見出し画像

【ドル円は何故急に下げ始めたのか】11月27日週振り返りと12月4日週シナリオ戦略①

お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。

最近はレビュー数も増え、
週に100人以上もの方々に
記事にアクセスいただいております。

以前出した記事が好評ですので、
見ていただければ幸いでございます^^

いつもご精読いただき有難うございます。
少しでも良いと思えば、
いいねしてくださると幸いです。

いいねするとちょっとしたコメントも出ます♪
コメント度々変えております。

フォローもお願いします♪

最近は配信できていないですが、
楽しく配信してますので、
よかったら聞いてみてください♪

#023  ファンダ編 『イスラエル/ハマス戦争』③



振り返り含めてご覧いただけると
分かりやすいと思います。



さて、今週の相場材料は、
指標というよりも要人発言でした。
また、年末に向けた動きも強くなってきました。

相場は金利安リスクオンで
待ちに待った株の上昇継続中です。
しかし、少し楽観的すぎる気もしますので、
それについても触れていきたいと思います。


FEDメンバー発言


名前だけで顔がわからないって人も多いので
今回顔写真載せておきますね笑

・ウォラー理事


ウォラーはFEDの中でも
最もタカ的なメンバーの1人です。
そのウォラーのハト発言によって
金利安の目線が多くなっています。

「ディスインフレが数カ月以上続いて
 インフレ低下を確信できるなら、
 政策金利を引き下げ始めることができる」
「利下げは景気悪化への対応とは関係なく行われる」

以上のように、
ディスインフレを前提としていますが、
利下げについて言及しています。


・サンフランシスコ連銀デイリー総裁


レズビアンとしても有名

どちらかといえばハト的なデイリーでしたが
相場の楽観的姿勢に対し注視しており、
ややタカ的な発言をしています。

「現時点では利下げについて全く考えていない」
「FRBが利上げを完了したかどうかを考えるのは時期尚早」


・パウエル議長


70歳のおじいちゃん

ウォラーとは対等に、ややタカ発言をし、
楽観的な市場への牽制をしてきました。

さらなる消費の冷え込みにも
言及しているので今後重要となります。

「インフレを抑えるために必要であれば
 FEDは再び利上げを行うだろう」
「金融政策が十分との判断は、まだ時期尚早だ」
「コアインフレは未だ高く、2%引き下げをもっとすすめる」
「来年は、消費と生産が減速すると予想」

・その他

ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁
「インフレ圧力が続けば再び利上げの可能性もある」

ボウマンFRB理事
「インフレは依然として高い」
「2%の目標へ引き下げるためには
 追加利上げが必要だと引き続き予想している」


・各メンバー発言を受けて

順番的には、
ウォラー⇒デイリー/ウィリアムズ⇒パウエル
の順で発言が行われました。

実際には、年末ラリーや
PCEなどのデータも考慮しますが、

ウォラーハト発言による
金利安の影響が強くでています

金曜夜のパウエルのタカ的な発言には
反応を示していませんでした。

ただ個人的には、
来週もこの流れが安易に継続するとは思っていません。
より金利安材料が必要になると思います。

次に指標振り返ります。


指標

11月30日(木) 個人消費支出PCE

PCE 3.0%(予想3.0%) 前回3.4%
コアPCE 3.5%(予想3.5%) 前回3.7%

市場予測との乖離がなく
サプライズ感はなかったものの、

順調に消費が減速していますので、
市場にとっては好材料となりました。


その他指標

11月29日(水) 米GDP 5.2%(予測4.9%) 前回2.1%
11月30日(木) 米失業保険申請件数 218K(予測220K) 前回211K
       ユーロ圏CPI 2.4%(予想 2.7%) 前回2.9%
       ユーロ圏コアCPI 3.6%(予想 3.9%) 前回4.2%

