私は僕であり、私だがやっぱり僕である
「僕と………付き合って下さい!!」
「え?」
孤独な空間に唯一実在するのは自分の中にいる彼女。
「何を今更言ってるの?」
「え、いや、その…………」
はぁとため息をこぼし、僕の口を利用する。
「けんと、家族がいないし彼女が出来ないからって私と付き合おうなんて気がしれないわ」
「え、あ、、」
「なに?好きな子でもできた?」
「 」
「なんか答えなさいよ、私はあんたが産んだイマジナリーフレンドなんだから隠す必要ないじゃない!」
「それはそうなんだけど、、、っていうかそっちが勝手にいたんだろ?………僕の中に………」
気弱い僕の声に呆れたのかまた、ため息をつく
「もう寝なさい、明日も学校でしょ?」
ベッド上に寝転がってやってくるのは根拠のない将来に対する漠然とした不安としょうもないほどくだらないトラウマ、幻聴、それでも恵まれた環境で救いがあるからこそ生まれてしまう要らない気持ち。
また今夜も恐怖に殺されかけながら一夜を過ごさなきゃ行けないのか。
そんな感情の末なのか、彼女の呆れなのかふとため息が溢れる。
ふと目を開ける、広がるのは朝の一日と何らかわりのない光景、時計を見る。
45:58 45:59
「起きるか…」
ベッドから立ち上がり、背景が吸い込まれ一瞬意識飛ぶ
スタタ…
「待てー!食料ー!」
捕まってたまるか!とりあえず逃げ切らなければ、またあの地獄のような痛みを…
肝が冷える、しかし体は脳の指示を無視する。
「夢だな…」っと走っている体の中でボソッと呟いた。
「よっ!し捕まえた!今度はどうしてやろうか?猛獣に食わしたのも見ものだった、ミキサーもやったしなうーん」
など、彼女?は手帳を片手で広げている
「焼き、やった、蒸しもやった、踊り…懐かしいね」
巨大な生き物はこちらに目を合わして発言権をよこした 「ねぇ?どうされたい?」
「手、離せよ」
「一声がそれ?ここの世界だと私が主体なの、指示はしないで」
「そうですか・・・」
「首でももいでやろかな」
言うなよ冗談でもこえーよ
「あ」て一言を上げると突然やけに広い空間にほうりこまれガシャン!って音し、数秒後に体が熱くなってきた、まさか…
ブウーーン
「さて、逃げ切れるかなー」
まずい、トビラ向かって走るもかえって自分へのダメージが上がるだけだ、駄目だ意識が…
パン!
「あ、人って1000wでやると破裂するんだ…雑巾、雑巾」
湿った柔らかい棘?が強い力で僕を抑え、擦られた無抵抗だが苦しみだけがあたえられる辛さは慣れても2度と味わいたくないものだった、全体がびしょ濡れになったあと痛く重い圧がかかり落とされた。
飛び起きた、横を見ると彼女がいた…
「はぁ・・・」
「何よ?さっきレンジで破裂されたこと根に持ってるわけ?」
「慣れても慣れきれねぇよ…お前に殺され続ける"夢"」
「ここは現実でしょ?」
呆れた、さっさと目を開けてやる
「まだ深夜3時よ?後、今目覚めることは出来ないの」
「!」…あれ?
「さて、どう遊ぼうかしら、どうしたい?ヒーローごっこ?人形で遊ぶ?・・・あ!付き合って下さいなんて私に行ったんだから恋人ごっこにしよう!やっぱりデートよねー!」
「!!!」
プッッ
パチ
「おはよう、神山くん…」
「返して…」
「いいじゃん」
「どうすんの?俺の変わり勤まるの?」
「口だけあんたに権限あるんだから行けるっしょ!」
はぁ・・・「鍵閉めろよ」
「はいほーい」
ガチャッ
ガラガラ
「よう、神山」 「放課後いつもんとこな」
カァーkァー
「よう、神山、あんたの彼女に告れたか?」
「私がそうよ?ええ、確かに言われたわ」
「そんな口調で言うなよ、きめぇよ!」
鈍い音がしたがこっちまで痛覚がとどかない
「こんなやつさっさと土になりゃいいのな!」
「こんな奴、火葬じゃ、もったいないっすよw」
「ほう、じゃぁ何がいいと?」
「・・・」
「・!!」
ギィー
「髪引っ張らないで」
「威勢はいいじゃねぇかお前、いや、てめーらは一人なんだろ俺たちが貰っていくよ!」
「やめt」
「はいかイエスで答えろよ!ゴミが!」
「拒否権なんてねぇよ!」
「はい」
「へぇ~こんな家になってんだぁ」
バキョ
「何を持っていくのですか?」
「さぁ?家にあるもん物色していくんでしょ?」
一通り行動がおわると「じゃ!」と言って帰っていった
ガチャ
「さてごはn…ない…買いに行くかー」