審判によって優勝の可能性が潰された。

と感じるレッズサポも多かろうと。

昨日埼玉スタジアム2002で施行されたJ1の第32節、3位浦和レッズと首位ヴィッセル神戸。

ゲームは神戸が先制するも、勝たないと優勝の可能性が潰える浦和がアディショナルタイムに追いつき、さらに浦和が敵陣でペナルティをもらってフィリーキックのチャンスに。
ここで浦和のGK西川選手もゴール前に上がり、フリーキックを蹴るも神戸のGK前川選手がキャッチし、素早く前線に残っていた大迫選手に向かってボールをフィードし、敵陣の無人のゴールに押し込んだ・・・。
まではよかったのですが、問題は大迫選手がボールをもらったシチュエーション。

この時に浦和のディフェンスラインは1人残っていて、もう一人がボールの動きを見て慌てて戻っているところで大迫選手がボールをフィードしているのです。
ここが問題になっているのです。
もし大迫選手がボールを持った段階で浦和の選手が大迫選手に向かって前に1人しか居なければオフサイドになり、得点は認められません。
ただ、もう一人が大迫選手にボールが渡ったときにそれに重なるような形で戻っているように見えたので(戻っていたと認められればオンプレー)、主審も一応VTRでチェックした上で大迫選手のゴールを認めています。

ネト上で騒がれているのは浦和の2人目が大迫選手の前に居たかどうか。
残念ながらそれを検証できる画像がなかったようなのです。
だいたいカメラはボールの動きを中心に動きますので、ボールのない方のエリアは注目していません。
これが問題になっているのでしょう。
きちんとエビデンスが取れていない映像しかなかったらVARの意味ねーじゃんっていう。

あとはこのプレーをそもそも副審が視てたかどうかにもなります。
シチュエーション的に片方の副審が追えているはずですので、もし見ていなかったとすればそれこそ大問題です。

浦和側からすれば大迫選手のゴールで優勝の可能性が潰されたと言うこともあり、議論が沸騰しているようです。
おそらく「令和の大誤審」とまでいうのも発生することでしょう。

ただ、画の切り方は改善の余地はあるでしょう。
一番はバードアイ的なピッチを俯瞰するカメラをスタジアムの上方に設置する必要があるかも知れません。
むろん拡大しても画がチラつかない位高感度のカメラで。
その画があったら違う結末があったのかも知れませし。

後にこの得点がひっくり返る事はないとは言え、DAZNの番組で検証はされるかも知れませんね。

一方でなぜ西川選手はゴールマウスから前線に上がったんだ?という意見もネト上で交錯しているようです。
このようなケースっておうおうとして普段のゲームでもあるでしょ?
ゆえに前川選手から大迫選手のプレーは日本サッカーに対する示唆とも言えるでしょう。

ただ、この埼スタでの一件は地上波テレビジョンがするほどの話題ではないと感じています。
なぜなら、Jリーグの関心度は(在京のテレビマンども内では)極めて低いですから。
むしろ騒ぎか不祥事を起こさないと取り上げてくれないと思った方が良いかも知れません。
それだけ世間の関心度が落ちている証左でもあるのです。
特に関東圏、そして全国向けでは。

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