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愛の不時着の「必然性」

遅ればせながら、話題の『愛の不時着』を見始めました。 韓国ドラマを見たのは初めてなのですが、作り手の強い意志を感じました。 その1つが「必然性」です。 ドラマに限らず、物語にはたくさんの「なぜ」が出てきます。 なぜ好きになったのか なぜ信頼したのか なぜ確かめないのか なぜ嘘をつくのか ……… 「なぜ」に説得力がないドラマは見続けられません。 え、いつのまに好きになったの? そんなに簡単に恋しちゃうの? と思ってしまうと厳しい…。 何か問題が起きても、「いや、

    • 全豪オープン決勝がすごかった

      ジョコビッチはめちゃくちゃ嫌なやつ(誉め言葉)だけど、めちゃくちゃ尊敬する。 彼のテニスを見ていると「働く」ってことが何なのかを考えさせられる。 お金も実績も、それに伴う名声も人脈もあるのに、どうしてあんなに頑張れるのか。 彼はきっと「働いて」いるわけじゃないんだと思う。 「自分がどうありたいか、どうあるべきか」を究極まで考え続けながらプレーしているんだと思う。 要は「やりたいからやってる」ってこと。天才は、一周回ってめっちゃ単純w(あるある 自分で旗を立ててまっ

      • おっさんずラブは腐女子のためのドラマじゃないよ

        春田が牧に、「俺より仕事の方が大事なんだろ」と言う 牧が春田に、「なんですかその言い方は」と言う 春田の「女子っぽさ」と、牧の「男子っぽさ」は、時には逆になる。 牧はかいがいしく春田のご飯を作るし、春田は唐揚げを焦がしたうえに後片付けができない。 この物語には、いわゆる男性性、女性性についてのメッセージがあるようだ。 愛に性別は関係ないとか、もはや一般論みたいに言われるけれど、じゃあ自分が本当にそのことを理解しているかと言われると、よくわからない。 翻って自分の振