読書の日記(10/21-27)
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10月21日(月)
店に着いたのは10時ごろで昼番だった。コンスタントにお客さんのある日でてきぱきと働いて、働きながら、投稿に位置情報を追加できるようにしたい、と考えていたら緊張を覚えた。早くそれしたい、という緊張だ。6時に田村くんと交代でこの気持ちを伝え、でも今日は溜まっているメールの返信とかをやるんだ、強い気持ちでそれに取り組むんだ、と宣言すると出た。
それで館に行ってホットコーヒーを頼み、家や店ではまだアイスコーヒーをつくっているが館ではホット頼む率が上がってきた。元気な音楽を聴きながらメール返信をやろうと思って探していると特に元気ではなかったがフランク・オーシャンが出てきて、そこからふと思い出してリアーナの『ANTI』を聴くことにした。このアルバムはほんとすごい。何度聴いても感動する。この作品と結びついているのはトラヴィス・ソーチックの『ビッグデータ・ベースボール』で副題は「20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法」で神山町のベローチェでこれを聴きながら読んでいたら感動して涙を流していたその時間だ。ということを思い出したのはこれを書いている今のことで、館ではリアーナが歌い始めると今日すべき連絡をリストアップし、それからヨーイドンという感じで始め、やっていった。
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