【成功2】はじめに (2)決定的な違い 『最低限の第一歩』
マガジン「城北忠明の成功ルール(真実の成功法則)」の第2回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)
前回もお話ししましたが、この成功ルールで伝える内容は、「このメッセージを読んでいる方々のため」という目的以外に、「私の大切な人たちや将来つながっていく人たちのために形として残したい」という目的もあります。
そのため、大半の人にとっては当たり前のことでも、世の中には “当たり前のことが当たり前ではない人” がいますので、本題に入る前段階の「前提」はすべて押さえておく必要があります。
どうしても基本的な内容から始めていくことになりますが、全内容が最終的につながりますのでご了承の上、お付き合い下さい。
というわけで・・・今回最初にお伝えするのは、これをお読みの方なら誰もがクリアーされているような「もっとも初歩的なステップ」になります。
私自身は、この一連のメッセージを通じて、まず最低限のこととして周りと同じ、つまり、一般大衆から抜け出して欲しいというのがあります。
“一般大衆” というのは失礼な言い方だと思いますが、普通一般と言うよりもイメージとして伝わりやすい表現なので使わせて頂いています。
そして、このように“大衆”というラベリングをして区別して考えるようにすると、「どんな考え方が大衆なのか?」「どうすれば大衆から抜け出せるか?」というのを考えることができます。
それでは、大衆とそうではない人の違いは何でしょうか?
私が世の中全体を見ていて、その決定的な違いとして真っ先に思い浮かぶことは・・・「考えているかどうか」です。
つまり、一番最初に意識すべき典型的な大衆行動として、そもそも「何も考えていない」のです。
例えば、これを言うと相手がどう感じるのかを考えずに発言する。
これをすればどんな結果になるのか考えずに行動する。
すべてが衝動的・・・
これを読んでいる方々からすればレベルの低い話に思われるかもしれませんが、実際に私の身近にもこのような人が多くいて、いつもその “決定的な違い” を感じてしまいます。
やり方がうまくいかないとか間違ってるというのは、改善すればいいだけなのでまだいいのです。
世の中の一般の人たちの多くはそれ以前に何も考えておらず、大衆からの脱却はまずそこからスタートなのです。
他にも、何も考えていない証拠として、「テレビで言っていた」「ネットに書いてあった」というレベルのことをそのままうのみにして信じていたりします。
(※投資ルールの方でも、同様のこととして “書かれている内容を信じない” とお話ししました)
もしも医者や教授や専門家といった何らかの権威、肩書きなどがあれば、それだけで無条件に100%信用することでしょう。
どんなことでもいいのですが、多くの人が正しいと思っていることや持っている知識を考えてみて下さい。おそらく、どこかで見たり聞いたことや教わったことばかりではないでしょうか?
つまり、大衆的な人にとっての正しさや考えというのは、その人自身が考え出したものではなく、結局は “他人の受け売り” で作られているということです。
そして、このように操作された情報の影響をまともに受けて「良い悪い」という判断につながっているため、いつでも他者からコントロールされやすい状態にあるのです。
(だから容易に世論は形成されますし、それがさらに“大衆化”を助長するのでしょう)
ちなみに、これも仕方のないことですが、「考えない人は騙されやすい」ということになります。
過去にお話しした例で、“ロト6の当選番号を教える詐欺” というのがありました。
発表前の当選番号をいくつか教えて当ててみせると、それで信じてしまった人が次の当選番号を知るための情報料として大金を払ってしまったのです。
(種明かしをすると、新聞の朝刊で発表される前にインターネットで当選番号を知ることができるので、その時間差でまだ知らない人に教えて信じ込ませたわけです)
このような儲け話の詐欺は手を変え品を変え、昔からなくなることがないのですが、この手の情報に騙される人は「そんな話があるはずがない」「知らない人から突然入ってくるはずがない」という前提が見えていないのです。
例えば、東京から大阪に行くという場合に、どれくらいの時間と費用がかかるのかは誰でも常識的にわかるはずです。たった1000円でしかも30分で行けると言われても、それは非現実的な話だとわかるでしょう。
このように、最初から当たり前のことを当たり前に考えられる思考を持っていれば、見せかけの事実を少し見せられたくらいで騙されることなんてありません。
◇ ◇ ◇
騙される話のついでに、意外と知らない人が多いようなのでお話ししておきますが・・・贅沢して派手な暮らしをしている人がお金持ちではありません。
多くの人はメディアなどに出てくる一部の人たちを見てお金持ちのイメージを抱いていたりしますが、実際には普通の人と変わらない外見のお金持ちが世の中にはたくさんいます。
そもそも、本当にお金のある人はわざわざ見せつけることなんてしません。そんなことをしなくても(お金持ちだと思われなくても)実際にお金があってお金持ちだからです。
一方で、大してお金がなくても “お金持ちに見られたい人” がブランドを身にまとって派手に着飾っていたりします。ブログやSNS等でアピールしている人などはその傾向にあるのかもしれません。(=他者承認を得たい人たち)
