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FX主要通貨ペアの値動きの特徴と取引戦略

FXトレードで知っておくべき「通貨ペアの特徴」について、ざっくりと解説してみます。

そもそも、為替って通貨ペアによって全く違う性格があるって、知っていましたか?

まあではまずは、最も人気の高いドル円から見ていきましょう。

このペアの最大の特徴は、日本経済と米国経済の両方の影響を強く受けることです。特に日本時間の朝の経済指標の発表には要注意。日銀の金融政策だけでなく、米国の金利動向にも敏感に反応するんです。

とはいえ、ドル円は他のペアと比べると、比較的値動きが落ち着いているのが特徴です。

そのため、初心者の方にもおすすめできる通貨ペアだとも言えます。国内業者でも海外業者でもスプレッド(取引コスト)も狭いので、取引しやすい通貨ペアと言えます。

次に、ユーロドルについて。これは世界で最も取引量が多い通貨ペアです。

ユーロ圏と米国、世界の二大経済圏の通貨ですからね。特徴的なのは、ロンドン市場の時間帯での値動きの激しさです。この時間帯は要注意ですが、チャンスでもあります。

面白いのは、ユーロドルは「トレンドが続きやすい」という特徴があること。一度トレンドが形成されると、それが長期間続くことが多いんです。だから、トレンドフォロー戦略が効果的な通貨ペアと言えます。

ただ、私はユーロドルは個人的には好きではありません。トレードを長くやっていると、その通過ペアの値動きのクセみたいなものが分かってくるので、好き嫌いは出てくると思っています。

ポンドドルは、通称「ポンドル」と呼ばれていますが、これがまた曲者。値動きが荒いことで有名です。特に、イギリスの経済指標発表時は大きく跳ねることがあります。ポンド円も割とポンドドルと同じイメージで取り組めます。

豪ドル円は、リスクオン・リスクオフの影響を強く受ける通貨ペアです。株式市場が上昇するとき(リスクオン)は豪ドル円も上がりやすく、逆に市場が不安定になると(リスクオフ)下がりやすい傾向があります。

実は、この特徴を利用して取引する方法があります。例えば、日経平均やNYダウの動きと合わせて見ることで、より正確な相場予測が可能になるんです。

NZドル(ニュージーランドドル)は、豪ドルと似た値動きをすることが多いですが、取引量が少ないため、急激な値動きを見せることがあります。これは両刃の剣で、大きな利益を狙えるチャンスがある反面、リスクも大きいということです。

そして、クロス円(ドル以外の通貨と円のペア)には、共通の特徴があります。それは、日本の金融政策の影響を強く受けること。特に日銀の政策発表時には大きく動くことがあるので、要注意です。

ここで一つ、重要なアドバイスをさせてください。通貨ペアの特徴を理解するのは大切ですが、それ以上に重要なのは、自分が取引しやすい通貨ペアを見つけることです。

私の場合、最初はドル円から始めて、徐々に他のペアに挑戦していきました。

実際のトレードでは、2~3種類の通貨ペアに絞って取引することをおすすめします。「あれもこれも」と手を出すと、それぞれの特徴を把握しきれなくなってしまいますからね。

また、各通貨ペアの値動きは、その時々の世界情勢によっても変化します。例えば、2023年は各国の金利政策の影響を強く受けた年でしたね。だからこそ、常に市場環境の変化にも注意を払う必要があります。

最後に、覚えておいてほしいことがあります。どんな通貨ペアでも、適切なリスク管理が不可欠です。通貨ペアの特徴を理解することは、より効果的なリスク管理につながるんです。

※この記事は投資助言ではありません。投資は自己責任で行ってください。

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