【日米株価指数】令和3年1月17日 FXAceのトレード日誌
1月29日 追記17をもって日誌執筆は終了しました。
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このノートでは日米株価指数(基本的には日経平均とS&P500)について
を用いた分析を行い、個人的な感想を書き綴った日誌です。
注1: 当ノートは1月29日まで更新を行う予定
注2: 重要な追記毎に価格を引き上げる予定 (初回購入がお得)
注3: 個別銘柄を取り上げる可能性あり
当ノートは動きがあれば適宜追記(情報のアップデート)を行っています。追記を含めた値段として購入のご判断をお願いいたします。
ファンダメンタルズ
先週気になった指標が2つある。
まずは雇用統計が明らかに悪化している点。これについては前回の日誌でも取り上げた。8日のNFPは14万人減だったが、失業保険申請件数は前週と比べて約18万人増となった。
追加景気対策の遅れ、新コロ陽性者の増加に伴う規制で失業と明らかな理由はあるものの短期的には大変心配。
2つ目は米小売売上高(YoY)
9月6.1%から下降トレンドとなっている。雇用が悪化し、消費も悪化という流れ。
クレジットカートの動向を確認すると、1月の消費は回復している模様だが雇用が回復しているわけではない。追加景気対策で現金給付がおこなわれたので先回りして消費しているということらしい。
先週金曜日の株価指数の下落をファンダメンタルズで説明するのであれば"雇用と消費の悪化"が理由となる。勿論、月曜日が休日(Martin Luther King, Jr. Day)なのでいつもより売りが入ったということもなくはないだろう。
兎に角、雇用と消費が悪化しているので、短期的な調整には注意が必要。
主要各国の陽性者数の推移を確認すると、(一旦)増加が止まっている。
今後の推移に注目
米国
英国
ドイツ
米株価指数 中長期の見通し
7月29日付の日誌に載せた内容の再確認を行う。
S&P500 1972~1992 週足
今回形成された拡大型トライアングルが過去に2回確認できる。トライアングル形成後の値動きを確認する。
日足 1986年 トライアングルを上抜けした後、大きく上昇
日足 1989~1990年 こちらもトライアングルを上抜けした後に大きく上昇
日足 2017~ 従って、今後の値動きは下図のようになる、と予想していた。
中長期のトレンドは大きく上昇するという見通しを堅持。
今後の見通し: 2つのシナリオを想定
1. 1990年前後(拡大トライアングル形成後)の値動きを参考に今後の見通しをチャートにすると下図のようになる。$3565~$3426まで下押しした後に上昇再開。
2. 2016年米大統領選フラクタル
米大統領選投開票前からお世話になっているフラクタルで、未だに否定されていない。
下図は1月3日付け日誌の追記17に載せたチャート
$3750.67まで下落。これは丁度、高値から1.382a=cに合致するレベル。
3本目の緑線の一番下の線、$3758辺りで下げ止まって取引を終えた。
まだ否定されていない2016年米大統領選フラクタルを参考にすると見通しは以下のようになる。
S&P500 4時間足
ダウ30
NASDAQ100 4時間足
何れの指数も2017年前半と比較しているのだが、このフラクタルが継続するのであれば下値を切り下げて上昇し続けることになる。つまり、1月4日に付けた安値を下回らないことがフラクタル継続条件となる。
15日の日経平均についてのツイート。予想通り下落したのだが、今後の日経平均は米株価指数と(値幅は異なるかもしれないが)同じような波動になるはずである。
日経CFD 4時間足
現時点では下図のような値動きを想定。
取引開始後に想定外の値動きになるのであれば追記・ツイートする。
BofA Global Reserch
フロー
非商業部門 S&P500 ネットポジション
-17.6 K vs -34.8 K
ネットショートが減少したが、未だにショートに傾いている。
米マネタリーベース YoY
12月 51%~57%弱
*注 2019年3月から急激に増加開始したので、3月半ばからYoYは減少に転じることになる。
センチメント
Yardeni Bull Bear
3.81 vs 3.44
2016年米大統領選前後に動きに似ている。
BofA Bull Bear 7.1
去年1月の数値と同じ。また、2016年米大統領選前後に動きに似ている。
