【2020年以降の生存戦略2】 経済崩壊~やってはいけない投資
経済崩壊について
「(1)経済崩壊フェーズ」のことは、私はメルマガ内でも頻繁に言い続けてきました。
現時点で、大半の人が真っ先に直面して取り組まなければいけないのは、この部分です。
今に始まったことではないのですが、資本主義はとうの昔に限界に達しており、実体経済は実質崩壊しています。それを、これまでは金融を駆使してあの手この手でごまかしてきただけです。
(※一般に知られている手段もあれば、知られていない手段もかなりあります)
いつかこの問題が表面化してくるので警告してきたのですが、表面化するとどうなるのかというと、これまで通りの社会や経済が維持できなくなります。
実は、今の資本主義が成り立つためには、「経済が拡大すること」が必要条件になっていたのです。だから、この経済成長が限界になれば、何もかも流れが逆転してきます。
良いか悪いかは別として、トマ・ピケティの言う「r>g」が続いていたから資本主義は継続できていたのですが、預けている資産が増えないような状況になってくると、そろそろ経済の限界=この資本主義の終わりが見えてくることになります。
資本主義、、つまり、これまで続いてきた金融システムが終わろうとしている。そうなると、必然的にそれに紐付いている経済も崩れてしまうことになります。
これまで毎日働いて収入を得てきた人にとっては残酷な話ですが、これが現実なので受け入れるしかありません。これまで通りに「普通に働いてそれなりの収入を得られる」という時期は終わるのです。
コロナによる自粛で「不要不急」という言葉が広がりましたが、これまで、どれだけ「不要不急」というものが存在して、それが経済を動かしていたのかを実感できたのではないでしょうか?
近年の経済拡大は、そんな「不要不急のおかげで成り立っていた」とも言えるのです。
“不要不急” と言ってしまうのはとても酷なのですが、本来なら必ずしも必要ではなかったものが、これからはまるで無駄を排除されるかのように、世界の市場から消えていきます。
そして、必要最小限だけで経済が回るようになる・・・これが、「経済が縮小する」ということです。
真面目に生きている人にとっては迷惑でしかないのですが、ごく一部の支配層が利益を得るために存在していた旧来の経済を、これで終わらせます。
そして、その煽りを受けて、庶民(これは私も含め、世間一般レベルで言うお金持ちも含みます)は文字通りリセットされるようになる・・・
漠然としたイメージですが、今後の方向性としてはそうなってきます。
さて、だからこそ私は「普通に働いて収入を得るのが困難になっていく」というメッセージを前々から発信し続け、今後は「生きていくために、投資くらいしか手段がなくなる」と言ってきました。
私個人の気持ちとしては、別に誰もが投資をしなくてもいいとは思っています。向き不向きや好き嫌いもあると思うので、やりたくないのであれば投資なんてしなくていいと思っているのです。
ただ、もし、これまで通りの生活を維持するために相応のお金を稼ぎたいのであれば、「普通に働いて収入を得るのが困難になってくる」と言っていたのです。
本当は、一番確実なのは「誰もが生活レベルを下げること」だと思います。
これまでの生活はあきらめて手放して、最低限の生活だけ維持できるようにすれば、特に問題はありません。(むしろ、それが本来の生活レベルだったということです)
それができる人であれば、早い段階で(2)のフェーズに目を向ければいいのです。
ただ、実際にはなかなか今の生活が手放せない人や、どうせなら少しでも有利な生き方をしたいという人もいると思うので、(1)のフェーズで生き残る手段として、投資の情報をお伝えしてきました。
投資というのは、誰でもダウントレンドで利益を得ることができる、ほぼ唯一の手段だからです。
投資に関する大問題
というわけで、あくまで「(1)のフェーズで生き残る」という目的のために投資情報をお伝えしているのですが・・・
実は、ここで大きな問題があります。本当に大きすぎる、深刻な大問題なのですが・・・
それは、「世の中の投資情報が嘘ばかり」だということです。
情報を伝えることで自分が利益を得ようとする人、つまり、投資自体を商売にしている人ばかりで、本当に正しい “投資の真実” がまったく表に出てこないのです。
表に出てこない真実とは何か?
