冬咲ゆき

真偽不詳

冬咲ゆき

真偽不詳

最近の記事

 しばらく躁状態でした。半月以上は躁状態でした。躁状態に突入したのはちょうど新しい薬を試してから1ヶ月経った頃だったので、躁ではなく、薬が効いたのだと信じていました。昨日までは全てが上手くいきました。新しい友達ができました。人を誘うのは苦手なはずなのに、難なく友達を誘って、遊びにいきました。人生ではじめてバイトにも申し込みました。とにかく体調がよくて、生きていることが楽しくて仕方がなくて、なんでもない時間が幸せで。ああ本来は生きることってこんなに楽しいのだな、と幸せを噛み締め

    • あなたに狂わされている

       こうして夜な夜な悶えたところで、どうしようもないことはわかっています。どうしようもないからこそ、辛いのですが。私はどうしてもあなたの隣にはいけません。それはわかっています。それでもあなたのことが、好きで好きでたまらないのです。どうしてここまであなたのことが好きになってしまったのでしょうか。  きっと今日もあなたの隣には笑顔が素敵な女性がいるのでしょう。あなたの話に出てきた家電は、きっとその女性と選んだものなのでしょう。どうしてあなたの隣が私ではなかったのか、思考を巡らせても

      • 天使

         私が憧れの人という欄に「自信がある人」と書いた時に思い浮かべたあの子は、天使のような子でした。天真爛漫で誰とでも仲良くなれる愛嬌があって、気遣いを欠かさない彼女は、きっと愛されるために生まれてきたのでしょう。私は彼女をずっと目で追っていました。振り向いてくれる日を願って。  ある日、たまたま授業で席が隣になった時に、彼女は満面の笑みで話しかけてくれました。たったそれだけで私は、全てが報われたような気持ちになりました。私の人生はこの瞬間のために存在していたのではないか、とさえ

        • コミニュケーション能力不足

           私は会話が苦手です。いわゆるコミュ障と呼ばれる部類に入る人間です。しかし喋ることが全く苦手な訳ではなく、ひとりで喋り続けることは得意ですが、会話のキャッチボールができません。考えられる原因としてはふたつあります。  ひとつめは人に興味がないことです。会話は相手に興味があるからこそ、話が広がるものだと思うのですが、私は人に興味がないため、話を広げるのが困難です。つまりは質問をすることが苦手なのです。一方通行のぶつかり合いのやり取りなんて、会話として成り立つ訳がありません。しか

          生命力の欠如

           昨日は長時間椅子に座っていたので、背中が痛くてたまりません。普段私は横になっていることが多いので、突然長時間座ったことにより、背中に負荷がかかり、炎症が起こっているのだと思います。背中の筋が突っ張っているようなこわばりと、ひりつく痛みが耐えられないほど辛く、長時間座った程度で痛みを引き起こす自分に失望します。大抵の人は長時間座った程度で痛みなんて引き起こさないでしょう。小学生ですら、長時間座ることが日常の社会です。その一方で、私は耐え難い痛みに襲われています。生き物として劣

          生命力の欠如

          漠然とした不安

           常に不安に駆られているのだが、漠然とした不安の正体が分からない。明確な理由はないのだ。漠然とした不安は胸を締め付け、動悸を誘発し、呼吸を浅くする。生き物は呼吸をして生きているのだから、呼吸が乱れるのは良くないことだ。そうは思っていても、胸を縛り付ける糸を引っ張られているかのように、締め付けられる胸を緩めることができない。そこで少しでも不安に抗うために、理由を探ってみる。しかしいくら理由を探せど見つからない。理由を探るほど思考がシャットダウンする。不安といえばなにかしらの理由

          漠然とした不安

          暗がりの嫉妬

           道端で馬鹿騒ぎする連中を軽蔑をしながらも、ほんとうは誰よりも日の目を浴びたいと思っている自分に嫌気が差す。私はいつも暗がりにいるから、誰も見てくれないんだ。努力すれば私だって友達と馬鹿騒ぎできるのかもしれないけれど、無駄に肥えたプライドが邪魔をする。ここで言う努力なんて、自分を曲げることでしかないから。  それでもどう考えても私より幸せになるのは道端で馬鹿騒ぎしている連中なのは理解している。彼ら彼女らには自分を曲げられる力があるから。社会で生き抜くためには必要な能力だと思う

          暗がりの嫉妬

          幽霊になった私

           私はあの日、幽霊になりました。クラスメイト全員に無視されたあの日です。クラスメイトを恨んではいません。だって私は幽霊ですから。幽霊は見えないので、当然のことだと思います。帰り道に通った校庭に、私の影はありませんでした。  あの日を境に、社会から私の実在性が薄れていきました。社会に居場所がなくなったので、学校に行かなくなりました。学校に行かなくなってからというもの、私の実在性はどんどん薄れていきました。でもそれでよかったのです。幽霊の私は、その方が心地よかったのです。  ある

          幽霊になった私

          かわいいに一直線でいてね

          小学生の私へ 今日もかわいいお洋服を身に纏っているのかな?お気に入りの白いブラウスと、水色のフリルのスカートを着ているのかな。リボンやフリルが大好きだったよね。くまやうさぎのぬいぐるみも好きだったかな。とにかくかわいいものが好きだったよね。いまの私もそうだよ。一点の曇りなく、愛らしさを追求したかわいいものが好き。あなたと同じように、自分の信念に従って、かわいいと信じたものだけを身に纏っているよ。高校生になったらかっこいいお洋服を着ているのかな?って想像していたらごめんね。私は

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          自己紹介 はじめてのnote

          はじめまして。冬咲ゆきと申します。高校生です。生活の中で感じたことや、考えたことなどを言語化する行為を通して、自己を理解する目的でnoteをはじめました。 好きなものは本、音楽、うさぎ、かわいいお洋服です。一点の曇りなく、愛らしさを追求したかわいいものが大好きです。好きなものについての文章を書くことが好きなので、そのような投稿が多くなるかもしれません。 自分を見失わないように、私なりの言葉を綴っていくので、読んでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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