EAにおけるPF(プロフィットファクター)について
お疲れ様です。
ポルポルです。
今日はEAのアピールでよく利用されるPFについての記事です。
PFの定義は「総利益/総損失(符号なし)」です。
さらに、このPFをエントリー回数で割れば1回エントリーする時の期待値がでます。
ここまではいいでしょうか?
例えばPFが2.00で勝率50%、一回のエントリーに晒す損失率(資産に対する%)を5%で運用したとしましょう。
※バルサラの破産確率的にこの損益率と勝率なら5%でも大丈夫です。
これを初期資産100万円で運用したと仮定します。
この場合の期待値は5万円です。
※簡略化するためこの表現ですが、実際は勝ちと負けを繰り返すため複利ではこうなりません。
週1回エントリーできるとしましょう。
つまり週利5%です。
週利5%の意味が分かりますでしょうか?
excel等で計算してみてください。
1年後には12,642,808円になっています。
じゃあ2年後は? → 159,840,601円
じゃあ3年後は? → 2,020,834,069円
うん、神業ですね。
実際はポジションの制限とかでこう上手くいかないとは思いますが、理論上はこうなります。
さて、ここからが重要になるのですが、投資で勝つのに最も重要なのは、資産管理だと私は考えています。
今回の話で言えば損失率の部分です。
ここが間違っていたら、どんな手法を使おうと負けます。
絶対負けます。
実際にPF2の実力があったとしても負けます。
それはバルサラの破産確率からわかります。
この最も効率的な損失率を決めるには、損益率(リスクリワード)と勝率が必要です。
ここの数字が実際よりも良く見せられていた場合、どうなるかわかりますでしょうか?
はい。破綻します。
開発者の多くは、バックテストでPFを上げるのに躍起になります。
事実、私も最初はそうでした。
というか開発者の多くは、一度はこの道を通っているかと思います。
バックテストでPFを上げれば勝てるようになる!!!!
ところが実は逆です。
PFを上げる事に専念すればする程、長期的な勝ちから遠のきます。
なぜなら、PF等から損失率を計算するので、そこの数値が実際よりも良くなり過ぎていれば、破綻する損失率を採用するからです。
PFはそんなに高くはできないと現実を受け止め、適正な損失率を選択する事で勝つ事ができます。
もう夢を見るのは諦めて、現実的な利益率で夢を叶えましょう。
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