FXで利益を上げることの3つの難しさ
テクニカルの話ばかりになっていますが、本当に大事なことはテクニカルではなく、投資(投機)に対する考え方です。
1回1回のトレード自体に意味を持たせてはいけません。
しかし、その1回のトレードがどうだったのか?きちんと振り返りをし次回のトレードに生かさなければなりません。
矛盾したことを言っているように見えますか?
投資は優位性の高い場面で、その優位性にトレードをする。
そして、この優位性トレードを何千回何万回と行うことで、結果的に資産を増やしていく、
と言うことは誰でも理解しているところだと思います。
優位性とは、その場面での勝率が5割を超えること。
つまり、換言すれば、5割未満は負けること。
この【負けること】をどうしても人間は許せない生き物のようです。
これは日本人に多いと私は感じます。
日本の教育システムに問題があるようです。
私たちは小さいときから答えがある問題を与えられてきました。
いえ、少し違います。
無理やり〇か✖をつけられてきたのです。
英語教育がその最たる例です。
『Can You Speak English?』
と外国人に尋ねられて、日本人の多くは
『No.』
と答えます。
では、外国人に
『日本語は話せますか?』
と聞くと、多くの外国人は
『Yes! Sushi!Geisya!Ninja!』
と答えるでしょう。
これは、日本人の完璧主義というのもありますが、〇✖教育のせいだと思います。
三単現の(S)
付けないともちろん文法的には間違いなのでしょう。
でも(s)を付けないと通じないのか?
全然通じます。
これなんです。
テストでは(s)をつけなかった一文が✖となってしまいます。
日本人が英語に完璧を求めてしまう害悪です。
話をトレードに戻します。
日本人は相場に対しても完璧な答えを求めてしまうのです。
投資は優位性の高い場面で、その優位性にトレードをする。
そして、この優位性トレードを何千回何万回と行うことで、結果的に資産を増やしていく、
と書きましたが、今回の命題の【3つの難しさ】の答えは全てこの一文に入っています。
まず一つ目は
優位性が高い場面が何であるかを見つける難しさ
そして
その優位性を日々の相場から繰り返し見つける難しさ
最後に
相場に完璧はなく、その優位性を駆使しても、負けることどころか連敗などいつでもあり得ることを認める難しさ
第一の優位性を知ることは、テクニカルの部分です。
第二は自分の優位性がある場面まで待つことができるか。
第三は連敗しても自分の優位性トレードを信じて続けられるか。
コインを投げて表か裏かを当てるゲーム。
普通に考えればコインを投げれば投げるほど確率50%に収束していきます。
しかしそのコイン、表面と裏面のデザインが違うので、その重さの差により若干表が出る確率が高いコインです。
さああなたはどうしますか?
私なら淡々と表に賭けていきます。
コインを投げれば投げるほど、表が出る確率が高くなるのを知っているからです。
そのときにたとえ裏が5回連続で出たとして、次回から裏に賭けますか?
テクニカルは大事です。
しかし、最後の最後、最も大切なのは
どんなに連敗しようと、自分のトレードに自信をもって続けていくこと。
これが重要です。