パラレルリセット      1話 平行

 なんとういこともない、俺はとある研究の視察でとある図書館に立ち寄ったときの話だ。俺はそこでいかにも古い書物をてにとったことがある。

 これはこの地球ってところにいるただ一人の主観的な感覚なのかもしれない。

 電車に入ると皆真顔でうつむく便利なもののために、実のところその代償は非常に高いのだがほとんどの者はそれを知らない。
 何事もなかったように持ち場につき役割から抜けた瞬間起きたままのことをその便利なもので自分を隠して皆でなに食わぬ顔で共有する、個人情報は知られたくないといいながら。
 自分に起きたことも一応個人情報ではある、自分の核心部分は知られたくはないのだろう、しかし出している人がいる一つの生物種であればとても一貫性があるとはいえない 

  ある時は何かしらの成果を元から少ない金銭を4割以上を元の場所に返しておきながらさらに残った金銭を娯楽に使い、それでもなお金が足りないSOSを言う、何もへんてつもないごくごく普通の生活。
 この感覚に違和感を抱きふと生きるということは矛盾するということなのではないかと世界のどこかで誰かが思ったのだろう、でないとこの世界がある辻褄が合わない。
 ここは地球ではない何か………

  「こんなの今あるすべての文献になかったはず、もしそうだとしたら………」
 その後、俺は急いで他の書物を読み漁り、関連性がありそうなものを手に取り、持ち帰った………

 一方、世界の中心となる某所でも、動きがあるようだ………
 「ほう、これが…」黒い影が大人の両手手のひらサイズのカプセル上のものを見ていう。
 「はい、これが南極で発見されました危険因子です」その言葉のあとも部下か学者らしき人物が黒い影に説明した。
「大体のことは分かった、誉めて使わす」
 「勿体なきお言葉」
 「褒美は全て終わったあとにな」
 「語意」
 「これで他の勢力は我が手に………」


 

とある大学の放課後のことを


 「なぁ、明日お互い休みだろ?!毎月恒例、焼き肉行こうぜ!焼き肉!当然お前の奢りな」
「おい、先月もそうだったじゃねーか!」
「んー?ナニヲイッテイルノカワタシニハワッカリマセーン」
 白々しすぎるだろ、というか2カ月前もそうだったな、こいつ、半分呆れつつ質問する
「今月は奇数月か偶数か位はいえるだろ」
「きすう?ぐうすう?ナニソレワカンナーイ」
あからさまに知ってる事をわざとらしく返答したので「いい加減にしろ!つうか、奇数、偶然分かんないでよくこの大学にこれたな!」
 とちょっとだけ厳しめにいってみた、自分のなかではかなりはっきりしていはいるが周りには気にならない程度の声でいった
「そ、そんなにいわなくてもいいだろ、別にはいはい、偶然ですよねー分かってるよ今月は俺が払う番だろ分かってるつーの………」
「分かればよろし」
 「ちぇ、行けると思ったんだがな~」
「白々しさが目立ったからな」
「だぁぁ、もう、亮介の連続奢り作戦これで2敗目だぁ」
 何だその作戦は………そうなことを思いつつ翌日いつもの時間に焼き肉屋に行く
 ここではいつも二人の近況報告や雑談をしている
「さて、蓮司最近どうだ?」
「まぁ、ぼちぼちかな?強いて言うなれば最近部活に行けてなさすぎて止めされられたくらいかな?」
「いや、それ全然ぼちぼちじゃない」
笑いをこらえつつ返答した
「そういう、亮介はどんなだよ?」
「また、新しい短編小説を書こうとしてる」
 素っ気なく答えた
 「そっか、亮介はいつも唐突に始めるよな」
「そうなのか?」
 条件反射でかえす、よく考えると、月一だしそう思ってしまう部分があるのは理解できる
「あーあ、亮介と条件が入れ替わった世界が良かったなぁ……… あ、それで思い出した、なあこの都市伝説知ってるか?」
 「都市伝説?」俺は都市伝説とか神は信じないし、興味もないなので俺が小説を書くときは大体、社会的な弱者視点の主観しか書かない正確には自己啓発に相当するものではある。

 「ああ、そっかあんたそういうの興味ないもんな、まぁ聞けよ」分かってるならいうなというものは心底あったが聞くだけ聞いて見よう、そんな姿勢を作る、姿勢といってもいつものラフな姿だが。
 「俺が最近聞いた都市伝説はこの世界が一週間の終わりに毎回、リセットされているって話だ」

 それだけ聞くと全く信憑性ない、一体どこからそんなものがでたのか?そんな疑問を抱きつつとりあえず全部きいてみる。

 「何も全員の記憶や健康状態がリセットされるわけではなく主に常識や当たり前一般人の記憶とかが消えるんだってよ、しかも、それには国際機関が関わっているだってなぁ」
 「だから?」と、とっさに返すと
 「確かめてみねぇか?」
 「は?」返す言葉がこれしか思い付かない万が一それが本当だとしても確かめようがないそれを確かめるとか余計理解が追い付かない
「だから確かめて見ようぜ俺たちで!」
「あ、時間だから帰るわ」
  こんなことに付き合う時間はないのだと思い、帰ろうとすると手を掴まれどす黒い下心満載の声で耳打ちした「これ分かって論文でも出してみろ科学者として受賞されて一気に億万長者だぜ?一生生なにもしなくても食っていけんだぜ?」

 「んなもん、オカルト研究部とかがやりゃいいだろ! 第1にそんなもんどうやって調べんだよ!」
 軽度の怒りと疑問をとっさに投げつけてやった。
 するとフッフッフッと分かってるかのような笑いかたをしたあとに