それではいつも通り、順次追記を行います。
18日(月)
19日(火)
20日(水)
21日(木)
22日(金)
日経CFD FXCM 1時間足
下図のように高値からの下落をwxyとカウントするとしっくりとくる。
w=y手前の28125.08円からかいが優勢となっている。
短期的抵抗(黄線): 28476円 28722円
この抵抗を超えることができれば高値を超えるような値動きを期待。失敗すれば28000円弱まで下押しするような値動きを想定。
約8分後に中国のGDP、小売売上高が発表される。この指標発表後にどう動くのかを注視。
嫌われている米個別銘柄
一番嫌われている銘柄と3番目に嫌われている銘柄保有。1番目に嫌われている銘柄は先週大きく上昇。この中から、今後大きくショートカバーが起こりそうな銘柄を探し当てたい。
追記2の続き
4時間足 28125.06円を割らずにリバウンド。
短期的抵抗(黄線): 28476円 28722円
抵抗を超えることができるか、売り優勢となるかを見ていく。
ロックダウンの効果か、ワクチンの効果かわからないが、米英の新規陽性者数は減少してきた。これは良いニュースだ。
下図は本文に載せた4時間足チャート
2016年大統領選フラクタルが継続中とみている。
2月急落説が囁かれている。米大統領選サイクルや去年2月から暴落したのでそう考えられても不思議ないが、リーマンショック以降の米大統領選(2012年、2016年)の翌年の2月は小さな調整程度で上昇を継続していた。今年もそれらの年と同じような値動きになるのではないかと去年の大統領選前後から発言しているし、今もそう考えている。
30分足 安値から5波の上昇とカウントできる。$3832.72を超えることができれば上昇余地がさらに拡大する。
金融、経済政策、雇用等の指標を確認し、色々なシナリオを想定しながら対応することになる。
追記4の続き
日経CFD 5分足 フラット(正確にはExpanded Flat)とは下図のような値動き。28400円台で下げ止まるなら下図のような値動きとなるのではないかと考えている。
1時間足 28400円台を割れた場合、28000円を試すことになる。これは追記4で言及したこと。
1月 日経平均 騰落率カレンダー
終戦に伴う東京証券取引所再開(1949年5月16日)から現在までを対象
追記5の続き
見通し通り、史上最高値を更新中。
2017年前後 4時間足 今,青矢印の位置ではないかと考えている。
今後も2016年大統領選フラクタルが継続する場合、当時の値動きを参考に今後の値動きを予想すると下図のようになる。
4時間足 4日安値$3664.24から5波の上昇が進行するとみている。
上値目途 $4112.51~$4150.08
完全に一致した値幅や値動きになるとは考えていないので、値動きを見ながら臨機応変に対応したい。
22日の日経平均の騰落率を見ると50%で五分五分。そんな感じの値動きとなっている。現時点、プラス圏で推移している指数はニュージーランド、韓国、マレーシア、ベトナムとマザーズ指数位。
来週の25日から29日までの騰落率はすべて5割強。
S&P500 CFD (FXCM) 4時間足
短期
直近高値 $3868.48からa=cに既に到達している。ここからリバウンドするのか、もう少し深堀するのかが短期的な焦点
短期サポート $3825.88 3812.78
その下は$3780前後となっている。
日経CFD 1時間足
S&P500のチャートを確認すると、今のところ日足レベルでは"Higher Low (安値を切り上げながら上昇)"となっており、弱さは見られず。
これを踏まえると、日経CFDは現在2波が終了したか、もしくは2波調整の途中だと考えるのが妥当か。
理想的な値動きは28535.09円以上で推移し、29000円後半へ上昇。これがメインシナリオ。
2やaを下回ったら、調整が深くなり28000円割れを試すことになる。
今朝発表された12月の消費者物価指数。景気悪化、雇用喪失、緊急事態宣言で需要が抑えられているので致し方ない面はあるが、相当悪い数字だ。自殺者数は増加傾向。特に女性の自殺が増えているとのこと。アベノミクスで女性の雇用者が増加したのだが、今回の景気悪化で解雇され、苦境に陥っているのだろう。
麻生大臣が給付金を否定したと報道されているが、何れやるしかない状態に追い込まれると思うが、国民にできることは声をあげること。地元議員事務所に電話・訪問し、更なる景気対策(減税、給付金等)を訴えると効果はある。
