春の足音
ずっと憧れていた一眼レフカメラ。
…ついに買ってしまった。
もともとつかう予定もなく、ただただ貯まっていった自分のお金。
ここぞ!という時に備えていたのだけれど、特にそんな場面もなく、今後もそんな場面が来ることはないだろうと思い、どうせなら欲しいものに形を変えようかとこの一年考え、先日ついに、私のお金はカメラへと形を変えた。
買ったら満足してしまった…なんてことにならないように、とりあえず遊びで色々撮影してみたら、思いのほか楽しい。
一眼レフを触るのは前々職以来なので、もう十年前になる。
買った初日なんかレンズの付け替えやら、保護フィルムを貼り付ける瞬間とか、手元か狂いそうになる。
壊してしまわないか心配だけれど、それ以上にカメラを持って何を撮影しようか考えながら歩くのは本当に楽しい。
最近は、梅やら蝋梅やら春の花が咲きつつあるので、練習として何回か撮影してみた。
ひいた状態で撮影して綺麗だったら本当に上手な人なんだろうけれど、私が撮影するとただの枯れ木にしか見えなくて、しょんぼり。
それでも、次はどうやったら綺麗に撮れるのか考えてシャッターを押すのは本当に楽しい。
私の新たな趣味になりそうかも。
今回の写真も、雨水の日に撮影してみた一枚だ。
雨水の日は、『降り続いた雪が雨に変わり、雪解けが始まる日』という意味が込められていると知って、なんとなく春の訪れを知らせるお花を撮影しようと思ってなんとか見つけた梅をアップで撮影してみた。
今年は長男がいよいよ小学生に上がり、次男も保育園に入園。
それぞれ新たな環境での生活が始まるので、シャッターチャンスもかなり多いはず。
新生活まであと一か月。
大切な瞬間を撮り逃さないよう、私も気を引き締めて過ごしていこう。