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あれもこれも欲しがる強欲な人達は決して満たされる事がない

私の父はずっと不動産を扱っていたので、小さい頃からいろんな光景を見せてくれました。

特にバブル期には、大阪の北新地で毎晩飲んで、高級クラブにいる客全員に奢ったり、知り合いの結婚式ではご祝儀に100万円の札束・・・

「あんたは大物俳優か何かか?」と心の中でツッコミを入れていました。


何でも欲しがる人たち

この頃の不動産業界は強欲な人達が多く、土地ころがしや地上げが当たり前のように行われていました。

そして、海外の土地や会社なども買いあさる始末・・・

オーストラリアやアメリカの知人は、「この頃の日本人は全てを食い尽くす勢いで怖かった」と言っていました。

父の周りにいる不動産屋の社長連中も、豪邸、車、ブランド品、酒、異性・・・足るを知らない「千と千尋の神隠し」の豚のようでした。

「金持ち=幸せ」ではない

父のおかげで、不動産業だけでなく、金のにおいに群がる宝石商、建設業、銀行・金融関係など、いろんな金持ちを小さい頃から見てきましたが、共通してたのは幸せそうに見えなかった事。

結局、満たされていないからどんどん欲しがるんです。

例えば、レストランなどで美味しそうな料理が選びたい放題でも、食欲が満たされたらそれ以上は食べません。

逆に食べ過ぎると、お腹が苦しくなったり吐き気を催したり・・・
マイナスの現象が起こります。

パズルのように足りないものを埋める作業をしてる

私たちは満たされていると別に何も欲しくないけど、満たされていないと足りないものを次から次へと補おうとします。

つまり、強欲な人達は、外から見ている人にとって「金持ちで羨ましい」となっているかも知れませんが、実は満たされていない人が多かったりするのです。

金や物は手に入れたけど家族の愛は・・・といった人が最も多かったような気がします。

「満たされていない人ほど欲しがる」

そして、それを埋めようとした車や豪邸などが満たされていないシンボル。

正負の法則

表裏一体の原則、陰と陽、ポジティブとネガティブ、生と死・・・

幸せな出来事がおこりすぎると不安になるという人がいると思いますが、この感覚は間違っているとも言えません。

産まれてから最期を迎えるまでに、幸せと不幸の割合は半分半分になるようです。

歴史に学ぶとわかりやすいと思いますが、多くのものを手にしながら悲惨な結末を迎えた人の数々。

私の知り合いに、年収数億だけどボディガードがいないと出歩けないし、子供も怖くてつくれないという夫婦がいますが、他に良い生き方があると思います!!

何かを手に入れると、何かが失われる恐怖が同じ大きさでやってきます。

足るを知るという事の大切さ

何事も欲張らずに「足るを知る」という事の大切さに気付くと、自然体で生きる事がどれほど幸せかってわかります。

満たされて終わるのではなく、次に分かち合う事ができればさらに幸福度が増します。

正負のバランスは分かち合う事で「負」が相殺されます。

幸せな金持ちは昔からこのことを感覚的に知っていたから、街づくりのために寄付したり、人助けをしたりしてバランスを取っていたんだと思います。

最後に

私も23歳で会社をはじめ、儲けだした頃は欲の塊でした。

タワーマンション高層階に住み、高級車数台、ブランド品が大好きで、夜遊びも大好き、自慢も大好き・・・・

今思えば恥ずかしい!

私が豪邸に住もうがフェラーリに乗ろうが実のところ誰も興味なんてない。

基本的に「人は自分の事にしか興味がない」のですから。

「金持ちになりたい」と簡単に言う人! どうなったら満たされるのか自分としっかり向き合ってみてください。

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