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「受験の勝者になる方法」 当日編

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 61回目の投稿です。

 今回は、前回の続き『受験の勝者になる方法』の『当日編』を書いていこうと思います。『当日編』は朝起きてから、試験会場までの内容になります。



 

1.風邪薬は飲むな


 当日に体調が優れない、発熱している場合は会場に行ってはいけません。そこまでではないときに、例えば鼻水が出るといった時などですが、風邪薬は飲んではいけません。基本的に風邪薬と言われている総合感冒薬は、エネルギーを身体の回復に充てるために他の回線を遮断しがちになります。よって眠くなったりします。今は眠くならないとうたったものもありますが、原理はあまり変わらずに回線を遮断するので、眠くならなくても入試に集中しにくくなってしまいます。

 そして、仮に鼻水がひどかったしても、現在はマスクをしていることが普通となっているので、鼻に詰め物をしてマスクを着ければ問題はありませんし、なにより鼻水をすするときに音が出るのは、自分のタイミングになりますよね。それって自分には邪魔にならないと思いませんか?ズルズルと気になるのは周りの人たちですよね?自分に邪魔にならないのならば・・・ね。
 多少の舌打ちがあるかもしれませんが、風邪をひいているんだから、仕方がないですよね。


2.朝起きたら、1度外へ出ろ


 当日の朝、起きたら計算をして、その後ですが、1度外へ出てみましょう。何をするかというと、外の気候、気温や天気を肌で感じるために出てみます。そこで感じておかないで、出掛ける時に初めて外気に触れると、その体感で緊張感が増してしまうことがあります。だからこそ、出る前にわかっていれば、無駄に緊張感を高めずに「わかっていますよ」とスムーズに出かけていけます。


3.たとえ寝不足だと感じても、「よく寝た」と言え


 前日の対策がうまくいかずに、ほんの数時間しか眠れなかったとしても、「よく寝た」と口に出しましょう。口に出すことで、脳が「良く寝たのか」と騙されるそうです。以前に書いたように、一晩寝なくても問題はありませんが、万が一の時は口に出して脳を騙してください。


4.朝食は普段通りの食事をとれ


 朝食は普段からしっかり取ることが大切ですが、当日の朝食も普段と変わらぬものを取りましょう。たまに張り切ってしまい、受験に勝つようにと普段は朝から食べないとんかつを食べようと準備されることがあると聞いたことがあります。これは要らない緊張感を高めることになり、さらに内臓に負担をかけます。必ず普段通りの食事にしてください。


5.不安なら下痢止めの薬を飲め


 1番の風邪薬とは違い、下痢止めはピーピーを止めてくれるだけで、他に影響はありませんので、心配ならば飲む、あるいは、水無しで飲めるものもあるので、持って行く準備をしましょう。お腹が騒ぎ出したら、それこそ集中できませんからね。


6.試験場には、受験会場に入れる時間に合わせて行け


 開始時刻に遅れないようにと早く会場に行くことは良いことなのですが、早く着き過ぎて会場によっては敷地には入れるけれど会場には入れない場合があります。そうすると、寒い中で凍えて待つしかなくなります。これに良いことはひとつも無いので、寒い思いをしなくて良いように、会場に入れる時間に合わせていけるように計画しましょう。


7.使い慣れたテキスト、プリントなどを持って行け


 入試は模擬試験とは違い、休憩時間が長くなっています。そこでトイレに行くなどしますが、それにしても時間があります。その時間をボーっと過ごすのではなく、最後のあがきをしましょう。そのために勉強してきたものを持って行きます。間違っても、そのときに使おうと買いたての小さな参考書のようなものはやめましょう。もし初見のそれに覚えていないものが出てきたら・・・きっとパニックになるでしょう。必ずやりこんだものを持って行き、休憩時間を有効に活用しましょう。

8.ティッシュ、使い捨てカイロを持って行け


 入試の時期は寒くて、さらに下を向いていますから、風邪をひいていなくても鼻水は出がちです。そんな時に必要になるのは当然ですが、実は試験場のトイレの紙が使える状態かどうかはその時にならないとわからないんです。もちろんですが、試験会場のトイレに紙はちゃんと設置されているはずです。ですが、自分は実際に受験会場のトイレでびしょびしょにされたトイレットペーパーを見たことがあります。誰かが悪意を持ってやったことだと思います。そんなこともあるのでティッシュを持ちましょう。

 さらに、実は入試で1番困るのは、手が冷たくて文字が書きにくくなることなんです。基本的に会場はそれほどひどく寒いことはありません。しかし、何があるかわかりませんから、いざという時のために指先を温められる使い捨てカイロを持って行きましょう。

9.今までに勉強したノート、プリントの量を見ろ


 きっと勉強をして来た証となる、ノートやプリントが多量にあるはずです。試験場へ向かう前に、それらを見て「これだけやった」と再確認してから出かけましょう。やったことは本番での根拠のある自信につながっていきます。ある意味では、応援団のようなものですから、安心して眺めましょう。

10.笑顔で出掛けろ


 ここまで準備が出来たら、後は普段の力の70%も出せたら完璧です。元々100%しかない力なので、120%は出ませんし、100%を出すのは難しいというか、不可能です。でも、70%で大丈夫なので、出掛ける時は笑顔で玄関を出ることを心掛けてください。風水でも運を引き寄せるのに良い方法と言われています。
 さらに、それを思い出せただけで、かなり落ち着いている証拠になります。さあ試験場へ向かいましょう。


 以上で『当日編』は終わりです。次回は『試験場で編』を書いていきます。


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 最後までお読みいただきありがとうございました。

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