おっかなびっくりの育児
子育てって、ほんとに、親子の数だけ、やり方ってありますよねー。
わたし、娘が生まれたばかりの時、焦ってしまいました。
あれ??
マニュアルってないの??って
もちろんですね。ちゃんとお母さん学級みたいなのにも出席してたし、病院の指導も受けてましたよ。
だけど、だけどです。
実際の赤ちゃんっていうのは、そりゃーもーちっちゃくて、あったかくって、もろそうで。赤ちゃんを前に、すごく緊張したのを覚えてます。
間違えて落としでもしたら?とか。いきなり責任重大過ぎませんか?
想像していたものとだいぶ違う!!
初めて自宅でお風呂に入れた時……。
緊張しきった顔で無言で実行。絶対失敗しちゃだめって思うから、ガッチガチです。
でも、赤ちゃんはむずかって、身をよじるし、泣いちゃうし。うまく指導された通りにできないんです。そりゃ、相手は生き物。研修の時は等身大のキューピー人形でしたもん。
ちっともうまくいかず、赤ちゃんは大泣きするし、途中で中断してしまったし、涙がぽろぽろ。
でもね。ふと思い出したんです。
犬のお世話をするアルバイトをした時、「これからお湯かけるねー」とか「石けんつけるよー」とか。相手が犬でも話しかけながらやるとうまくいったことを。
そうか!
赤ちゃんだから言葉もわからないだろうと思って無言だったけど、話しかけながらやってみたらうまくいくかも!
で、試してみた。
「さぁ! お客さん、いらっしゃいませいらっしゃいませ。
さてさて、お服をぬいでいただきますよー!
きゃー、もっちもちのツルツル!素敵!!かわいい!!
さぁ、ガーゼをかけて、そーっとお湯に入っていただきますよ!
ゆっくりゆっくり。
いかがですかー??
おお! いい感じ?
気持ちいいでしょー?あったかいとねー、リラックスしますよねー
わたしもお風呂大好きなんですよー!
お客さんもそう? それは奇遇です!」
みたいにね。どんどん、口から出任せで、明るく楽しく話しかけながら(パチンコ屋さんか、通販番組かというくらいに)お風呂に入れてみたんです。
すると、娘は全くぐずることもなくって、不思議そうにわたしの顔を見つめ、お風呂も気持ちよさそうに、目を閉じちゃったりして。成功です。
うれしかったなぁ・・・
子育ての本みたいなのを何冊か買って読んでみたけど、みんな書いてること違う。
しかも、その時その時の流行というものがあって、それもすぐ変化してしまうんです。
うつぶせ寝が大流行だったのに、何ヶ月か経つと、突然死につながる恐れがあるのでナシになるとか。
聞けば、母乳じゃなくて、人工乳のほうがいいという時代もあったそうですね。
結局、本は全部ポイッポイッポイッ!
自分の好きに、決めた方法でやってみることにしました。つづく~