「2018年にやりたいこと」を振り返る。
"平成最後の夏"と事あるごとに騒がれた今年の夏、しかし私にとって特別なことは何も起きないまま、焦燥感を含んであっという間に過ぎ去っていった。
街路樹を彩っていた青葉はすっかり朽葉色へ、心地よさを感じさせた秋風も次第に体温を奪うような冷たさに変わり、街を歩く人たちの外套が徐々に厚みを増していく。
今年ももうあとすこし。
あちこちのお店で流れているクリスマスソングを聞くたび、金銀の電飾が施された木々の煌めきを見るたび、浮き足立つ私は自然と歩みを早めてしまう。
それは読んでいる文