プライスアクション(ローソク足のテクニカル)
今回はプライスアクションで最も使いやすい頻出パターンを厳選してご紹介します。
プライスアクションをマスターする事でエントリー時にほとんど逆行しない最高のタイミングを取る為に1本のローソク足から売買のタイミングを読み解けるようになります。
プライスアクションやローソク足を使ったテクニカル分析は、複数本の組み合わせや動きから読み解くことが一般的ですが、1本のローソク足のヒゲからヒントをもらうことができます。
例えば、ヒゲは、一時的な値の動きを表しています。ローソク足実態は短いのに長い上ヒゲで陰線をつけた場合、弱含みと判断できます。これは一時的に価格は上昇、
しかし上昇は長く続かずすぐに上で叩かれて価格が戻ってきたことを意味しているからです。そのあとも上昇は続かず、落ちていく可能性が高いという前提で相場を見る事ができます。
それでは具体的に使えるプライスアクションをみていきます。三山
三川はらみ足
三川包み足
上げ三法、下げ三法
NR7
反転サイン(陽線引け)
反転サイン(ボラティリティの高まり)
ローソク足のプライスアクションである酒田五法は5つの足型(「三山」・「三川」・「三空」・「三兵」・「三方」)で構成されます。
最も基本のローソク足テクニカルのカタチですので必ずマスターしましょう。
もくじ
相場の転換点を示す「三尊」と「逆三尊」
3つの山と底で形成される事が多くですが、大抵変形している事も多いので注視してみてみる事も必要です。短い時間足に切り替えて、チャートを縮小してみてみる事でカタチを見つけやすくなります。
具体的な手法としては3つの山と底ネックライン割れでエントリーを検討します。
三川のパターン
全て覚える必要はないですが、つつみ足、はらみ足は頻出パターンです。
はらみ足:
はらみ足は様子見のローソク足と理解します。
2本目のローソク足が、1本目のローソク足の実体の中に入っています。方向感が定まらずトレンドが発生しにくい状態となっていますので様子見待ちとなります。
つつみ足:
方向感が出るor反転サインとして注視します。
つつみ足は、1本目のローソク足の高値と安値を、次のローソク足が完全に包み込んでいる組合せの事です。高値圏、レジスタンス付近でのつつみ足陰線は売りシグナルとして判断できます。一方、安値圏、サポート付近でのつつみ足陽線は買いシグナルとして判断する事ができます。
上げ三法・下げ三法
上げ三法・下げ三法はローソク足の組合せで判断するレンジブレイクです。
基本的には待ち、様子見となりますが
レンジブレイクをシグナルとして買いと売りの検討をします。
NR7
NR7は海外でよく使われるローソク足のプライスアクション手法です。
NR7はプライスアプションの中でも、欧米トレーダーに人気が高く今でも注目されていて実際の相場で使える手法です。
それではNR7の手法を、基礎から分かりやすく解説します。
NRは「Narrow Range(ナロー・レンジ)」で「狭いレンジ」という意味であり、過去のローソク足の値幅が少ないローソク足のことを指します。
つまり、過去7日間で最も変動率が少なく狭いレンジなっているローソク足という事なので溜まったエネルギーが一方に爆発する可能性が高く、大きな値動きをする可能性があります。
NR7のトレード戦略
NR7が出ているときは前日ローソク足の高値、安値に水平線をひいてどちらにブレイクするかを確認します。
ブレイク方向に素直についていくトレード戦略となります。
反転のサイン(陽線引け)
次に反転のサインである陽線引けを下記に示します。
このパターンでは下落トレンドが続いていたものの、安値更新後に一気に陽線で引けるパターンです。あまり信頼度は高くないもののこれをシグナルとして捉えるトレーダーやシステムが有りますので多少反発する事が多くなります。
反転のサイン(ボラティリティの高まり)
次にボラティリティの高まりの反転シグナルをご紹介します。
図では安値圏で急激にボラティリティが高まり反転する様子を示します。
底値圏、天井圏では利食いの反対売買や新規の売買で多数の注文が拮抗する事でボラティリティが高まりやすくなりますのでボラティリティが高くなります。
このパターンでは買いポジションのトレーダーが潰されてから上昇していくダマシに近いパターンとなっています。
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