ママなにやってるの? 4
☆ママはトレーナー 猫の僕らの観察日記☆
最近、とうさんとママは、8時間ファスティングなるものをやっていて、朝ごはんを食べなくなった。
おかげで、ママの午前中はのんびりになって、9時頃のこのこ起きてきて、やおら洗濯をしたり、ヴァイオリンの練習をしたりしている。
とうさんは、朝の7時から在宅で仕事、なんて時もある。
コロナになって以来、ずーっと家にいるとうさん。最初はやや緊張していたママ。今ではお互いに慣れて、ママがトレーニングの勉強会に行ってる時には、とうさんがママよりも家事をしてたりする。
えらいよなあ、とうさん。
ママは、トレーニングで自分の体がまず変化するのが、面白くて仕方がない。
そして、勉強してきた技術は、その晩早速とうさんに施してみて、反応を見ている。「どう?気持ちいい?」なんて聞いちゃってさ。「うーん、ふーん。」って気持ちよさそうなとうさん。
僕らが赤面しちゃうよ~。
とうさんの姉さん(ママととうさんが留守の時には僕らの面倒を見に来てくれる)も、肩コリがどうにもひどくて、痛いんだって。
楽ちん枕をすすめられて、最初はあまり乗り気じゃなかったんだけど、最近少しずつやってくれるようになったら、だんだん楽になってきたって!すごいよね!
ママはすごく喜んでいた。お姉さんまた来てください。今度は〇〇しますからって。
ママはなにより、人の体を見るようになった。オーケストラのコンサートに行っても、奏者の体を見ているほうが多いかもしれない。そして、なるほど、ああいう動きをするから、それで体が固まって、ああいう弾き方になって、なるほど~!と自分の練習の参考にもしてる。
できれば、少し体緩めませんか?って声をかけたいんだけど、これが、なかなか難しい。
最近は、お気に入りのカフェで、バリスタの女性が、手際よく珈琲を入れているのを見て、彼女が「体全体を使って」一杯の珈琲を淹れているのを見て、本当に感心した。
彼女の珈琲はだから美味しいのかな。体の使い方で、柔らかい珈琲の味が出ているのかもしれない。
体が柔らかい、体の使い方を知っているってことは、自分の体を大事にすることだよ。
ママが僕らを撫でてくれる手は本当に優しい。
夜中、ふっと目が覚めたママが、窓越しに夜中の街を見ているときがある。静かな時間だ。僕らは寝ている、だけど、半分起きてもいる。
一人で星を眺めているママは、多分幸せだと思う。
僕らも幸せだよ!カリカリをもっともらえたら、もっと幸せなんだけどね!
じゃあ、またね。
読んでくれて、どうもありがとう。みゃーん。