読書の日記(10/14-20)
書籍版新作『読書の日記 予言 箱根 お味噌汁』『読書の日記 皮算用 ストレッチ 屋上』が発売中です。
日記はメールマガジンとしての配信もしています。毎週土曜日発行、月額880円です。ご購読いただくと過去2ヶ月分がおまけで読めます(お得!)
10月14日(月)
祝日。めでたい!
遊ちゃんがどこかに用があるとかで一緒に出て日差しが強かった。隣で遊ちゃんが日傘を差すと目の高さに傘の、露先というらしい、つゆさきだ、それが来るのでおっかなかった。離れて歩くか閉じるかだ。閉じたがやはり日差しが強かったので差し、少し離れた。
店に着くとアイスコーヒーをつくっていくつか準備。今日は昨日やおとといと比べると余裕がある感じで、朝ごはんの準備をしていたら前田さんが来たので和え物をつくってもらったり。
開けると順調にお客さんがあるが余裕を持ってこなし続け、夕方にシンクの左側が突然詰まって対応を余儀なくされた。何年かぶりに排水管の中をずぼずぼ挿すやつを使うがまったく水は引かず、10分やって進歩なく、5分静観してから再開すると成功してビニールみたいなやつが取れた。これで管がぴっちり阻まれていたからビタイチ水が引かなかったようだ。おぞましい何かが形成されているとかではなくてよかった。
ずぶずぶ挿すやつ、パイプクリーナーワイヤーみたいな名称なんだろうか、それを洗って束ねるためにしゃがんでいると田村くんと野口さんが厨房に来ていて、見上げながらあいさつをした。ふたりとも黒ずくめの格好だった。その黒の中に見える野口さんのTシャツと田村くんの襟が似た色で差し色まで揃えてきたか、と思ったら田村くんがエプロンをまとったので様相はがらっと変わった。グリーンエプロン。野口さんはエプロンをしても黒くてブラックエプロン。ふたりともスタバで働いていた人なので、僕もそうなので、だから3人でうっひっひと笑った。笑い終えると僕は出た。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?