Z世代起業家のモビリティスタートアップ
こんにちは。自動車学校の運営、AI教習車の開発などを行うグループ会社のCVC、ミナミインキュベートのゆいぴがモビリティ関連のスタートアップ情報をマニアックにお届けするnoteです🚘。
(とはいえ、CVCとしては領域特化ではないのでその他の領域でもお気軽に)
モビリティスタートアップってなかなか若手(いわゆるZ世代と言われるくらいの若手)がやりにくいよなと思っていて、日本だとZip infrastructureの須知さんやメンテモの若月さんなどいますが、全体でみると圧倒的に少ない…と思っていたところ、ZFOUNDRの今週のまとめがモビリティだったので、アメリカのZ世代起業家はどんなモビリティ事業をしているのだろうかというあたりを翻訳に毛が生えた程度でまとめようと思います。
YCにも参加のEV充電の予約・決済アプリを提供するAeonCharge
2020年5月に創業したスタートアップ。一つのアプリで充電スポットの検索から決済までを完結できるEVドライバー向けのサービス。共同創業者の3人はいずれもPurdue University出身で2020年-2021年卒、卒業後シアトルを拠点に事業をしており、2022年冬のYCにも参加予定。株式型クラウドファンディングで資金調達をしており、2022年中に全米的に事業をローンチしていく。
EVドライバー向け、oxygen pointを付与するデビットカードBluedot
Bluedot VisaカードはドライバーのEV充電と二酸化炭素排出量を記録し、特典としてoxygen pointを付与する。ポイントは支払いに対して最大10%のキャッシュバックになり、周辺の小売店での割引も受けられる。2019年に創業し、Dorm Room Fund, Driventure, APXなどのVCからプレシード、シードで出資を受けている。
(環境メリットは経済メリットにもなるという仕組みがなんとなくZ世代っぽい)
キャンパス内15分でお届けデリバリーHandle
スナックや飲み物、アイスクリームなどを15分以内にお届けするキャンパス内デリバリーで、配送料は$1.99固定、配送は学生が行う。創業者のChaseはUniversity of Southern Californiaの2年生。
(学生らしい事業、どのようにスケールさせるかというのはあるが、私の母校にも欲しかった。。)
ライドシェアドライバーへの支払いで音楽アーティストの広告支援をするStrive
新興の音楽アーティストが自身の音楽をライドシェアの顧客向けに宣伝するサービス。ストリーミングごとにドライバーへの支払いをし、顧客は車両のQRコードで曲を変えることができる。アーティストの応援プラットフォーム、新しいマーケティングになるだけでなく、ドライバーの副収入も生む。創業は2020年で、プレシードでBehind Genius VenturesとUnshackled Venturesから調達している。
(車体、車窓、サイネージ広告はよくみるが、、、)
以前2021年10月の調達ニュースでとりあげたAirGarageも紹介されていました!
以上です。
ミナミインキュベートはシード〜シリーズAでの出資をしています。モビリティ関連が強みではありますが、特化はしていないのでその他の分野の起業家さんもお気軽にお話しましょう。