シェア
ナザレナス🍆東方デフォルメ立ち絵配布中✨✨
2022年8月23日 13:29
「ふぅ……結構歩いたな……。」「そうですね……。」「疲れたか?」「はい……少しだけですが……。」「じゃあさっきの休憩所に戻るか?」そう提案するとサーシャは小さく首を振る。「いえ、そこまでする必要は無いと思います。まだ時間はありますし……。」「そうか……でもあまり無理をするなよ。」「ええ、分かっていますわ。」そう言うとサーシャは再び歩き出す。そんなサーシャを見て、ケントは思うの
2022年8月23日 10:59
ユバの話が終わると、今度はタツヤが話し始めた。「俺の名前はタツヤ! 勇者だ! いつか魔王を倒して世界を救うんだ!」タツヤの言葉を聞いたケントは思わず苦笑する。「……まあ、お前はそういう奴だよな。」「あ、そうだ!お前は魔王を倒すんだろ? だったら俺たちと一緒に来ないか?」タツヤは唐突にケントに向かってそう言った。「……は? 何でだよ?」「だってお前は仲間がいないだろ?」「うぐっ……」
2022年8月22日 20:18
あれはまだワシらが幼い時だった。ある日突然両親が家を出て行ったきり帰ってこなくなった。それからというもの、ワシと妹は二人だけで生きていくことになった。幸いにも働き手を失ったことで生活に困窮することはなかったが、それでも子供二人で生きるには厳しかった。そんな中でも何とか今までやってこれたのは、妹の頑張りのおかげだろう。妹はとても明るく元気な性格をしており、いつも笑顔を絶やさなかった。そん
2022年8月22日 20:14
ケント「俺の名前はケント。へイワー村という村に住んでいる。」ケントが何か言いかけると、シーナの後ろに隠れていた小さな女の子が顔を出し、大きな声で自己紹介を始めた。「わたしはねー! ククリって言うんだよー!」ククリと名乗った少女はニパッと笑うとシーナの後ろにまた隠れてしまった。それを見たシーナは苦笑しつつ、今度は自分から話しかけた。「私はシーナよ。よろしくね、ククリちゃん。」「うんっ!