一次終了から始める?! 電験二種二次限界チャレンジ
Q0: ようこそ二次試験へ
一次試験を終えたみなさま、お疲れさまでした。
そして、ようこそ。ここからが本番です。
というのも二次試験は記述式。
一次のマークシート式では「分からない箇所もとりあえず塗っとけ!」作戦が使えますが、記述式では無効です。
運要素を排除した実力100%のガチンコ勝負です。
「一次試験のアドバンテージがある?」
残念ですが二次試験は一次試験と別科目と思ったほうが良いです。
つまり、
参考書によるインプット→過去問によるアウトプット
の作業が必要になってきます。
しかも残された時間は3ヶ月弱。
無策で挑んだら結果は明らかです。
本記事はこの限られた時間で少しでも合格の可能性をあげるべく執筆しました。
読者の方の努力が少しでも実を結ぶことを心よりお祈りいたします。
Q1: 一次落ちそうor落ちたんだけど?
一次試験の週明けに模範解答が公開されます。
通過が濃厚な方はいいのですが、問題はそれ以外の落ちそうor落ちた人です。
そのような方も受かったつもりで二次対策をしてください。
実は、一次の合否が出るのは二次の1ヶ月弱前。
さすがにここから二次対策をするのは無理です。
また、電験二種を受ける以上いずれは二次対策に立ち向かわなければなりません。
それならば悔しさが残る今こそ一番の始めどきではないでしょうか?
Q2: 二次試験とは?
二次試験は電力管理と機械制御の2科目で構成されています。
それぞれ選択問題方式、一問あたり平均30分掛けて答案を作成する形になります。
なお、一次と違い科目合格の制度はありません。ざんねん。
Q3: 勝利条件は?
二次の合格判定はちょっと特殊で
となっています。
例えば、
電力管理:120点
機械制御:0点
これは不合格というわけです。
個人的には、捨て科目/問題を作るなというセンター側のメッセージなんだと思います。
Q4: 計算or論説?
二次の学習においてよく上がる議論その1。
「極めるべきは計算か論説か」
筆者は「どちらかと言えば計算。でも論説を捨てるのは修羅の道。」というあえてどっちつかずなポジションを推します。
例年、各科目の計算/論説の出題割合は
くらいで遷移しています。
この時点で論説一極集中は候補から外れます。論外です。
では計算一極集中は?
そんな人が計算3問/論説3問の年にあたった場合、電力管理3問と機械制御2問の合計150点から108点をもぎ取らなければいけません。割合で言えば72%。これはこれで修羅の道。
以上を考慮すると、計算を頑張りつつも論説を捨てられない、どっちつかずな形を取らざるを得ないのです。これが現実。
Q5: パワエレは捨て問?
二次の学習においてよく上がる議論その2。
「パワエレは捨て問か」
筆者は答えます。
「それを すてるなんて とんでもない!」
機械制御は4問出題されるのでパワエレを切ると残り3問。
うち1問で変な問題が出たら?
その瞬間に選択問題なのに選択権を失います。
しかも機械制御は1時間しかありません。
ただでさえ時間がシビアなのに精神的にも追い詰めるの?
縛りプレイかな???
せめてチョッパくらいはかじって良いんじゃないかなぁ。。。
以上が二次試験の概要とそれに伴う筆者の見解です。
さてぼちぼち始めましょうか。二次試験対策。
Step0: 想定したモデルケース
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