後は、菅総理の決断に期待するしかない。
昨年自殺者、11年ぶり増 コロナ影響か、女性深刻―厚労省速報値
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012200413&g=soc
日経CFD 2を割ったので考えられるシナリオを載せます。
1時間足
丁度、サポートの28476円辺りで下げ止まっている。cを5波とカウントし調整終了。
c波をwxyとカウント。27380円辺りまで調整後、リバウンド。
ここでも下げ止まらない場合は28000円割れへ。
米株価指数は18日安値から新高値を付けたが、日経平均・CFDは14日高値を超えることができなかった。
経済政策の差が出てきたか。
来週の注目指標
26日 CB消費者信頼感指数
28日早朝 FOMC・FRB金融政策発表 Q4GDP
バイデン景気対策
簡潔に言うと、190兆ドルがすべて承認されるわけではなく100兆ドルになるとBofAは予想。GSは110兆ドルと予想している。
フロー
FED バランスシート vs GDP
センチメント
Yardeni Bull Bear
What Direction Do AAII Members Feel The Stock Market Will Be In The Next 6 Months?
CFTC 非商業部門 S&P500 ネットポジション
-1.9K vs -17.6K
ショートは減ったが未だにネットショートの上昇。2016年大統領選後、12月30日にネットショートからネットロングになったのだが、今回は遅れているが動向としては相似している。
S&P500と500銘柄中何%が50DMA以上で推移しているかを表しているグラフ。
1月22日 68.71 低下傾向
017年前半の動きをみると指数は上昇しているにも関わらず、緑線は低下している。これも2016年大統領選前後の値動きに相似している。
NASDAQ100と100銘柄中何%が50DMA以上で推移しているかを表しているグラフも2016年大統領選前後の動きに相似している。
ノイズは沢山あるが、強気を堅持する。
S&P500は追記8の通り、短期サポート圏まで下押しした後、リバウンド。今週上昇が再開するか見ていくことになる。
日経CFD
下図は追記9に載せたチャートだが、w=yの手前から買いが優勢となりリバウンドを開始している。
1月25から29日は歴史的に見て上昇することが多いようなので期待しながら相場を確認していく。
昨夜、急落したが、28400円台のサポート(黄線)が機能し、リバウンド。
日経CFD(FXCM) 4時間足
去年安値からの上昇を確認すると、調整局面はウェッジ(b波)から下離れ(c波)で下落。その後下げ止まり、上昇トレンドに復帰の繰り返しとなっている。今回もそうなるのではないか。
4時間足 その場合どの程度下落するのか?
a波の値幅は879.13円。c波も同程度下落すると考えられるので、b波の高値を28900円とすると28000円辺りまで調整するのではないかと予想できる。
短期的には昨日の安値を下回らない限り、29000円を試す動きとなる。29004.19円を超えることができずに下落する場合は下図のようになると想定。
もし、昨夜の安値を下回るなら調整が早まったという解釈になる。
4時間足 米株価指数は2017年前半に相似した値動きとなっていることは何度も書いてきた。当時の日経CFDの値動きを確認すると現在の値動きにやはり相似していた。
4時間足 ウェッジの大きさは異なるが、値動きは相似している。当時との違いは金融、財政政策の差。
この値動きをメインシナリオをして値動きを確認していくことになる。
今週、29000円方向へ上昇することがあれば、個別も含めポジションを軽くし、調整に備えることになる。
昨夜、指数が急落する前のツイート。休むことも投資のうち。日経CFDがウェッジを形成しているならなおさら取引するときではないだろう。
下図は本文より抜粋
想定通り力ずよく高値を超えてきた。
4時間足 2016年後半~2017年前半
この時期の値動きに値動きが相似している。
今後も相似が継続するのであれば,
今後の値動きは下図のようになる。ターゲットは$14000台。
"Higher Higher/Higher Low"を継続できるかに注目する。
4時間足 NASDAQ100 vs 日経CFD(橙線)
