Twitterでミニストーリー

１１月２２日、２３日の二日にわたり、Twitter上で行ったアンケートを使ったミニストーリーです。アドベンチャーブックのように、皆さんからの回答を採用しつつ、深沢が即興でストーリーを紡いでいきました。

実は、ラストで、皆さんが選んだ結果、一度バッドエンドになってしまったのですが、翌日やり直してちゃんとゴールしました。

谷子さんがかわいいルーミィのイラストを描いてくださいました。これからでも描きますよという方、他にもいらしたら、どのシーンでもいいです。アナログでも白黒でもいいので、私のTwitterにDMくださいませ。

砂の塔クエスト

今日はオーシから買ったクエストに出かけていた私達。
エベリン近くの砂の塔へ行くってことで、結構本格的！
さて、どうやって行く？

金欠の私達、砂漠を行かなくっちゃいけないというので、ちょっと悩んだんだけど、結局ヒポちゃんに乗っていくことに。
砂漠には怖いバジリスクもいるっていうし……大丈夫かな？
ト「ま、なんとかなんべ」
ク「いざという時のため、ルーミィはブリザード魔法がすぐ言えるようにしなきゃな」
ル「クリントーン！！」

ヒポちゃんを砂漠のどこかに置いていくのは心配だから、まずはエベリンへ。
ついでに、食料なども調達しておいたほうがいいよね！
さて、どこへ行く？

マ「パステルー！！！」
パ「マリーナー！！！」
大親友のマリーナとぎゅうぎゅう。ヒポちゃんを預かってもらうことになった。
キットンは薬屋さんへ。クレイとノルは食料調達。トラップはどこか知らない。
わたし、ルーミィ、シロちゃんはマリーナの店で洋服を買うことになった。何を買う？

ルーミィにぴったり、ピンクのオーバーオールにはポケットがいっぱいついてる。
そこに、キットンが大慌てで戻ってきた！

なんとなんと！このクエスト、制限時間が決まってて、その砂漠の塔には午後３時までしか入れないし、終了も３時間内じゃないとダメだっていうの！
大急ぎでみんなを集めなくちゃいけない。

トラップは案の定、カジノにいた。
ト「ばぁーか！やっとツキが来たってのに、今更やめられっか！」
ク「おまえ、『今更』ってことは、すでにそうとうつぎ込んでるな？」
問答無用、クレイはトラップの首根っこを掴んで、引きずって外へ。
文句を言うトラップには構わず、砂漠の塔を目指すことになった。
しかし、そこに小さなおじさんが！

トムと名乗る小さなおじさん（ルーミィよりちょっと小さい）が走ってきて、トラップに抱きついてきた！
ト「おぉわっ！」
トム「先ほどは本当にありがとうございました！」
どうやらカジノでボロ負けしていたトムさんにお金を貸してあげたらしい。

トムが口笛を吹くと、空の彼方から巨大な鳥が現れた！
トム「さぁ、乗ってください！」
鳥の背に乗せてもらった一行。ひとっとびで砂の塔へ

塔があるという場所にマントを羽織った男が立っていた。
マ「時間ギリギリだな」
ト「間に合ったんだから、入れろよ！てか、塔ってどこにあるんだ」
男は無言で後ろを指し示した。
幻のような塔が砂塵の中に浮かび上がる。
「時間内に戻らねばおまえたちも砂となるぞ」

もうちょっと交渉したほうがいいという意見から、マントの男とトラップが交渉を始めた。
しかし、どうにも平行線。
キ「まずいですね。どんどん時間が経ってます」
その時、クレイがとんでもないものを見つけた。

ク「トラップ！！」
ト「は？」
振り返ったトラップの首にマントの男の手がかかった。
なんと、手が八本！？
しかも、その顔が砂のように崩れ、体も見る見る大きくなっていく。
トラップは身軽に避け、その場を転がった。

クレイはシドの剣を横に持ち風のように走っていく。
午後の光を受けた剣は銀色に輝く。
剣をふりかぶり、マント男の脳天に打ち下ろした。
マ「ギャッ！！」
断末魔の叫びをあげ、モンスターと化したマント男が倒れこんだ。

シロちゃんが熱いのデシを思いっきり吹いた。
トラップは捕まったまま、そしてクレイまでも捕まり、二人とも火だるまに……！！
残念！！バッドエンドです。
明日やりなおしますか？

電光石火。ノルが駆け寄り、トラップを強引に引っ張り、救出。
全員無事なのを確かめ、留めを刺そうとしたクレイにモンスターと化した男が襲いかかった。
四本の腕で喉を締め付けたが、その時、シドの剣が光った。
あまりに眩しく何が起こったかわからなかったけれど、目を開くと、
そこには砂塵になり崩れ落ちた男……そして、なんということだ？
砂の塔も同じく消え去ったのである。

パ「クレイ！！　大丈夫？？」
駆け寄ると、クレイは喉を押さえながら咳き込んだ。
「だ、大丈夫だ……」
みんな呆然として、跡形もなくなり風が吹くだけの砂漠を見つめていた。
しばらくして、トラップが言った。
ト「ち、とんだクエストを掴まされちまったぜ。オーシの奴に文句言ってやる！」