私は、初期の頃から10年以上もこの業界を見てきたからこそわかるのですが、投資に関する情報発信している人も含めて、ほとんどの人が気づいていません・・・・
それは、「投資の世界で本当に勝ち続けて生き残る人がほとんどいない」ということです。
投資を教えているような人、これまで何億と稼いで投資で成功してきたような人が、ことごとく投資で失敗して、退場しているのです。
だからこそ、世の中には投資のノウハウや情報がたくさん出回ってはいますが、それらを学んだところでうまくいかないということです。
”投資の教科書” が間違っているのだから、それをどれだけ学んでその領域で専門家や先生になったとしても、机上の空論でしかないのでまったく通用しないのです。
(たくさん勉強している人ほど、その知識を正しいと信じて固執して失敗したりします)
どんな人がうまくいって、具体的にどうすればいいのか?については、「トレード完全マニュアル」に詳しく書いていますのでここでは割愛しますが、
投資で大儲けしたと言っている人でさえ、何年かすると投資の世界で生き残っていないという事実を、ここではっきり伝えておきたいと思います。
やってはいけない投資
そして、最近特になのですが、陰謀論のようなものが流行るようになってきました。
これは毎度のパターンではあるのですが、古今東西、時代の変わり目にはそんな陰謀論が流行るようになったりします。
(陰謀論は洗脳ツールとして使われることが多く、意図的にそちらに興味を向かせるために流している部分もあります。表と裏は常にセットだからです)
正直、陰謀論自体は(事実かどうかも)どうでもいいことなのですが、中には、あたかも自分は何でも知っているかのように話している人もいます。
これから世界はこうなっていく、だからこうすればいい・・・ これは、非常にまずい風潮だと思っています。
まず大前提をお伝えしますと、本当に、そんなすごい情報が自分のところに入ってきていると思えるのでしょうか? それは誰もが知らないことなのでしょうか?
いいえ。ネット上で誰かが言っている時点ですでに、「誰でも知っているようなこと」と同じ範疇になってしまうのです。
(さらに、今の時代はそれを二番煎じ・三番煎じする人もいるので、あっという間に拡散されます)
そもそも、投資の勝ち方というのは、上がるか下がるかを予測するゲームではありません。
経済評論家の人や、投資を伝えることを仕事にしている人は予測したりしますが、私は、実際に相場に向き合いながら業界全体も見てきたからこそわかります・・・
ズバリ、私が長年見てきた中で「一番下手な投資」だと言っているのが、相場を予測することなのです。
なぜなら、世界中のいかなる人であっても、100%確実な予測は不可能であり、仮にいくつか当たったとしても、必ずどれかは外れるからです。
そして、自分の頭で考えずにそんな情報を信じ、確信を持った人は、それが外れた時にすべてを失って退場します。(それではギャンブルと同じです)
よく考えて頂きたいのですが、相場の市場全体からすれば、何千万~何億程度では大した資金量とは思いません。相場の世界では、何千億や兆単位のお金を動かす人たちが存在するのです。
この規模までなってくると、もはや「何でもあり」です。
勝つためにはいかなる手段も選ばない・・・
庶民の感覚からかけ離れて、騙し騙され、潰し潰されるのが「投資業界のリアル」です。
こんな狂った世界で、誰が本当に価値ある情報を簡単に流すでしょうか? むしろ、巧妙なフェイクを織り交ぜるのが当然ではないでしょうか?
私自身、今でこそ資産が大きくなったこともあり、よく出回っているような陰謀論の類は、早い段階で一通り目にしてきました。
しかし、それらを鵜呑みにしてトレードすることはありません。
逆に、これまでの長い投資経験で、「その通りにならないことの方が多い」ということを実感して理解しています。
だからこそ、一通りのことは知った上で私は、「経済予測はすべてサイコロ程度でしかない」と言っています。
もし本当に、最後の最後まで投資の世界で生き残りたいのであれば、誰のどんな情報も見る必要性がないのです。
見て影響されるくらいなら、すべてフェイクだと疑って何も見ない方がいいくらいなのです。
しかしながら、これも何度も言い続けていることで、実は ”確実に外さない成功パターン” があります・・・
それは 「大衆が思った通りにはならない」ということで、これだけは絶対的な確信があります。
だから、世の中全体を見てみて、一般大衆である大勢がどのように思っているのかを考えてみればいいのです。
今、どんな雰囲気、空気感になっているでしょうか?
