恊働することへの憧れ

空港の食堂でぼんやりとしている時に、昨日テレビで見たことを思いだした。

とくにクラシック音楽の演奏会の後は必ず(と言っていいほどに)、指揮者、ソリスト、そしてオーケストラのメンバーが互いに讃えあう場面があるわけだけれど、何度も繰り返されるとね、これはちょっとと思わないでもない。なんだか内輪褒めみたいじゃないか、という気もするのです。

でもね、たいていみんな晴れやかな顔をしているのだ。共にやり遂げたという達成感を共有した、本当に嬉しそうな喜びの顔なのだよ。最初の感想は、ちょっとひがみ根性のせいだったのかも。

で、こうした経験を共有したいものだと願うのですが、これはどちらか一方だけがよければいいというのではだめなわけで、なかなかむづかしい。とくに僕は、相手の対応や気分に左右されることが多いようだから、よけい容易くないのです(ちょっと、子どもっぽいね)。でも、自分で言うのも何ですが、そんなに性格が悪いわけじゃない、と思っているのだけれど……。(F)

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