オンラインの同人イベントに参加したらめちゃくちゃ楽しかった話

サークル活動をする人にとって、コロナが猛威を奮う今年はとても厳しい時期だろう。同人イベントなんてものは三密のお手本みたいな空間だからだ。

だが、最近「pictSQUARE」というオンラインで同人イベントが開けるサービスができたらしく、そのサービスを使ったイベント「擬人化スクエア(略してぎじスク) お試し開催」というものが7/26に開催された。

丁度色々忙しい時期で、新刊を用意する余裕はなく既刊しか頒布できるモノがなかったのだが、今回はお試し開催で既刊や展示のみの出品でも可能とのことだったので、ありがたくサークル参加をさせていただいた。

オンラインイベントに参加するのが初めてだったので、正直楽しめるかどうかが不安だったのだが……

めッッッッちゃくちゃ楽しかった!!!

ということで、ぎじスクに参加して楽しかったことを綴っていく。

1.準備が楽しい

リアルの同人イベントでも、本を用意したり設営を考えたりするイベント前の準備が結構楽しかったりするのだが、ぎじスクの準備が本当に楽しかった。

ぎじスクの会場である「pictSQUARE 」は、RPGのような仮想世界の中でイベントに参加できるシステムである。

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PCならキーボード、スマホならフリックでキャラを操作することで、ドット絵で作られたイベント会場を自由に歩き回ることができる。

ちなみにこのアバターは自分でデザインすることも可能だ。(下の画像にいるのはオリックスの我が擬人化っ娘、伊織ちゃん)

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さらに、サークル参加の人は自分の店舗の外観を自由にデザインすることもできるのだ!

画像3

今回は既刊の楽天本とオリックス本しか頒布するものがなかったのに、ハマスタ感を一面に押し出したのは今思えば中々に謎だったが、ディナちゃん(横浜の我が擬人化娘。お店番をしている金髪の子)が自分の好きなように飾り付けをしたという設定なのでまぁ良いことにする。

最近めっきりドット絵を描いていなかったので、ドット絵を仕上げるのは結構大変だったが、出来上がった時の達成感はとても強いものがある。

もちろん、デフォルトの店舗やアバターでサークル参加している人もいるので「ドット絵が描けなきゃ参加できない」というわけではない。

しかし、髪の色を変えるなど少しカスタマイズしてみるだけでもぐっと楽しくなると思う。是非やってみてほしい。

他の参加者さん曰く、選ぶだけでアバターをカスタマイズできるアバターメーカーなるものがあるらしいので、そちらを使ってみるのも良いだろう。

2.他の人の店舗を見るのが楽しい

イベント期間中、他の人の店舗を色々見て回っていたのだが、どの店舗も個性豊かで素敵なものだった。

お店の中で寝ている電車(!?)がいたり

例のス◯バっぽい店だったり

研究室だったり

堺市の世界遺産である前方後円墳の上で頒布する人まで!

リアルイベントでも、ある程度設営に拘れば個性的なサークルスペースを作ることはできる。

しかし、店舗そのものの形を作り替えるのは、オンラインイベントだからこそできることだろう。

同人イベントの新しい可能性が見えて、とてもワクワクさせられた。

3.人のアバターを見るのが楽しい

イベント期間中、本当に様々な形のアバターを纏った方がイベント会場で歩き回っていた。

デフォルトのアバター(といっても、たくさんの種類があって結構楽しい)の人もいれば、自作のアバターで参加している人も結構いた。

その中で特にインパクトがあったものは

札束と

点Pである。

札束が羽ばたき点Pが動きまくる光景。「コミケのコスプレエリアって多分こんな感じなんだろうなぁ」という感じがあってとても楽しかった。

もちろん、普通に可愛らしいアバターの方もいたので、気になる方はTwitterのハッシュタグ #ぎじスク などで探してみてほしい。

オンラインイベントは、リアルイベントのコスプレ以上に自由度が高いところが良いなぁと感じた。

最近流行りのVR chatみたいなのとは違ってドット絵でアバターが作れるというのが、参加の敷居が低くなってて特に良いと思う。

4.自由に遊びにいけるのが楽しい

リアルの同人イベントでサークル参加する場合、自分が店番をしている時は他の人のお店に行けないというデメリットがある。

去年二度イベントに参加した私にも、店番をしているうちに行きたかったサークルの新刊が売り切れていたという苦い経験がある。

だが、オンラインイベントの場合は同人誌を頒布するのに店番が必要ない。pictSPACEか他の通販サイトが店番の代わりとなってくれる。

つまり、イベント開始直後から自分のサークルの同人誌を頒布しながら、同時に好きなサークルに遊びに行くことができるのだ!

それだけではなく、サークルで頒布をしながら同時にご飯も食べれるし、がっつり作業や用事で席を外すこともできるし、なんなら昼寝もできる。

リアルイベントに比べて、サークル参加者が自由に動き回れるのがオンラインイベントの強みだ。

ただし、サークル参加者の自由度が高くなった反面、サークルスペースに遊びに来てくれた方との会話機会は少なくなるように感じる。

個人的な感想だが、pictSQUAREはリアルイベントよりも他の参加者さんに声を掛ける時の心理的ハードルがやや高いように思えるので、それも一つの原因だとは思う。

他の参加者さんとの交流をしたい場合は、ちょっとしたコミュニケーション能力が必要になってくるように感じる。

ただ、リアルイベントよりも人の目線を気にせずにイベントで買い物ができるので、あまり他人と関わるのが苦手な方にはオンラインイベントは快適なんじゃなかろうかと感じた。


今回のイベントでは、様々な個性ある創作擬人化に触れることができたし、普段あまり関わり合いのない方と関わり合うこともできたので、本当に楽しいイベントだった。

私自身のサークルスペースで頒布していた楽天本の既刊を買ってくださった方が数人いたのはとても嬉しかったし、イベントに出た甲斐があったなとしみじみ感じた。

コロナが吹き荒れソーシャルディスタンスが求められるこの世の中で生まれた新しいイベント、是非皆さんも体験してみてほしい。

pictSQUAREの公式サイトから、登録無しでもデモ会場に入って雰囲気を確認することができるので行ってみよう!


次の第一回擬人化スクエアも参加する予定なので、その時は是非遊びに来てください。


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