それがわかるのであれば、“その逆を考えれば” 大きな失敗なんてしないのです。
続・やってはいけない投資
・・・ただ、このように言い続けても、マーケットで生きていない人にはなかなか理解されないかもしれません。
ですので、もう少しだけ説明を続けることにします。(難しければ読み飛ばして下さい)
これは確かな事実として、毎年、莫大な資産を運用するヘッジファンドが次々に損失を出して破綻しています。
その規模になれば当然、国家の中枢とも何らかのつながりがあったりして、私たちが知れる程度のことはすべて知っているでしょう。それどころか、それ以上の情報も持っているはず・・・
それでも、失敗しているのです。
さらに、ヘッジファンドというのは、アメリカではハーバード大学を卒業したような天才たちが集まる場です。
そんな天才たちが失敗しているのに、なぜ自分が手に入る程度の情報で勝てると思えるのでしょうか? むしろ騙されている可能性の方が高いとは思えないでしょうか?
だからこそ、私がトレーダーとして確実なこととして伝えているのは、「何かを信じたら失敗が確定する」ということなのです。
(=常に常識を疑い、他者が見落としている別の可能性を想定しなければいけません)
そして・・・ 現在の私は、このように長年続けてきたおかげで、国内の投資業界の実状について何でも知ることができる立場でもあります。(私以上に知っている人はいないかもしれません)
だからこそ、その立場を生かして、「最終的に生き残るのはどんな人なのか?どんな人が、どんな方法によって勝ち残れるのか?」というのを探してきました。
(=その答えは「トレード完全マニュアル」にまとめています)
何かの情報を見て投資しようとしている人に、ぜひ考えてみて欲しいことがあるのですが・・・
『もし自分が仕掛けることができる側で、暴落を仕掛けたいとすればどうするか?』
多くの人は、「不安を煽って暴落するという情報を流せばいい」というようなことを考えるのではないでしょうか。
(※今はAIでフェイクニュースを大量に流すなど、支配層はメディアをうまく使います)
これからやばい!暴落する!と言えば、みんな売って下がっていくだろうと・・・
確かに、それを見た多くの人が売ることで下がってはいくのですが、実は、それでは暴落にはなりません。
そんな情報を見て動くような個人投資家レベルの人たちが、小さい資金量で売ったくらいでは暴落なんて起こらないのです。
詳しくはトレード完全マニュアルをご覧頂ければと思いますが、「暴落を引き起こすためには、たくさんの損失を被ってくれるカモとなる市場参加者が必要不可欠」です。それが必須条件なのです。
それでは、彼らに参加してもらうためにはどうすればいいのでしょうか?
・・・答えは、「今が投資チャンス!買えば儲かる」という空気感を作っていくということです。
つまり、暴落を起こすために「今が買い」と言っているわけですが、そうなると、「表に出る情報と意図が逆」ということになります。
ややこしいことですが、これは投資に限ったことではありません。世の中の意図的な情報というのはすべてそうなっているので、一連の構造をよく理解して頂きたいと思います。
(=だから、目に入る情報を信じてはいけないし、すべてを相対化しなければいけないと言っているのです)
暴落というのは、急激な動きです。急激な動きを起こすためには、「想定外」となるような状況を作り出さなければいけません。
買い圧力から売り圧力に “急転換” するから、暴落になるのです。
まとめると、資金量が小さいカモとなる人たちにたくさん買わせておいた後に、それより大きな資金で売り崩す。すると、買っていた人は慌てて手仕舞いしたり、ロスカットの連続で急激な下げになって大損していく・・・
「多くの人の損失=一部の人の大きな利益」となるのが相場ですので、ここまでの一連の流れによって、暴落を仕掛けた側は大儲けすることができるという流れです。
相場というのは、大きく上がれば上がるほど下げ幅が大きくなり、利益額も大きくなります。こうして常に誰かを損させることで大儲けしようと狙っている・・・
長年相場に向き合ってきた私としても、決して気持ちのいいものではありませんが仕方ありません。せめて「自分の利益は誰かの損失」だと自覚するように心がけていますが、それが投資の世界の現実だということです。
また、「急騰で儲けたい場合にはその逆」ということにもなります。
いずれにしても、「世の中で言われていることの逆が正解」ということが、ロジックからも理解できるのではないでしょうか?
