読書の日記(4/29-5/5)
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4月29日(月)
午後、ご飯と納豆とキムチの食後、遊ちゃんが帰ってきた直後、蟻の駆除の業者のおじさんが来た。また窓際に蟻が出るようになってマステで塞いだり遊ちゃんがコンバットとかハーブの香りの何かとかを買って対策してくれたりしつつ大家の千葉さんに連絡したところ蟻駆除業者を送り込んでくれるということでその人がやってきて、駐車に手間取ったあと、玄関で遊ちゃんと話しているのが聞こえて行くと何か険悪な空気を感じた。大ベテランの長身痩躯のそのおじさんはこっちは早く処理してほしいと言われて来たんだけれどもと何か不満そうで、今日は見るだけなのかと思っていたら今日その許可が千葉さんから下りるならば今日駆除までするということで、遊ちゃんは1時間後には家を出なければいけなかった、僕はなんの用事もない木偶だった、だから時間は大丈夫だと言い直し、おじさんは言葉の取り決めを大事にする人のようでさっきは急いでほしいと言っていたけれどなんで変わったのかと詰めてきたので、そのわけを説明することになった。それからおじさんが家に上がってきた。虫眼鏡を持っていた。
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