「ワカラン!!!」



 (だと思った)ある意味お約束の展開この時にでる、特有の間を過ごしたあと蓮司が続ける

 「まぁ、俺たちなら何とかなるだろ?な」
流石にしつこい上にこれ以上いっても仕方ないので頭をかきながら「仕方ない…」というのも人生をとうして都市伝説とかに一切興味なかったわけではなく一時オカルト関係の者にははまっていた時期があった、流行に乗っかったというのもあるがその延長線上のお遊びと思ってやるとしよう。

「よっしゃ!開始や!」
威勢だけは、凄まじいな。

 しかし、さっきの都市伝説蓮司はどこから持ってきたのだろうか?言い方がわるいのだが、蓮司はそんなに情報網があるやつじゃないはず……… 
 そして焼き肉屋を後にし、外にでる
 「で?どうするんだ?蓮司さんよ」 
 「いっただろ?分からんって」
 「たくましい声で弱い発言すな、というより、その情報をどこで知ったんだ?」 
 「え?あぁ、拓也とさ、久しぶりに通話をしたんだ、であいつが研究の一環で禁足地の中にある図書館に行ったんだとよ」
 「ああ、そういえば考古学者とか言ってたなあいつ」
 「うん、であいつが亮介なら証明してくれるだろうから言ってくれって」
 「あいっつ!というよりなんで俺なんだあいつがやりゃいいだろ?」
 「と、というだろうからこう返しといてって言われた、俺が補助するからって」
 未来予知してんじゃねー拓也のやろー
 「じゃ、言うだけいったから俺は行くわ」
 「おい、ちょっとまて」
 「なんだよ?」
 「蓮司もやれって」
  「わかったよ………」
 ため息混じりの声とだるそうな声で返答
 

………

 なんでいいだしっぺがだるそうなんだよ元々は拓也のやつとはいえ、誘ったのあんただろ。
  
 「まぁ、今日は家で拓也と会議だな」
   「そうだな、それじゃ」


その日の夜のこと

 拓也がグループ通話をはじめました 
 蓮司がグループ通話に参加しました 
 「イヤー久しぶりですねー亮介さん」
 「まずどういうことか、説明してもらおうか 」
 「まぁまぁ、そう慌てるなよwちょっとぐらい雑談しようじゃないか!な、蓮司」
 「そうだな、久しぶりだし、全員いいたいことはあるだろ?」
 「まぁ、そうだけど………」 
 「亮介とは月一に話てるからあれだけど拓也の近況は聞いてないなぁ最近どうしてる?」
 「そっかお前らは同じ学校だもんな、俺だけ考古学で忙しいかったから近況は話してなかったもんなー俺はこの国の禁足地を研究してるのは言ったけど主に何をしてるのかは基本禁句なんだ国際発表がでたらまた別だけど」
 「じゃあ、その話を持ってきた?まさか、それに没頭しすぎてそれしか話す内容がないとかじゃないだろうな!?」
 「ごもっとも!」
 ずこっ!
 「本題がそこにあって」
 「「いや、禁句じゃん」」
 「というは一般的な話、お前らは特別許可を取っておいた、そっちの学校にも許可をもらってる、明日に俺の家にこいよ!」
 「は?もういやな予感しかしないぞ?」
 「おーい、心の声でてるぞー」
 は!俺としたことが!
 「つうかさ、なんで俺なんだ?」 
 「それは、また話す」
  「とりあえず明日の何時にいけばいい?」
 「午前の11時くらいでいい昼飯は出す」
 「………、わかった」
 「明日の11時なよっし決まり」
 「じゃあ、話も決まってきたし終わるか」
 「そうだな、また明日な」

翌朝
 AM.11:00

 「2年ぶりだなー、全く変わってないなー」

 
 蛇足だが、拓也の家は一軒家で、1LDKということだけ言っておこう

  「よし、集まったな行くぞ」
 拓也の車にのり、禁足地にむかった
 「考古学者ってどんな生活してるんだ?」
 「現地に向かって、現地ある資料をもとに 仮説を立てる、それを幾つかの検証を元に歴史を明確化する」
 「へぇ、年収は?」
 「いや聞くとこそこか?」
 相変わらずデリカシーないな蓮司は
 「そんなにないよ大体50万くらい経費や源泉徴収を差し引いた額だけど」
 「まじか!何を食ってるんだ!?」 
 「一食に絞ってやっている、食べてるのは適当な野菜と納豆、時々海藻ぐらい」
 「一日一食とか考えるだけではらがへるー」
 「意外と腹減らんよこれが、寧ろ調子いい くらい」
 「うっそだぁ!」
 「ほら、そろそろ着くよ禁足地」
 「証明書を………」
    「はい」
 「あ、お待ちしてました、後ろの方も聞いてないおります」
 車を降りるとそこにはなんと美しい………今にない和風というものを彷彿させる景色がそこにはあった。
 木々は赤く燃え、見たことないような鮮やかさでそこにそびえ立つ木でと石で出来たような奇妙な建物の造り等に感動を覚えつつある
 俺はそっと息をのみ          
 「なんだ、ここは………」
 「禁足地、またの名を初終0:00」
 「…」
 ここで起きた出来事は敢えて何も公言はしないが一通りの出来事が終わり、家に帰って今日を振り返り眠りについた
 


翌日


 「あれ?昨日何をしてたんだっけ?確か昨日、誠太にあって………」
 

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