【成功3】はじめに （３）前提となること　『結局人間というものは』

マガジン「城北忠明の成功ルール（真実の成功法則）」の第3回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。（初めての方は自己紹介からご覧下さい）

私自身は、誰よりも堅実で地に足の着いた人間だと思っています。そんな私だからこそ、投資のルールに関しても慎重に考えてルール化してきました。

そして、ここから先も１００％現実的に考えていくために、“すべての大前提” として最初に話しておかなければいけないことがあります。

それは、どんな話を聞いてもどんなことをしても、「ほとんどの人は結局は変わらない」ということです。

これを言ってしまうと夢も希望もないと感じる人もいるかもしれませんが、実際、どれだけきれいごとを言ったところで何かが良くなるわけでもありません。

これは今後のメインテーマにもつながってきますが、私自身、「人は結局は変わらない」ということを仕方のない現実として受け入れており、その上でこのメッセージを伝えています。

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そもそも、人は基本的に、自分の主観に基づいて都合の良いものの見方しかしません。

「自分が見たいようにしか見ない」と言ってもいいのですが、投資を始めたとしても、どれだけ儲かるか（＝見たい現実）だけ考えて、どれだけ損するか（＝見たくない現実）を見ない人が多いのはそういうことです。

これをお読みの方の中には、普段から本を読んだり何かから学んで勉強している人もいるかもしれませんが、そのような行為も、「自分が望んでいて納得できる情報を探しているだけ」というケースがよくあります。

例えば、何かの株を買おうとする人はその株が上がるという情報ばかり探し、お金を使うべき・節約すべき、努力すべき・楽した方がいいというようなことも自分の考えを正当化する意見に賛同するだけです。

つまり、もともと自分の中に信じたいものや価値基準による正しさがあって、それに合致したものだけを取り入れる。それに反する内容を伝えたところで「これは違う」「自分に合わない」と判断して入っていかない・・・

もしそうだとすれば、結局は「自分の中にある正しさを再確認している」に過ぎず、他に重要で大切なことがあっても受け入れないということになります。

だから私は、単純に「何でも他者から学べばいい」とは決して思えませんし、自分を変えようと思っていない人が何かを学んだところで無意味だと思うのです。

（本当はこのネット世界が特殊であり、若い人がどこかで聞いたような成功を語って自分が成功するというような “成功ビジネス” が成り立っています。成功が単調化されていると感じるのですが、それによって多くの人が近視眼的な狭い視野で成功や幸せを見てしまっています。

世の中全体からすれば、本やノウハウを学んで結果を出した人なんて少数でしかありません。普通に成功できるような人であれば、誰かに教えてもらわなくても自然に学んでメンタルが身についていくものですし、逆に、普通には成功できない人ばかりが “救いを求める” かのようにそれらを求めて絶対視し、いつまでも依存し続けている気もします。

いずれにせよ気づかなければいけないのは、これは限られた世界での一時の例外であって、もはや誰かの真似をして成功できるようなインスタントな世の中ではないということです）

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さて、この「人は結局は変わらない」というのは、多くの人が実感できることだと思います。

少し考えてみて欲しいのですが、あなたが今まで何十年と生きてきて、何か大きく変わりましたでしょうか？おそらく、よほど大きな出来事（大病や大失敗など）を経験しない限りはそこまで何も変わっていないでしょう。

「宝くじで大金を手にした人の９割は不幸になる」というのは有名な話ですが、これもそんなメカニズムを理解していれば当然のことで、偶然大金を手にしたとしても誰も何も変わらないのです。（だからこそ大金を残しても意味がありません）

結局、少し何かが変わったくらいでは人は本質的には何も変わらない。私はそれが現実だと知った上で受け入れており、仕方のないこととしてあきらめています。

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最初に「人生はただ選択すること」とお伝えしたように、結局のところ、人生はあなた自身の日々の選択で作られていくものです。

今日何をするのか？今何をするのか？その判断の連続であり、その時に何を選択するかだけ・・・そして、私は基本的に、自分で責任を取るのであれば誰がどんな選択をしてもいいと思っています。

逆に言えば、「自分で選ばず、自分で責任を取らない」ということに関しては、残念ながら論外ということになります。そのような人は自分の人生結果を他者のせいにしたりもしますが、これではゴールに近づくどころか遠ざかる行動になります。

さらに、世の中の大衆的な人は “何も考えていない” ということを前回お話ししましたが、実は、一番まずいのは、「自分が選択していることに気付いていない」ということです。

何も考えていない人は、自分で日々の選択をしているという意識さえありません。だからこそ、最低限のこととして何度も伝えてきたのです。

繰り返しになりますが、あくまで私のスタンスとしては、何を選択するのかはすべてその人の自由だということです。

ギャンブルなどで一発逆転を狙っても何の意味もないことですが、それでも、そんな“うまくいかない選択”をし続けるのもその人の自由意志です。
（実際、あれだけ投資ルールで伝えていても分散しない人、変な投資に手を出す人はいます）

・・・さて、とはいえ、100％とは言わなくても、ほんの5％や10％伝わるだけでも十分に “プラスの影響” にはなります。

そして、もしかすると、あなたが普通に日々過ごしていてその気づきを得ようとすると、何年・何十年と時間がかかったり大きな失敗が必要になるかもしれません。もし、そんな気づきを得る時間を早めることができたとすれば、それだけでも価値のあることです。

ですので、結局は人は変わらないという現実を受け入れつつ・・・
それでも、ほんの少しでも何かが変わればと期待しながら、メッセージをお届けしようと思います。

意味があろうとなかろうと、私の大切な人たちには最低限知っておいて欲しい話なので、私が最後にやるべきこととしてやり遂げるつもりです。

★ポイント3＝「人は結局変わらない。それでも…」

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