【20240812】自己分析めいた何か

そこそこの頻度で訪れる、「何もできない一日」に当たってしまった。
心身の体調に関わらず、俳句も執筆も読書も映画鑑賞も、あるいは遊ぶことすらできない日。それが来たのだ。

こういう日は時間を無駄にするだけでなく、「何かしなければ」という強迫観念に駆られ、そして(だいたいの場合は)何もできないのでちょっと落ち込むことになる。ただただ疲れるのみである。


先日、友人と通話して、小説執筆のアイデアを一緒に考えてもらった。

「電話」と「通話」って感覚違うよね。「電話」は通話機能を持つ機械と、それを使った通話のことで、「通話」は通話そのものを指すように思える。あくまで個人的な感覚だが。

それはさておき、小説のアイデアを「誰かと一緒に」「声に出して」考えることが好きだ。一人では狭窄しがちな視野を広げてもらえるし、声に出すことで、自分でも気づいていなかったアイデアを発掘することができる。

そう考えると、自分は「声に出す/文字に起こす」ということが好きなんだと思う。この記事だってそうだし、小説だって、俳句だってそうだ。
自分の考えを外面化することで、自分の感情や考えを反芻できるし、漠然として主観的な「考え」を客観的な「声」や「文字」にすることで、自分の考えに輪郭を持たせることができるからだ。

自分は、自身が思っている以上におしゃべり好きなのかもしれない。
とはいえ、他人とコミュニケーションをとる以上、ある程度相手に周波数を合わせる必要がある。(少なくとも自分は)100%自分主体の会話はできない。

そのため自分の考えや語彙には、脳内で検閲が入る。
「この考えは反社会的だから言えない」「この語彙は独りよがりで伝わらない」「この相手にこの表現は不適切だ」といった、内なる検閲官のチェックを通過しなければ、声に出すことができない。めんどくさいね。

普通の人ってこういう感覚あるのかな。
自分はASD傾向や多動の自覚があるので、常に脳内で何かを考えていることが多い。「何も考えない」という感覚が分からない。常時回転し続ける独楽。止まることを知らない回路。

だから、脳を休めるには外部からの刺激が必要になる。
たとえば音楽。歩きながら、PCに向かいながら、横になりながら、Twitterを見ながら、だいたい音楽を聴いている。じっくり鑑賞するというより、聞き流すことの方が圧倒的に多い。過集中になったり、脳がオーバーヒートを起こすのを防ぐためだ。自分は聴覚情報の処理が苦手なので、歌詞はほとんど聞いていない。それがいいのだ。歌詞から連想が始まることがない。

逆に雑音が多い環境だと、脳がガンガン回るので創作するのに向いている。
ちなみに、自分にとって自宅や喫茶店で聞こえる程度の音は「雑音」である。

だから、ある程度の音を聴きながらでないと眠れない日が多い。
夜はスマホを充電してしまっているので、Nintendo SwitchでYouTubeを開き、安眠BGMや怪談の朗読、ラジオなどを聴きながら横になるのだ。そうでもしないと想像が捗ってしまい眠れない。脳内で閃光のようにアイデアが浮かび、跳ね起きてPCで小説を書き始めてしまうこともあった。当然、翌日は寝不足である。

めちゃめちゃ話が脱線してしまった。やっぱり書いていると話題が膨らみすぎてしまうな。日記だから何書いてもいいんだけどね。
まあともかく、前通話したの楽しかったし、参考になったな~、と思う次第です。もっと友達と話したいな。


映画を観たい。『2001年宇宙の旅』とか、『時計仕掛けのオレンジ』とか。キューブリック作品ばっかじゃねえか。
アマプラとかネトフリとかを使える環境にいるのに、映画を観ることは少ない。かといって最近はアニメも全然見ないし、ドラマに至っては全く興味が湧かない。

たぶん、自分の完璧主義と多動傾向が悪さをしているのだろう。
「せっかく観るなら集中してじっくり観たい」という感覚と、「長くて集中できなかったらどうしよう」という感覚が同居している。そのため映画一本観始めるのに結構な覚悟が必要になる。めんどくさいね。

こないだ、『ルックバック』を劇場で観た。最高でした。
原作コミックを前日に読んでから臨んだので、描写や演出に注意して観られた。尺は短いながらも、間と静寂を活かした音響が素晴らしかった。

一応創作者の端くれなので、主人公に感情移入して観られたのが大きかった。お互いがお互いの救世主になっている関係というか、「あなたがいてくれたから」というストーリーがマジで心にきた。劇場で多分初めて泣いたもん。


今日はこんなところか。意外と書けた。
こういう日記、完全に自己満足で書いているくせに、自分の中では「創作物」としてカウントしていないんですよね。まあ創作ではないか。日記だし。

だから「書いた」って達成感は正直あんまりない。
毎日更新しているわけでもないし、コンテンツとして一発当てようとしているわけでもないし。感覚としては、指を温めるための準備運動というのが一番近いか。

まあ、自分が書きたい時に書いて、自分が読みたい時に読み返す程度の日記ってことでいいんじゃないすかね。
そんな感じでした。おしまい。

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