子どもを一人の人間として接するとは?小学生の場合①
小学生の場合でも、基本的には考え方は同じです。
子どもの意思を尊重する、というスタンスです。
小学生になると授業が入ってきて、集団生活を送る上でのマナーやルールが出てきます。
でも、そこでも子どもたちが自ら行動をするまで待ってくださいます。
例えば、学び合いの授業では、子どもが自ら学ぶ姿勢がないと難しいので、そういう場合、手取り足取り環境を用意してじっと見守って下さいます。
基本的には、子どもたちが自ら考え、行動するので、各行事の運営も子どもたちに任されます。
運動会や学芸会、各合宿も実行委員が中心になって行事を作っていくので、失敗することもあるかもしれません。
でも、失敗をしたとしてもそこから学べば良いというスタンスなので、とにかく子どもたちにやらせてみるのです。
コロナ禍で、各行事のあり方が問われる場合でも、学校が一方的に実施、中止の判断をするのではなく、子どもたちと一緒に試行錯誤して考えるのです。
こしうてどんな子どもでも意見が自由に言えるという経験を積んだ子どもたちは、どんな場所でも臆することなく、堂々と自分の意見、考えが言える子どもになるのだと思います。
第1子が中学生の時、京都大学の公開講座に参加したことがありました。
もちろん、中学生にとっては難しい内容でしたが、第1子は自分なりの問いを見つけ、質問したそうです。
きっと小学生の時の環境が、自由に自分の意見、考えを言える子どもを作ったのだろうと思った出来事の一つでした。