FXをシンプルに考えよう
初心者の時には相場やチャートをそんなに深く考えてなかったはずだと思います。しかしいつの日か勉強し、知識をつけ、相場やチャートを複雑に見ていませんか?
今回はその複雑化した頭の中を解き放とうと思います。
相場は上がるか下がるかの二択である
まずごくごく当たり前の話なんですが、相場は買いと売りの二つで成り立っており、買いの需要が多いと相場全体が上がり、逆に売りの需要が多いと相場全体が下がります。これはわかりますよね?
その中には売りで入っていた人の利益確定の買い、買いで入っていた人の利益確定の売りも含まれ、他にもさまざまな投資家心理が相場には含まれています。
そこで初心に戻って買いと売りの二択しかないというのを考えて下さい。
相場はすべてレンジである
これは語弊があるかもしれませんが、単純に考えたらこういうことです。
相場はすべてレンジであるというシンプルな見かたができます
レンジには様々な種類があります。
ボックス型レンジ、フラッグ型レンジ、ペナント型レンジ
例としてはこのような感じですね
相場全体がこのようなレンジに当てはまります。もちろんこのように綺麗なレンジ内を上下リバウンドするとは限りません。
そして重要なのがこのレンジ内にトレンドをつけているという事です。
レンジ内にトレンドをつけている
レンジの中にトレンドをつけているというのは大きな流れではレンジですけど、小さな流れでは山や谷を形成した上昇トレンドと下降トレンドの繰り返しということになっています。
そのトレンドの中にもレンジが存在します
トレンド中のレンジ
青の部分がトレンド中のレンジですね。
このように黒ボックスのレンジ内にトレンドが発生し、小さいレンジが発生するということにになります。ということは、、またその小さいレンジの中にトレンドが発生し、レンジが発生する。この繰り返しが相場です。
これが小さい流れから大きな流れとなっていくわけです。
シンプルに考えよう
今のをフラクタル構造といいます。詳しくは本なりで調べて下さい。
で一旦ここまでの事を軽く忘れて下さい!!頭に入れることは相場はすべてレンジだということ!!それを踏まえての考えです。レンジ内でのトレードはどうしますか?下がったところで買いエントリー、逆に上がったところで売りエントリーですよね?
このようにエントリーしてレンジ内を抜けたら素直に損切したらいいだけの話です。
ただこれだけの話です!!
何も難しく考える必要はありません!!
この例はボックス型のレンジですが、色々なレンジがありますのでそのレンジトレードをしてみて下さい。レンジを抜けたら損切を徹底すればいいだけの話です。
ではなぜ複雑に考えてしまうのか?
華麗さを求めたり根拠を求めたりするから
ではなぜこれだけ簡単なことをしたらいいだけの話なのに多くの方がしないのかは、無理に理論付けたトレードをしたがる。美しいトレードをしたがる。これにつきます。
先ほども説明した通りレンジ内にはトレンドが存在します。なので大きくみたらレンジですが小さくみたらトレンドがついてるのでその中をトレードしたくなります。いろいろ勉強して、情報を吸収した挙句なぜか単純な思考を忘れてしまします。なぜか根拠を持ってトレードをしたくなります。それは別に間違いではありません。しかしそう簡単ではないということを忘れないでください。
フラクタル構造。。。
相場分析やチャート分析の難しいとこがここにあります。なぜならトレードスタイルが一人一人違うからです。スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、それぞれ見てる時間足のチャートが違ってくる可能性が出てきます。
もし世界中のトレーダーが一つだけの時間足しか見てなかったとしたら判断材料が一つしかないのでそれほど相場に迷いもでないでしょう。
俗にいうマルチタイムフレーム分析などということもしなくて済みます。環境認識や目線の決め方も一つで済みますからね。
これらのチャート分析や理論を複雑化し、習得するには至難の業ですしそれで利益があがるともかぎりません。
最後に
最初の頃を思い出してください。多くの方が下がったから買う、上がったから売る。この単純の思考だったと思います。例えばドル円100円が90円になったから買って110円になったら売れば儲かるじゃん!!しかしいつの日かその単純でシンプルな思考がなくなり、そんなじゃ勝てないよ!!という凝り固まった考えで、複雑なチャート分析に走る。
根本は最初の相場は上がるか下がるかの二択のはずなのに、上の例で90円で買って思惑通り100円や110円で売れば利益になる。しかし期待が外れて90円を割れていく。そこで85円あたりで損切ればいい話。ただこれだけの話です。
複雑なチャート分析は一切いりません!!ただの二択と損切の徹底!!
多くの方が誤解されています。。。
チャート分析はいらないとは語弊がありますが、勝ててない人はシンプルに見てみてはどうでしょうか?
それから分析に入ることをおすすめします。
一番考える事はどのようにして利益を増やしていくか、チャート博士になりたいかたはどうぞチャートと向き合っててください。それほど答えはでないでしょう。