相場に踊らされないために
大衆(リテール)がポジションを持った方向は投機筋の利確の養分になる。
今まで再三お伝えしてきました。
四六時中チャートを眺めてチャンスを伺い、今か今かとヤキモキしながら待っていると、突然大陽線が!
せっかく画面の前で待っていたのに、私を置いてローソク足が上がっていく様子を目にし、平常心でいられるわけがありません。
『置いて行かれる!!』
咄嗟にロングポジションをエントリー!
『上がれ、上がれ、上がれ・・・!』
エントリーしてからその大陽線はジリジリ止まったまま・・・。
そして私のポジションを天井圏に置いたままローソク足は長いヒゲをつけていく。
いったい何がいけないのでしょうか?
大陽線に飛び込むことが悪いとは一概に言えません。
悪いのは
戦略もなく刹那的に大陽線に飛び込むこと
が悪いのです。
たとえそのエントリーが結果的にうまくいったとしても。
100%のない相場の世界において唯一の戦略は
優位性を用いた再現性の高さ
これ以外にあり得ません。
そのためには刹那的な行動は一切してはいけません。
チャートがこうなるまで待つ
チャートがこうなったらエントリーする
そうならなかったら、いくら24時間チャートを監視していたとしても諦めなくてはいけません。
そして一番大切なことは
いくら連敗しようとも
その戦略を信じてやり続ける鋼の心が必要だということです。
本当の極地は
その鋼の心をも必要としない
優位性にただ淡々とエントリーしていくマシーンになる
ということです。
ちなみに私はまだその極地に到達していません。