特にユーロ圏のCPIの弱さが目立ったこと、
オイル減産による不透明さ、傾向後退懸念より
ユロドルは下落基調となっております。



OPEC+減産

インフレ要因にもなりうるオイル高懸念もあるので
この減産に関しては注目が高かったです。

結果として、追加での協調減産は見送られました
しかしサウジアラビアやロシアの自主減産は行われますが、
市場はオイル高の折り込みとして下落しました。

加えて、今後の景気後退懸念もあり
オイルはもう少し下げる展開となりそうです。

次の買いポイントとしては、
短期では70ドルも意識はされますが、
強気の買いは67ドルあたりとなりそうです。

65ドルを割るとかなり景気後退懸念が強いので
CPIや雇用統計等も加味して判断します。




米金利


先ほどの要人発言やPCEの指標、
オイル高懸念の解消より、今週米金利は下げました。
月末や年末ラリーも影響しているでしょう。

今週の2年、10年米金利推移です。
2年金利は4.5%付近まで来ましたね。

2年、10年、30年米金利の
1年間のチャートを見てみます。

米金利1年チャート 2年、10年、30年

10月末より金利は低下し、
金利安を折り込むような動きですが、

FEDは高金利を維持する姿勢を継続しており、
この金利安の動きにも限界があります。

10年米金利が4%は堅いと思いますので
一旦はそのあたりで落ち着くとみています。

あとで12月の利上げはなさそうですが、
年内は雇用統計やCPI、ドットチャートに注目です。

来年の追加利上げも否定できませんので
利下げを議論するには早いと思います。

ただし市場は楽観的折り込んでいきますので
短期的にはもう少し金利安へと進むかもしれません。


米株

米株に関しては、
金利安でリスクオンなので
ダウもナスダックも上昇しています。

相場が待ちに待った金利高の折り込みにより
相場は株高と楽観的でありますが、
好景気ではなく、金利高の解消にすぎませんので
今後の景気後退には注意が必要です

といってもこの話は、
来年以降の話になりますので、
今は注意喚起程度です。

現在は短期的な金利安の折り込みで
年内どこまで株が上昇できるのか
を探っているような印象です。

ダウは最高高値の37000ドルを超えられるでしょうか。
個人的には、年内に大きく抜けるのは厳しいですが
来年には一旦抜けてもおかしくないと思います。
まあなんとなくのイメージです。

日本株

早々と高値を更新した日経ですが、
最近は高値付近でくすぶっています。

日経 1か月推移

米金利安の波に乗れず、
日経は高値で推移しています。

明確な要因はないものの、
年末の相場の薄さ
米金利低下による円安の解消、
来年以降のマイナス金利の解除
来年以降の景気後退懸念

などが影響していると考えられます。

来年の春闘含め賃上げ、消費増により
うまくインフレが誘導されれば
日本株は上昇していくでしょう。

マイナス金利を解除しても
直近のアメリカみたいに
金利を上げ続ける事態にはならないでしょう。

また、新NISAの話がありますが
多くの海外のETFへの投資となりそうですね。
まあこればっかりは仕方ないと思います。

私は、資産を日本株にもある程度割り振っていて
利回りはそこまで悪くないですね。




ドル円

ドル円実質レンジ 146.600-148.800
ドル円予測レンジ 先週お休み
終値 146.800


今週は金利安相場でしたので、
ドル円は下落しましたが、下落幅は約2円
金利差があるので、下げも限定的です。

年末にかけてじりじりと
ドル円は下げ続けるとは考えていますが、
内140円くらいのイメージを持っています。

高値から売っていたドル円も
スワップも痛いので利確してしまいました。
XM極みで何故持たなかったのか、、

3週連続で下げているドル円ですが、
来週も下げるのかについて考えていきましょう。


文章が長くなってしまいましたので、
一旦ここで区切ります。

次の記事では来週の材料把握や
相場分析戦略について書きます。



今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

シナリオを元に
細かな相場感等は
オプチャにて配信しております^^

私主催のFXファンダオプチャ
『FX MAIN ROOM』

FXで勝つための知識やノウハウ
マインドなどをリアルタイムで配信しています。

日頃のfxトレードの役に立つ目線も
無料で配信しております。

是非ご参加ください^^
『FX MAIN ROOM』

いいなと思ったら応援しよう!