GEARLOOP MARKET 2023で出会ったもの
10月21日、22日に代々木公園で開催されたGEARLOOP MARKET 2023に行ってきました。
GEARLOOP MARKETはアウトドア業界で活動するプロが出店するフリーマーケットで、店舗ではなかなかお目にかかれないものもあるとか、ないとか。
いざ会場へ
どれぐらい人が来るのかな、とのんびりと会場に行くと、かなりの人出!
ドーナツも売っているし、食べながらゆっくりと見て回ろうという目論見でしたが、ムリムリ……。
そんな中でもあちこち見て回ると、面白そうなものや欲しいものがチラホラと並んでいました。
リユース品だけあってお値段はお手頃。
当たり前の話ですが、現品限りなのでこの場で買えなければもう一度出会える可能性は、ほぼゼロという品物が大半です。
購入を迷った品物の中で、最も後ろ髪を引かれる思いだったのがサイズが合わないという理由で購入を断念したベアフットシューズです。
公式サイトでの公式販売価格は13,200円(税込)!
安すぎて怖いぐらいでしたが、実際に履かせて頂いた感じは良好で、販売していた方は気さくにベアフットシューズのイロハを伝授してくれました。
サイズが合わなくて、とお断りする私に「MERRELL(メレル)なら、いろんなお店にあるから初心者にも見つけやすいよ! 良かったら試してみて!」と、0.5cmに泣いた私に最後まで優しくアドバイスしてくれました。
その節はありがとうございました。
最終的に選んだもの
在庫のある店舗での買い物とは違ったフリーマーケットらしさを味わいつつ、結局購入したのは2点。
そのうちの1点なのですが、ところでこれ、何だと思います?
引っ張ってもしょうがないので答えを書きますと、これは「爪切り」です。
5cmという全長でコンパクトに収まった姿に、店先を覗いた私は正体が分かりませんでした。
お店のお兄さんにお伺いすると、目の前でぱかっと展開して爪切りフォルムにチェンジしてくれました。
エマージェンシーキットに同梱できるサイズの小さい爪切りを探していたので、即決で購入!
価格も500円とお安い。
そして、「良いもの買えたなぁ」といい気分になれたのが、subtle voice(サトルボイス)のビーニーです。
店頭にはなんと、subtle voiceのディレクター・塙健一朗さんがいらっしゃって製品について色々と教えて頂きました。
「こんな機会滅多にない!」と食いついた私は、さぞ迷惑な客だったでしょうが嫌な顔一つせず、にこやかに教えて頂け、大満足状態で購入。
購入してから一週間。
外で被るには暑い気候でしたが、可能な限り使用した感想としては「薄くて軽くて暖かい」と三拍子揃った感じ。
店頭で試着した際には締め付けがキツイという感じでしたが、「最初はきつくても、被っていると馴染んできますよ」という言葉に偽りはなく、2日程度で違和感は解消されました。
ウール特有のチクチクが苦手で、セーターもいまいち好きになれない私ですが、このビーニーは着け心地が良好!
耳まで覆っても鬱陶しい感じがなく、薄いので帽子の下に着用してもゴワゴワしないのも好き。
ワンチャン寒いかも、という天気でも鞄やポケットに忍ばせておける薄さ・軽さは驚きの一言です。40%OFFで購入できたのは本当に幸運でした。
他にはシャツも販売していたのですが、そちらは購入しませんでした。
サングラスを落とさないポケットの工夫を実際に見れたり、肌触りなどを確かめたりできたのですが、大物買いをする予定がなかったので予算オーバー!
実際の販売価格と比べるとかなりお安かったので、買えばよかったと後悔しました……。
subtle voiceはカタログにも一工夫あり
ここからは表題でもあるGEARLOOP MARKET 2023と関係は薄くなってしまうのですが、subtle voiceで頂いたカタログについて語らせてください。
写真は全てディレクターである塙さんが撮影し、デザインも行っているとご本人からお伺いしました。
製品のディレクションだけでなく、写真やカタログのデザインもできるというマルチな才能に憧れてしまう!
そして、GEARLOOP MARKET 2023で配布されていたsubtle voiceのカタログにも、デザインだけでなく「読んでほしい」「簡単には捨てられないものにしたい」というアイディアが詰め込まれていました。
捨てられないカタログ
カタログ小冊子を綴じているのはホッチキスの針等ではなく、ゴム紐。
結んだ部分が飛び出していて見た目にはちょっと目立つかな、という程度ですが、完全に綴じられていないという部分がポイント。
もちろん、中身はカタログとしてきちんとしています。
GEARLOOP MARKET 2023で販売されていた製品が網羅されており、ユーザーが欲しい情報もバッチリです。
そんなカタログ小冊子は配布されており、持ち帰ることが可能でした。
ところで読み終わったカタログは、皆さんどうしていますか?
捨てていませんか?
subtle voiceのカタログは捨てられない工夫が施されていたのです。
ゴム紐で綴じられたページは分離し、使用されている写真がワイドサイズで鑑賞できます。
通常、カタログは使用されている写真などが気に入っても、読み終わった・情報が古くなったという理由でいずれ廃棄されてしまいます。
私のように仕事柄あちこちで「カタログを頂いてもいいですか」と聞いて回る人間なら尚更です。
一方のsubtle voiceのカタログは「捨てるには惜しい」と思わせてくれる稀有な存在。
subtle voiceのカタログ小冊子なら分割できるので、気に入った写真を保管し、飾ることも可能です。
私はどれを飾ろうか悩んでいて、まだ実行できていませんが、額縁を買ってきて早く飾りたい!
もちろん製品にも注目したいsubtle voice
私はsubtle voiceについて、GEARLOOP MARKET 2023で初めて知りました。
素晴らしい出会いに感謝しつつも、ライターとして自分のアンテナ感度の低さは要改善です。
そんなsubtle voiceの製品の中でも個人的に目から鱗だったのは、コットンを採用したアウトドア用Tシャツの存在。
登山の世界では「乾きの悪いコットンはNG」と多くの場で語られます。
私も同じように考えていました。
真夏の山で濡れまくって寒い思いをした経験があるからこそ、その思いは強固です。
しかし、低山から街までうろつきたい勢の私にとって、コットンを使用したこの製品は理想に近い存在だったのです。
街中でも着られるデザインと山で着られる機能性を併せ持ったアウトドアTシャツ。
あの時買っておけば……。
今更の後悔ですが、subtle voiceの製品は公式サイトからの通販や店舗にも卸されているようですので、見かけた際には皆様もぜひ手にお取りください。
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