LIVE IN 和歌山(mf記)

和歌山に縁もゆかりもないけれど…竹原ピストルの『LIVE IN和歌山』のサビのフレーズにハッとさせられた。

私は、いわゆる精神安定剤の類が手放せなくなっている。医者はかなり弱い薬だと説明してるが、それすら減らすと調子悪くなってしまう。精神面で辛くなるというより体調が崩れるのだ。
効き過ぎて昼間眠いと思うことも時々あり、では少しずつやめようかとトライして、割とうまく行ったなと思ったところでまた体調崩し逆戻り、結局挫折する。 
そんな弱い自分に嫌気がさす、その繰り返し。

でも、この歌聴いて救われた。
このままでいいのかどうかわからないけど、少なくとも自己否定からは逃れられる。


「薬漬けでも生きろ 
    薬漬けでも生きろ
    薬漬けでも生きろ
    生きろ
    どうせ人間誰もが何らか漬けで   
    生きてるんだ 大差ねえよ」
 

そうなんだ、アルコールに浸る者もいる、仕事漬け人間だっている、何かしらの宗教にすがる人もいる、何だったら推し活も極めたら中毒と変わらない。

こんなシンプルな言葉で励まされるんだから自分もシンプル(つまり単純)だなぁと思うけど、何かしら寄す処がないと生きて行くのは時としてしんどい。

勿論、そんなものに頼らずに生きてる人もいる。体質なのか運がいいのか徳の積み方が違うのか。羨ましい限りであるが替わってもらえる訳でもない。

とにかく体調が整うのだからサプリメントのようなものとして付き合って行くしかないのかもしれない今は。薬と付き合いながら体調整えながらでないと生活が回らないのだもの。

現在、中村倫也が精神科医を演じる『Shrink』というTVドラマが放送されている。彼のような人が主治医なら…いや、今の先生が良くないと言ってる訳ではなくて。
患者に寄り添う姿だけではなくそもそも纏っている柔らかい雰囲気が目の前にいたらどんなに心地よいかと思わせるのだ。胡散臭さを感じない。実に良いキャスティングだ。

彼のところに来る患者は明らかに私より症状が激しい。そんな人に落ち着いて呼吸を深く、吐く息を長く、と指導する。
ヨガ教室で習った呼吸法だ。
私も自分の娘(自閉症)が落ち着かない時に深呼吸を促す。それだけではなかなかコントロールも難しいので彼女にも薬が処方されている。

そんなこんなで乗り切る人生なのだ私たちは。薬に助けられ何らかの療法に助けられ、でも全ては元々は、人に助けられるってことで。

そして歌にも助けられる。
人間、どんな歌に励まされるかわからないものだ。
それは縁もゆかりもない和歌山と私を繋ぐこともある。


#LIVEIN和歌山
#竹原ピストル
#中村倫也
#Shrink












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