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薄水色の明晰夢。

寝るのが大好きだ。

何もなければ、いつまでだって寝ていられる。
真夏の日中に、エアコンをガンガンに効かせた部屋の中で薄着で毛布にくるまって眠るのなんかもう最高だ。

今でこそ、土日は遅くとも9時には起きるようにしているが(遅い)、独り身の時は放っておけば夜まで寝ていた。
大学時代なんか、16:40からの五限目に寝坊してしまったことがある。

睡眠時間も長けりゃ、寝つきもいい。
夫曰く、おやすみーと言ったひと呼吸後には、もう寝息が聞こえてくるらしい。もはや気絶レベル。


子どもの頃は、寝る前に宇宙や死のことを考えてなかなか寝られなくなってしまって親の背中にしがみついたりしたものだが、今ではもう寝ようと思えば秒で眠れる。
枕を引かずに仰向けになって、天井に意識を飛ばせばあっという間に眠りに落ちていける。


そして、ほぼ毎日夢を見ている。
夢を見ている間、脳みそはフル稼働しているというからいいことなのかは分からないけれども。

仕事で動画の編集作業やキャッチコピー千本ノックをしている時期は、寝ている間も夢の中で作業し続けてしまうのでもはや地獄。

その中でも、月に1回ほど「これは夢だな」と自覚した上で、好きなように行動することができる時がある。所謂、明晰夢。

あくまで私の場合はだが、見初めて割とすぐの段階から、「あ、これ夢だ」と自覚して、大きさやスピードなど制限はあるものの割と色々好き勝手楽しんでいる。

跳ぼうと思えば、ビルからビルに飛び移れるくらいのジャンプ力で跳び回れるし、小さくなりたいと思えば、ネコくらいのサイズまでなら小さくなれる。



昔、中学校の国語の先生が「夢の中は色がないよな」と言っていたけれど、よく分からなかった。
いやいや、夢にも色はあるでしょ。


よくよく調べてみると、白黒テレビ世代かカラーテレビ世代かで夢の中の「色の見え方」が異なるらしい。へー、面白い。


何がどう作用してそうなっているのかは分からないが、私が明晰夢を見るときは本当に薄いブルーがかったフィルターを通して見ている感じになる。例えていうなら、冬の早朝の空気のような薄い青色…?

冷たく冴え渡ったような色の世界の中では、RPGの世界のように何でもできる。

この辺りは人によってやはり違いがあるんだろうか?
これだけで論文一本描きたくなる。大学の時の論文は適当に書いたくせに。


そんな難しいことを考えながら、今日もまた眠りの世界に落ちていく。


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