今週の海外スタートアップ調達ニュース
こんにちは。自動車学校の運営、AI教習車の開発などを行うグループ会社のCVC、ミナミインキュベートのゆいぴがモビリティ関連のスタートアップ情報をマニアックにお届けするnoteです🚘。
(とはいえ、CVCとしては領域特化ではないのでその他の領域でもお気軽に)
今週はさらっと3つです!
その前に!先週紹介しそこねたところを一社。
E-Bikeの保険テックLakaがシリーズAで$12M調達
調達発表日:2022年1月25日
リード投資家:Autotech Ventures
累計調達額:$21.4M
会社概要:2018年創業、ロンドンを拠点にヨーロッパで電動モビリティ向けの団体保険を提供する。対象は自転車愛好家から日常使いする人、デリバラーなどで、スポーツブランドのデカトロンや自転車メーカーのラレー、ZappやJiffyなどのデリバリー会社などとも提携を進めている。2022年前半にはベルギー、フランス、ドイツへ展開予定で、対象車両も今後電動キックボードやバイク、EVなどへ拡大。運転行動からAIのリスクモデリングを保険価格に反映させることも今後すすめていく。
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今週は以下3つです👇
マイクロモビリティのDottが$70MのシリーズB調達
調達発表日:2022年1月31日
リード投資家:Aberdeen Standard Investments
累計調達額:$210.8M
会社概要:2018年創業、オランダに拠点をおくDottは電動キックボードと電動バイクのシェアリングを行っており、ヨーロッパ9カ国の36都市で展開、4万台の電動キックボードと1万台の自転車を管理している。具体的な数字は公開していないが、2021年の利用は2020年に比べ130%増加。競合のLimeやTierとともにパリやロンドンなど主要都市での許可を得られているが、パリでは最高速度が10kmに制限されるなど規制の課題は安定しない。また、車体の購入や充電やオペレーションにかかるコスト負担の大きさも指摘される。
安全性の高いキックボードの開発、SuperpedestrianがシリーズCで$124Mの調達
調達発表日:2022年2月1日
投資家:Jefferies、Antara Capital、Sony Innovation Fund 、FM Capitalと既存投資家のSpark Capital、General Catalyst、Citi
累計調達額:$261.7M
会社概要:2013年創業、MIT発のスタートアップで40以上の特許を有し、GPSやセンサー、マイクロプロセッサーで車両の位置、乗り方、駐車などをリアルタイムに検知し、操作、フィードバックすることで危険運転を抑制するシステム(VI:Vehicle Intelligence)を軸に車両開発を行っており、2020年に初めの車両LINK第一世代を発表。2021年には車両位置の特定とリアルタイム修正を行うNavmaticを買収している。現在世界40都市と連携しており、同時に歩行者保護システムを搭載した第二世代の車両を開発中、この春一部都市への投入がはじまる。
アフリカのモビリティFintech、Mooveがデットで10M調達
調達発表日:2022年2月1日
リード投資家:NBK Capital Partners
累計調達額:$78.2M
会社概要:2019年創業、ナイジェリアに拠点を持つMooveはタクシーや物流ドライバー向けに代替的な信用スコアリングと収益ベースのモデルで自動車やバイクなどの車両ファイナンスを行う。現在ガーナ、ナイジェリア、南アフリカ、ケニアの6都市で事業を展開しており、Uberの独占的な車両融資および車両供給パートナーともなっており、今後さらに西アフリカへ拡大する。創業者の二人はスタートアップスタジオGrace Lake Partnersの共同創業者でもある。EV・ハイブリットの割合を数年で60%にすることや女性顧客を50%まで引き上げ女性の雇用機会拡大にも貢献する目標も掲げる。
以上です!
来週もお楽しみに👋