、計算に自身も持っていました。ところが、算盤教室に通う友だちが出てきて、計算の速さに焦りました。それでそのことを母に伝えたら、あの「算盤教室に通う子に計算で負けたら、あなたも算盤教室に通えば?」とたぶん言われたのでしょう。ところが、自分は「計算で負けたら、算盤教室に通いなさい。」と言われてしまったと思い込んでいましたので、算盤教室に行きたくない一心で計算練習を頑張ることになりました。

 つまり計算に大事なのは、計算量だということです。さらに言えば、毎日計算することなんです。計算もまるでスポーツのように、サボると錆び付くんです。だから、たとえ10問だけでも毎日やることが大事になります。

計算の指導

 そこで、担当している生徒には、毎日やれるように、その日に何をやるのかまで指定しています。具体的には、教材会社の文理さんの「計算力トレーニング」というもので、すべて入試問題なので、受験の練習にもなっています。これを表面の一回分全11問を一日分として、35回分あるのですが、指導した計算の書き方でやります。15分もあれば終わりますので、とてもやりやすいと思います。

 そして、授業の時に自分が答え合わせをして、間違えた問題だけをやり直しを一緒にやります。そのときに計算の書き方も修正しますが、やればやるほど間違えは減るので、計算にかかる時間も減っていきます。毎年、受験の頃には間違える方が珍しいくらいの完成度には、みんながなります。この「計算力トレーニング」だけで一年で約4000問やっているのですから、それは当然のことかもしれませんね。

 これをベースにして、中学三年生は「展開と因数分解」を目標2000問、そのあとの「平方根の計算」も1000問、「二次方程式」も1000問ほどやると、夏休みになりますが、以上の問題数をこなしていますから、数学の定期テストの結果がよくなり、それが弾みをつけて、数学が得意になる生徒が続出します。

夏休みで躍進

 すると、夏休みの取り組む姿勢が変わり、40日間を有意義に過ごし、二学期最初の実力テストで、周りが驚くような成績の伸びを見せます。この二学期最初の実力テストは「やった人は、やっただけの結果が出て、やらなかった人は、やらなかったという結果が出る。」という怖ろしいテストなんです。

 だから、塾講師をしていた頃から、夏休みのうちに、結果が出る生徒とそうでない生徒が予想出来てしまいます。

 もしこれを読んでくれている中学生の方がいたら、自分の結果を見てみて下さい。その通りになっていませんか?

 同じく読んでくださっている保護者の方々、結果が出ていなかったら、夏休みはだいぶのんびりしていたようです。次の手を早く考えてください。そして、結果が出ていたら、ぜひほめてあげてください。しっかり頑張ったようですから。

 さあ、みなさん、いかがですか? きっかけは計算がお勧めです。



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