小学生に必要な五箇条 4章
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
今回は、10回目の投稿になります。
それでは引き続き、小学生に必要な五箇条 の4番目『日記を書く』について書いていきます。
小学生に必要な五箇条
計算をする
字をていねいに書く
本を読む
日記を書く
毎日やる
日記を書くとは
これまでに計算、漢字、読書と説明してきましたが、今回の『日記を書く』は直接、学習成績に関わってきません。
しかし、実質的には1番大事で身に付けておけば無敵アイテムとなります。
では、なぜ日記を書くのが良いのかですが、文章を書くことは、かなりハードルが高いことですよね?noteを書いている方の多くは、文章を書くのが得意な方々かもしれませんが、ほとんどの人が苦手意識を持っているはずです。
それは子どもたちも同じで、夏休みの読書感想文を喜んで書いている児童や生徒は皆無と言ってもいいでしょう。
ところが最近の入試問題では、記述式の問題が増えていて、文章で解答しなくてはいけない割合が高くなっています。
さらに入試傾向として、内申書による選考よりも自己アピールを求め、受験生の意欲や考え方により選考する方向で調整が始まっています。
そうなると、文章を書く能力で差がついてしまうでしょうね。
だから、文章を理解する能力はもちろん、文章を書く能力がかなり大きな選考材料となるのは明らかです。
日記の書き方
ではそのために、具体的にどう日記を書いたらよいのでしょうか?
それでは、実際に担当した生徒で試した話で説明しましょう。
まず日記を書くうえでのルールです。
ノートの3行以上書く
文字はていねいに他人が読めるように書く
漢字で書ける文字は漢字でかく
句読点に注意する
出来事の報告だけの文章ではいけない
状況や感情の説明を入れる
必ず読み返して確認する
どうですか?そんなに難しくないでしょう?
わかりやすく、具体的な例を上げます。
今日は休みじかんにサッカーをしました。楽しかったです。
もちろん短いですし、『じかん』が漢字で書いていない。さらに出来事だけで、感情の説明もありません。これは書き直しをしてもらいました。
実はこれを書いたのは五年生でした。この日記では一年生ですよね。
書き直したものが以下の通り
今日は、天気が良かったので、昼休みに男子10人でサッカーをしました。サッカーを習っている○○君と同じチームで、○○君がゴール前にいいパスを出してくれたのを、うまく決められて嬉しかったです。また明日もサッカーがしたいです。
こんな感じです。三年生くらいにはなりました。五年生ですがね。
かなり違うのがおわかりいただけると思います。
ルールの6番がとても重要で、『状況や感情の説明』と言っても児童はピンと来ないので「読んだ人が想像出来るように書く」と伝えていました。
書いていくと七つのルールを意識するようになり、個人差はありますが、みんな良い日記を書くようになります。
これが当然のことですが、文章を書く練習になります。なるべく早い学年から始めた方がいいです。
どうですか?これは大人が見ていかないと出来ないので、ちょっと関わりが必要になります。
日記を読むときのポイントとして、あまり察知して読まないこと、単純に文章から内容がわかるかどうか、そしてわからなければ質問します。
「なんでサッカーをしたの?」
「誰としたの?」
「どう楽しかったの?」など
そうすると彼らなりに答えてきます。その答えを日記に入れていくと、先ほどの書き直しのようになります。
これをとにかく繰り返します。上手くなるには書くしかありません。
まあ日記ですから、あまり厳しくせずに軽く捉えてくださいね。
それが原因で文章を書くことが嫌いにならないように気をつけてくださいね。
ちなみに、さきほどの書き直しをした生徒は、しばらくするとドヤ顔で見せて来るようになりました。
以上が『日記を書く』のやり方です。ぜひ参考にしてください。
次回は、『小学生に必要な五箇条』の最後5番の詳細を書いていきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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