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ランチタイムは東南アジアへ。

今日は上司と外出デー。
打ち合わせも終わったのはちょうど昼頃。
「お昼食べてから会社に戻ろうか」と、車に乗り込みながら上司が言う。

そう言われると思って、今日はお弁当持ってきていませんよとドヤ顔で返すと、「英断英断」と軽くかわされた。


グルメな上司は、助手席でスイスイっとスマホを操作している。
しばらくすると「この辺に美味しい東南アジア料理のお店があるけどどう?」と提案される。素晴らしい。そこにしましょう。一も二もなくうなづいた。


日頃、焼き菓子だケーキだとワーワー言っている私だが、辛いものも大好きだ。

夫が好きなラーメン屋に行った時は、大体汁なし担々麺を唐辛子5辛・山椒MAXで頼むし、会社の引き出しには蒙古タンメン中本や辛辛魚のカップ麺を常時ストックしている。

東南アジア料理といったら、スパイシーな中にもココナッツだったりレモングラスだったりでマイルドな風味やハーブの香りが感じられる料理が多いイメージ。辛くてハーブて。これ絶対好きなやつ。


しばらくすると、派手な色の建物に着いた。
一歩足を踏み入れると、そこに漂うのはスパイスのような湿った葉のような異国の香り。
うーん。こういうのでいいんだよ。(CV:松重豊)


席に座って、メニューを眺める。
鶏のカシューナッツ炒めにパッタイにトムヤムクン…。うーむ全部捨てがたい。全部お酒に合いそう…なんて思っていると「仕事がなけりゃビール頼むんだけどねー」と酒好きな上司が悔しそうに言う。先手を取られた。


色々悩んだけれど、上司はガパオライス、私はグリーンカレーを頼むことにした。


注文した料理を待つ間、今日の打ち合わせの先方の反応や今日の晩ごはんを何にするか、この頃のコスメであれがよかった、次の休みはどこに旅行行きたい…など色々な話に花が咲く。


そうこうしていると、目の前に料理が置かれる。
スパイシーでどこか酸味を感じさせるような香りが鼻まで届いた。思ってたよりも具材も多そう。上司のガパオライスも、目玉焼きがのってとても美味しそうだ。



とろみのある日本のカレーとは全然違う、サラサラしてほんのり緑がかったカレーを一口。
思ったよりも辛いけど、その奥に確かな旨みがある。うーん。グリーンカレー選んで正解だったなー。
コブミカンの葉が入っているとなんだか本格的な感じがして嬉しい。


東南アジアもお料理美味しいから旅行にうってつけだよねーという話をしているうちに完食。
上司は食後にコーヒーを。
コーヒーが飲めない私はラッシーを飲む。


しっかり胃袋も落ち着いたところで、店を後にする。
店を出た途端、湧き上がってくるムッとしたアスファルトの熱気に思わず顔をしかめる。

車は帰路に就く。会社に戻り車を降りると、燦々と陽が照りつける。9月になった今でもまだまだ暑いけど、東南アジアはこんなもんじゃないのだろう。


暑いのは苦手だけれど、いつか本場のグリーンカレーとかトムヤムクンを食べに行ってみたいなぁ…。




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