テレビでもネットでも、見せることで何らかのメリットがある一部の人が派手な暮らしを見せているだけなのですが、そのようなものに感化されてか、少しお金を持っただけで必要以上にお金を使ってしまう人がたくさんいます。
中流家庭以上には特に多いのですが、分不相応な出費で破綻してしまう人が多いからこそ余計に「贅沢している=金持ちではない」ということになります。
お金を使わずに破綻する人はいません。どれだけお金があるかに関係なく、使いすぎるから破綻するのです。一時的にお金を持っただけの人は消えて、贅沢しない金持ちの方がたくさん残るのは必然でしょう。
なお、私は実際にどんな人たちが収入や資産が大きいのかよく知っているのですが、これは一般の人の感覚からすると真逆に感じることが多いと思います。
所得が高いと思われている業種や派手に見せている人が、実際にはサラリーマン程度の収入で借金やローンに苦しんでいる一方で、こんな仕事で儲かるとは思えない、誰もやりたがらないような業種の人(作業着姿など)が何千万、何億と稼いでいたりします。
物事の表面しか見ない人はなかなか理解できないかもしれませんが、このような実態を知っていると、高級スーツや時計を身につけて高級車に乗っているお金持ちなんて一部の狭い世界なのだとわかります。(※この傾向は昔からです)
資産を築くことができる人は、本当にそれが必要なのかどうか、価値があるのかどうかを十分に考えた上でお金を使います。
それは投資家としての資質にもつながりますが、だからこそお金が残ります。「現実のお金持ちの大半は地味で質素」ということだけは、知っておいて下さい。
◇ ◇ ◇
話を戻して・・・
ここからの一連のメッセージでは「自分の人生を生きる」ということを伝えていきたいわけですが、他者から都合良く操作される状態ではそんな “自分の人生” どころではないということです。
詳しくはこの先でもお話ししますが、例えば国や会社の言う通りにしていて現状維持できるのは、“国や会社に力があること” が前提条件です。
何も考えない人というのは、このような支配者・権力者側の意図を考えることもできません。守ってくれるのが当たり前だと勘違いしている人もたまにいますが、それはうまく洗脳されているということです。
会社の業績が落ちているのに、利益貢献していない人が今までと同じ給料を受け取るのは無理があるでしょう。力がなくなれば当然、最後には都合良く扱われるだけ・・・
これはすべてに当てはまることですが、「何も考えない=損する立場になる」というのは逃れられない結果なのです。
どこかで聞いたり誰かに教えてもらったような知識はあってもなくてもどちらでもいいですが、「自分で考えること」だけは絶対にショートカットしてはいけません。
それは、その思考が正しいかどうかよりも重要であり、必ず優先しなければいけないことです。
・・・とはいえ、これは正直に打ち明けておきますが、私自身はそこまで偉そうなことを言えるような人間ではありません。
自分では頭は良くない人間だと思っていますし、普通に社会に出ている人たちの大半は私より頭のいい人ばかりだと本音で思っています。
ですので、ここで言いたいのはそこまでたいそうな話ではなく、最低限のこととして「考えない状態(思考停止)からは抜け出そう」という程度のことです。
そもそも世の中に出回る成功ノウハウなども元をたどれば必ず最初は誰かが考えたことであり、そんな本質部分は誰かに教えてもらわなくても当たり前に考えれば気づくことが可能です。
学校で勉強するような知識分野は学ばないとわかりませんが、今よりも豊かに生きるという程度のことは「考えればわかること」なのです。
私はこのように、考えればわかることであればわかるというだけであり、学ばないとわからない内容は知りません。多くの人よりも “知らない” けれども “わかる” というだけです。
私は損する側にはなりたくなかったので、人よりも考えてきたかもしれません。投資に関してもそうですが、自分自身で考えてきたからこそこうしてお話しできるのです。
(ただ・・・私の場合は妻に教えてもらう部分も多いということは打ち明けておきます。私の妻は口癖のように「考えるのは本当に大事」と言うのですが、悪影響しかないということでテレビを見ないことに決めたのも妻ですし、人間関係やお金に関する大部分は妻に教えられたことばかり。今の私の人生があるのは妻のおかげだと思っていますし、また、今の妻があるのは私のおかげとも言えます)
◇ ◇ ◇
長々とお話ししてきましたが、大衆から抜け出す最低限の第一歩として、「常に考えて判断する」ということだけは理解しておいて下さい。
もちろん、ここでの考えるというのは “本質的に考える” という意味です。
一番最初に「人生はとてもシンプル」ということも言いましたが、本質的に考えるからシンプルなのであって、本質ではない考えをする限りは複雑で思い通りになりません。
多くの人は、自分以外に答えを求めすぎてるのと、細かいこと・どうでもいいことにこだわりすぎのように感じます。自分なりにやってうまくいかないことは本質からズレているということなのです。
とりあえず、今回覚えておくべき一番最初の段階としては、「何かの行動や選択をする前にはいったん立ち止まって考える」ということを習慣にすると良いでしょう。
それだけはすべての基本として、徹底するように心がけて下さい。
★ポイント2=「考えてから発言・行動をする」
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