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FXで億トレーダーを目指すために必須の「因数分解」能力

どうも、専業トレーダー佐藤です。

突然ですが、
あなたは仕事を効率的にこなすための「因数分解」というスキルについてご存じですか?

大ベストセラー書籍「鬼束PDCA」という本の中で解説されている内容です。

ちなみに、本の中では「因数分解」について、
こう書かれています。

引用:
私のなかで、鬼速のPDCAとは、運転で例えれば「だろう運転」に近い。「安全運転」がゴールの現実の運転ではNGだが、「最速運転」がゴールのPDCAでは、高い仮説精度で大きな事故を避けながら、アクセルベタ踏みで「だろう運転」をしたほうが当然早く着く。よって鬼速PDCAには仮説精度の向上が欠かせないわけである。そしてその仮説精度を支えるのが『因数分解能力』である。
数学で使う言葉になぞらえているが、要するに、「ゴール」と「現状」を構成する因子をどんどんリストアップしていく考え方だ。因数分解というくらいなので私がいつも使うのは「式」である。

鬼速PDCA/冨田和成

ーーー引用ここまでーーー

つまり、物事を達成したい時には、
その達成に必要な要素を分けて考えていきましょう、という事です。

例えば、上の図をみて下さい。

一番上に「商品が売れない」というテーマがありますね。

その原因を分解して考えていくと、
2段目に書かれた5つ「質が悪い」「高い」「ブランド力が低い」「販売チャネルが悪い」「需要がない」

この5つの要素に分けて考えることができます。

最終的に「商品が売れない」という結果でも、
その原因は需要がないことにある場合もありますし、
需要はあるけど他に安い所があるのが原因かもしれません。

上手くいかない原因を間違ってしまうと、
本当はやらなくてよい努力をしてしまったり、
成果に繋がらない部分に時間と労力を割くから結果が出ない可能性があります。


FXにおいてもこれは同様だと考えています。

僕はこれまで100名を超える生徒さんを一人ひとり個別でみてきました。

そして分かったことは、
各々が全然違うレベルでつまづいており、
自分が負ける原因がどこにあるのかを正確に把握できている人はほとんどいなかったことです。

そもそも、自分が勝てない原因を正確につきとめていれば、
そこを重点的に鍛えるだけで成果はでるはずです。

成果がでない、もしくは十分ではないという場合、
やっていることが成果に直結する所ではない可能性があります。

今日、この記事では、
そうした点を踏まえて、
あなたがどこが原因でつまづいているのか?

