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エリオット波動で読むゴールド急反落の真実!米大統領選挙後の予測
投稿内容を大幅に変更しました。
コチラを確認後、記事理解していただけると内容がスーッと入ってくると思います。
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ゴールドのおさらい
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USDJPY月足・エリオット波動分析
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金は急落、米金利上昇を嫌気
今週(11/4─)の米ドル建て金先物は米大統領選挙の直後に急落しました。
インフレ的な政策を掲げるトランプ氏が勝利したことで米金利が上昇。
利息が付かない金には逆風となりました。金価格は過去最高値圏にあったことから利益確定売りも出やすかったとみられます。
ただ7日の海外市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げを受けて反発、2,700ドルの大台を回復しています。
米ドル建て金先物価格の1週間予想レンジ:2,650─2,750ドル
円建て金先物価格の1週間予想レンジ:12,700─13,700円
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*米大統領選後に何故、金は売られたか
5日に投開票された米大統領選後のマーケットでは各資産が大きく動きましたが、下落した資産で目立ったのが金でした。
事前には、トランプ氏が勝利すれば景気刺激策による需要増期待で金価格は上昇するとの見方があったものの初期反応は逆方向。6日の市場では2%超の下落となりました。
金下落の直接的な要因
1つはインフレ懸念により米金利が上昇したこと。金利上昇は利息が付かない金にとってはネガティブ要因です。金価格は金利高の中で上昇してきましたが、過去最高値を連日更新するなど短期的な過熱感もあったことで、利益確定売りが出やすかったと大衆心理から見れます。
トランプ氏が減税や関税引き上げなどインフレ的な政策を打ち出していることに加え、米議会選挙で「トリプルレッド(大統領と両院が共和党)」の可能性が高まったことで、政策が通りやすくなったと受け止められたようです
株高も金の売り材料です。
6日の米ダウは1,500ドルを超える大幅高。
金には株安に備えたヘッジとしての需要がありますが、「トランプトレード」による株高が進みそうだとして、ヘッジ需要を減退させた可能性も考えられます。
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ただ、トランプ氏の政策には両面の効果があります。
景気刺激策は金利上昇要因ですが、経済活動も活発化させ産業用や宝飾用など金需要を高めます。インフレもしくは米金利上昇(米債価格の下落)は米ドルの信認低下と表裏一体だから、代替資産としての金の存在価値を高めることになります。
大統領選挙が終わったことで、選挙自体に対する不透明感はなくなりましたが、前任時には外交でタカ派姿勢を示したトランプ氏です。
地政学リスクの高まりやドル資産の凍結リスクなどに備える動きが、初期反応が一巡した後で強まるかもしれません。
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GOLD月足・エリオット波動分析
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下位足の週足でインパルスが確認できます。
上位足の月足でも26.18%の上昇力を見せて俄然目線は上方向です。
ただ3月からの過熱気味上昇の陽線 → 陰線の兆しが見えてきました。(月足終値でまだ確定ではない)
週足・エリオット波動分析
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黒太線の月足5波を落とし込み、緑太線を週足でインパルスが確認できます。週足でも20.0%抜けの上昇を確認できインパルス上昇力としては一旦、天井とも取れる上昇力でした。
並行チャネルでは5波目処を少し抜けるスローオーバー(延長)を確認するも、今週で終値がやや下回った位置にも見えます。
5MAは完全に下回っているので、やはり僕的には5波終了とし一旦調整に入ると予測しています。
それでは更に根拠探し強固にするため日足(オレンジ太線)に落とし込んで根拠を探していこうと思います。
日足・エリオット波動分析
ここから下位足に落とし込んでEN位置を具体的に探していきます。
決してシナリオ無しに安易にショートで入らないでくださいね。
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