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読書の日記(12/16-22)

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12月16日(月) 

電車に乗ると向こうのほうから子どもの声が聞こえて、「疲れちゃった人?」と誰かに尋ねていた。僕は眠く、ツイッターの本を読みながら出勤。

早めに動き出して味噌汁とショートブレッドを仕込み、朝ごはんはカレーになった。すこぶる暇な月曜日となって12月のフヅクエが暇すぎる。誰もいない時間が長く続いた。心細い気持ちが強まっていくのを感じる。心細い。人はひとりでいるよりも人といるほうが心細さを感じやすいと思っているが、ひとりはひとりで心細い。心細さから逃れる術なんてないのかもしれない。心細く、そして惨めだった。半端な形のショートブレッドを食べようとつまんだら指からすり抜け、床に落ちたショートブレッドを見、「わあもったいない」という気の抜けた声が自分から出て、その声が自分の惨めさを増長させそうな気配があって「やばいやばいやばいやばい」と言ってかき消した。

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