当時、日経CFDは横ばいしている時にNASDAQ100は高値を更新していた。今回もそうなるかもしれない。
日経CFD 1時間足 ウェッジから下離れしそうだが、今のところ踏ん張っている。
1時間足 12月のウェッジ
良く確認したところ波動で期に今矢印の位置かもしれない。
28400円を死守できれば再度28900円を試すことになる。割れたら短期下値目途の28000円前後まで下落することになる。
パウエル議長のQA後の値動きを注視。
パウエル議長が喋ると、売りが優勢になるというアノマリーが今回も発生した。
ショートカバーを余儀なくされたヘッジファンドがいくつかあるということで、損失をカバーするために保有株を売って相場全体を押し下げた、というのが、昨日の下落ではないか。他に理由を上げれば、欧州の経済成長予想が引き下げられたとか、欧州へのワクチン供給不透明問題となるか。
日経CFD 4時間足
ウェッジから下離れし、28000円方向へ下落。下落が少し早まったが、想定通りの動き。
a=c 27993.3円
このレベル前後で下げ止まるか否かを注視する。
VIX 日足
急騰した。短期的には要注意。
週足 2009年安値から2015年高値までの値動きを確認する。
分かりやすいように5波の上昇波動を異なる色で囲った。
それぞれ5波上昇後に3波の調子が起こっていたのだが、その調整は5波上昇の始点を割り込んでいない。(Higher High, Higher Low)
日足 下図は去年3月安値からの上昇。現在ピンク色で囲った5波の上昇が終了し、短期調整が始まったように見える。
$3609.10が5波の始点。このレベルを下回らなければ、問題ないとみている。
4時間足 高値からa=cに当たるレベルは$3707で、もうすぐ下げ止まるのではないか。今夜はQ4GDPが発表されるのでどのような反応になるのか注視。
もし、$3609.10を割った場合、本文に載せた1990年前後の値動きが進行すると考えるが、これを考えるのは時期尚早。
1. 1990年前後(拡大トライアングル形成後)の値動きを参考に今後の見通しをチャートにすると下図のようになる。$3565~$3426まで下押しした後に上昇再開。
Marko Kolanovic Macro, Quantitative, and Derivatives Strategy. J.P. Morgan数少ない信頼している金融関係者
HFsのショートカバーについて説明
米失業保険申請件数
84.7万人 vs 91.4万人 〇
継続申請件数
477.1万人 vs 4974万人 〇
トレンドは減少。良い傾向である。
リーマンショック後の最悪期の最も悪い数字は600万人中盤。2019年は170万人を切っていた。最悪期は脱したが、雇用が回復したとはとても言えない数字。今後雇用が更に大きく、着実に回復するということは、株価にとっても良いこと。
米GDP YoY
-2.5% vs -2.8% 〇
回復が加速している。良い結果となった。
日経CFD 1時間足
黒矢印の位置
このノートはこれで終了とします。ありがとうございました。
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ロビンフッド他のブローカーが昨夜新規買い取引を禁止した銘柄($GMEなど)を取引再開できるようにした。これによりセンチメントが悪化し(おかしな話だが)米株式先物・CFDは売りが優勢となり、日本株も高値から予想以上に売られている。
週末、月末を迎えるため、手じまいフローが入ってきていると思われる。
昨日の安値を割らなければ問題ないが、下回った場合は調整が大きくなる。
日経平均 1時間足
既に昨日の安値を割った。
週末ゆっくりと寝たいため、必要ないポジションは閉じる。
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コトシロヌシの部屋(2023年8月31日更新停止)
シンガポール在住23年目のコトシロヌシが、(マクロ)経済・金融、政治について記した日誌(毎週日曜日19:00投稿)。25回/週程度追記更新…
令和3年(2022年)7月22日付 サポートを頂いた方にはご希望の銘柄についてノートを作成しプレゼント 5000円以上(追記アップデート1週間) 注: 銘柄によってはご希望に添えないこともあり 為替はドル円のみ受付中 10000円以上(追記アップデート2週間)