ですので、一番確実な投資を言うとすれば・・・
多くの人が下がると言っているのであれば下がるのを待って、実際に下がったタイミングからの「上昇」を狙う。
もしくは、多くの人が上がると言っている時には、上がった後の「下落」を狙う方が、まだ確実な投資になります。
(とはいえ、それだとなかなか投資チャンスはないということになりますので、もし平時のタイミングで稼ぎたいのであれば「短期トレードしかない」と言っています)
何かの情報や指標等を参考にして中長期トレードをするのは、ギャンブル同然になってしまいます。
一時的であれば運良く儲けることがあるかもしれませんが、それで資産構築し続けることは不可能です。
私自身、これまでも「ルールのない投資は投資ではない」「投資はタイミングがすべて」と何度も言っています。
結局、今どれだけ稼いでいても関係なく、「後で失ってしまうと意味がない」ということを忘れないで下さい。
・・・以上のことを踏まえると、どんな情報を参考にすればいいのかも明確にわかるのではないでしょうか?
「これから上がる!下がる!」と言い切っているような人はニセモノであり、生き残らないということです。
(そもそも自信家や過信するような人はトレーダーとして不向きで、成功しません)
取引画像のようなものも、いくらでも都合よく切り取ることができますので、私は「サイト等に書いてあることは信じないように」と一番最初にお伝えしています。
何が書いてあるのかよりも、「どういう意図で発信しているのか?」「どのような考え方で、何を言っているのか?」などで判断すべきで、
他者批判をしたりきれいごとばかり言っているものからは、無条件で離れればいいのです。
・・・話が長くなってしまいましたが、結論としては、
「世の中一般で言われているような投資の知識も情報も、本当にすべて不要になる」と断言します。
そして、今後、それらを信じた人たちから裏切られていくようになります。
最後まで勝ち残るトレーダーは知っているのです。
答えはマーケットにある・・・逆に言えば、「答えはマーケットにしかない」ということを。
(※ 少し補足しておきます。
なぜ上がるか?なぜ下がるのか?には明確な理由がある場合ももちろんありますが、理由なんてない場合も実際には多いのです。理由なんてわからなくても、本質的には「誰かがたくさん買ったから上がる(売ったから下がる)」というだけで、それ以上でも以下でもないのです。
もし仮に、あなたが把握できるすべての人が買っていたとしても、知らない誰かがそれ以上の資金額で売ったら、それだけで相場は下がる・・・
マーケットというのはただそれだけのことなので、もし投資に参加されるのであれば「いつも答えはマーケットにしかない」ということを自覚して、自分のトレードとタイミングだけに集中して生き残って下さい。
過去の投資の知識等に頼り切って理屈でしか考えない人は、この不可解な市場では生き残れないでしょう)
投資に関しては以上となりますが・・・
とにかく「投資に関する知識・情報がむしろ邪魔になる可能性」については強く伝えておきたいことなので、意識しておいて下さい。
どこかの投資本に書いてあるような手法で資産構築できるのなら、もっと億万長者で溢れているはずなのです。もっともらしいことを語っている人を信じてはいけませんし、ましてや、それにお金を払うものでもないのです。
(※ただ、正しく投資に向き合っているような人(=断定したり予測したりしない人)の情報であれば見てもいいかもしれません。何かを絶対視して信じることなく、あくまで可能性という範囲に留めるのであれば良いかもしれないということです。
また、今の時代は便利な投資ツールやサービスもありますので、私もメルマガ内でそのような情報を紹介することもあります。無理して投資の勉強をしようとしなくても、“お金を稼ぐことだけが目的なら” それらを利用することで簡単に達成できたりするということは付け加えておきます)