逆張りナンピンEAの検証⑨|SICKS(仮称)Ver.1.01 |マーチンゲール機能の実装

マーチンゲール機能が実装できたので検証結果を載せる。
・仮定投資資金:常に10,000$(単利)
・最大積み数:6段階(6回逆行したら投資資金を損失)
・1回のマーチンによる利益率:1.587%
・想定スプレッド:20pips
・仕掛けルール:上下含めランダムエントリー
・フィルタ:なし

※品質がなしになっているが原因不明(これやる前に確認したら99.90%だったんだけどな~~)

ティックデータを使用し、スプ20で一応のプラスなため、まったく使い物にならないわけではなさそうだが、見ていただきたいのはそこではない。
・注目していただきたいのは、まず勝率(画像の勝率ではない)マーチン1セットで考えた場合の勝率は98.63%だった。
・次に勝ちが続いた時の期間(2011.12~2015.10)約4年、(2020.8~2022.6)約2年。
・一番勝ちが続いた期間の利益は61,236$
・↑を月数で割った時の月利は10%

この結果を見て、何かに気づくだろうか?
あなたは世に出回っているナンピンEAと、このランダムエントリーEAの区別がつくだろうか・・・・
例えば現時点が2014年1月として、公開は2013年1月にしたとしよう。
このEAの紹介はこう書くだろう。

超安定型!!
月利10%!!
過去1年間のフォワードテストにてロスカット一切なし!!!

この時点で嘘は言っていない。
(実際は、月利の部分にロスカットを含めていないため大嘘だが)
さらに、月利の部分はエントリー回数等でどうとでも操作ができる。
ロスカットが続いてユーザーが離れたら、少し仕様と名前を変えて出しなおせばいい。

いかにEA紹介に書いてある情報が糞の役にも立たない事がわかっただろうか?

全てのナンピンEAがゴミと言っているわけではない。
こういった大嘘の宣伝をするEAがゴミだと言っているのだ。

いち開発者としての意見だが、少なくとも10年以上のバックテスト結果が載っている事が信頼できるEAの最低条件だと言っておく。
※過剰最適化の可能性があるため、それだけで安心してはいけない。
1年程度のフォワードテストでは、まったく安心できず、数カ月のフォワードテストなど糞の役にも立たない。


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