本当に取り組むべき要素は何なのか?を明らかにしていきたいと思います。

それでは早速、FXを攻略するために必要な「要素」を分解して考えていきたいと思います。

まず、結論からいうと、
FXには「環境認識」「資金管理」「確率・統計論」

大雑把に言って、この3つの知識・スキルが必要になります。

僕がFXで上手く勝てなくて悩んでいた頃、
上記の3つのスキルの内「1つだけ」を一生懸命勉強していたんです。

・チャートがどのように動くのかを学ぶのは「環境認識」に該当します。

・どのようなエントリー条件が良いか?は「確率・統計論」の知識から決まります。

連続で負けて、毎回口座残高を溶かしてしまうという悩みの人がいますよね。
そういう人は「資金管理」を徹底して学ぶ必要があります。

負け続けて口座のお金が全部無くなるのはエントリー方法が悪いと考えがちですが、むしろ資金管理の方が問題かもしれません。

20回連続で負ける手法でも、実はFXでお金を稼いでいくことは可能だからです。

つまり、
一口にFXで勝てないといっても、

・それが環境認識の分野に問題があるのか、
・それとも資金管理に課題があるのか、
・あるいは確率・統計への理解が足りないのか

理由は様々です。

そして、どこに焦点を当てるべき課題を持っているのかによって、
やるべきことも全然違うわけです。

例えば、環境認識や資金管理はバッチリだけど、
なぜか負けるという人の事例をお話しましょう。

その人が「勉強がまだ足りないから負けるんだ」と言って、
更に環境認識や資金管理を同じ様に勉強し続けたとします。

しかし、残念ながら、
同じことを続けていても、
それ以上急激に上手くなることはありません。

このケースでは、おそらくエントリーする条件が確率・統計論に基づいて用意されていないことが原因です。

なので、環境認識の勉強や資金管理は一旦おいておいて、
確率・統計的に正しいエントリー条件になっているかを確認します。

ちなみに、余談ですが、

エントリー条件は通常、過去の5年、10年という期間で、
繰り返し試行すると一定の勝率に収まるものを使用します。

一般に勝率〇〇%の手法!とかで公開されているものですね。

しかし、これにも罠があります。

手法どおりにやったとしても、
実際に言われているほどの勝率がでない場合があります。

その原因は、

・ある特定の1年だけで計算しているので他では機能しない
・勝率は高いけどエントリーできる場所が少なすぎる
・逆にエントリー回数を沢山稼がないと勝率に収束しない

このような原因があったりします。
だから、そのまま使っても勝てないのです。

僕はこの事実に気が付かず、何年も無駄に手法を探していました。
あれもダメ、これもダメ、もっといい手法があるんじゃないか?
と手法ジャンキーになっていたのです。

自分が使用する際には、
必ず自分の手で過去検証をして確認しなければいけません。

という訳で、
このケースでは環境認識と資金管理はOKだけど、
エントリー条件の確率・統計的な根拠が足りないことが負ける要因になっていました。

上記は一番わかりやすい例として、
エントリー条件の根拠に問題がある場合を挙げました。

しかし、実際にはエントリー条件以外に大きな問題がある場合がほとんどです。

皆さん、自分のエントリー方法が悪いと思い込んでいる事が非常に多いのですが、意外とそうではありません。

僕は普段、多くの生徒さんにFXのアドバイスをしています。
100名以上みていくと気が付くことがあるのです。

それはみんながつまづいているのは、
「環境認識」が圧倒的に弱いから、という点です。

先ほど、エントリー条件がそもそも確率・統計的に優位性が担保されていることの重要性をお話しましたが、

それを最大限活かすためには、環境認識のスキルが必要です。

確率・統計的に優位性があるだけでは、
実際のトレードする時に勝ちを拾える可能性が低いからです。

確率・統計論による優位性は、あくまで一定以上の試行回数を繰り返した場合にのみ機能します。

それが100回、200回とエントリーが必要なら、
狙った結果を出すまでにすごく時間がかかってしまいます。


そこで出番となるのが、環境認識です。

環境認識で相場の状況が読めるようになると、
同じ手法であっても、より勝ちやすい場面を意図的に選択できます。

やはり、人間の目で確認しないとわからない部分もあるので、
単純にエントリー条件が揃ったからインするでは勝てないのです。

確率統計学的に優位性がある手法を環境認識で適切な場面で使用することで、FXは本当の意味で勝てるようになります。

手法自体はすでに世の中に広まっているもので十分であり、
プロでも何か特別なエントリー方法があるわけではありません。

意外かもしれませんが、収益がマイナスの人も、月間で200万円稼ぐ人も、月間で1,000万円以上稼ぐ人も、手法に大きな差はありません。

おおよそ機能するエントリー条件というのは限られていますから、
大抵似たり寄ったりなものを使っているのです。

となると、
やはり差が付くのは環境認識と資金管理です。

むしろ、現実的にはこの2つで負けトレーダーと億トレーダーの違いが生まれているといっても良いでしょう。


次回以降の記事では、
FXで勝つために必要な要素をさらに細分化してみていきます。

今後の記事を読むことで、自分がどこに負ける原因を抱えているのかをしっかりと理解できるようになるはずです。

また、どうすればそれを克服できるのか?を知ることにより、
今後あなたが集中して取り組むべき部分が明確になっていきます。

人間、やる事さえ明確にわかれば、
それを解決するのは簡単です。

FXであなたの最大の飛躍ポイントを知り、
一気に稼げるトレーダーへと駆け上がりましょう!

それでは、次回もお楽しみに!

佐藤


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