社寺検分のすゝめ -伏見稲荷大社②-
社寺検分のすゝめ、伏見稲荷大社その2です。
前回はお狐がメインでした。
伏見さん全体で一体どれだけの狐がいらっしゃるのか気になるところです。
今回は前回載せきれなかったことをもろもろと。
それではさっそく。
*心おもむくままに建築彫刻を楽しむマガジンはこちらより ↓↓
伏見稲荷大社「宵宮祭」、行灯画の見物前におひとりさま社寺検分です。
千本鳥居の手前までを今回のコースと定め、バッシャバッシャと撮っていきます。
メインターゲットは彩色された彫刻。
こんな感じのですね。
こういうのを集めています。
趣味です。
集めて彫刻の画題ごとに分類。
例えば先の画像は「梅」なんですけれど
「梅フォルダー」に「京都市・伏見稲荷大社奥宮…」などと名前を付け保存。
そんなことを続けていると
色々な梅の彫刻、それに施された彩色が比較できて楽しいのです(*’∀’)!
そのほか、地域別でも分類しておくと、
地域ごとの社寺建築彩色の傾向がうっすら見えてくるんじゃないかというときめき。
ロマンのかたまりです。
そして今一度、伏見稲荷奥宮の梅。
幹が茶色い(*’∀’)
割と「グレー」の幹が多いイメージなんですけれど、ここは見事に茶色い。
でもこちらの奥宮の正面蟇股は「松」「竹」が並んでいるので
松竹梅から「梅」であることは間違いない。
めちゃくちゃレアではありませんが、イイモノが撮れました(満足)
と、ここで誤算その2(その1は前回をご参照のほど)。
カメラのバッテリーが切れる。
この奥宮正面で電池残量が一気になくなりまして、起動できなくなってしまいました。
たしかに裏参道到着時点で、マンホールとか屋根瓦とか予定外のものを撮りましたが、いやいやまだ100枚も撮ってないハズ…
どうしようもありません。
ないものはない(’∀’)
待ち合わせまであと少しだったので、
いいや、スマホで撮ろう…と切り替え。
が、
…画質が落ちますねぇ(’ω’)
知識・スキルがないのはもちろん、
そうか、こういうときにカメラ性能の高いスマホが必要なのか、と納得。
まぁないものはないのです。
いいやいいや、だいたい撮ったよ…と自分に言い聞かせつつ
やっぱり気になるものをパシャパシャと。
…この白狐社の正面蟇股。
これを見た瞬間に、心を決めました。
カメラ借りよう!
これはこのスマホではいかんやつだ!と待ち合わせ場所にいそいそ向かいます。
挨拶もそこそこに、まぁまぁまずはちょっと本殿ご挨拶のちに千本鳥居前まで行きましょうよとお誘いし、
白狐社までたどり着いたところで
「この蟇股、素晴らしいですよね!」
「あぁ、これはたしかに良い彫刻で良い彩色…」とワキャワキャしつつ、
「実はバッテリーが切れましてね、すみませんがお借りすることなど…」
カメラGETです。
持つべきものはデジカメを持ち歩く画家仲間。
またアトリエで伏見さんの彫刻たくさんお見せしますので!と言いながらパシャパシャ。
ひと様のカメラで先程の奥宮も追加撮影。
それからお楽しみの木鼻。
出ましたよ、白いゾウさん(*’∀)
この飛び出しぎみの蟇股も伏見さんでは新鮮でした。
こんな感じで撮りたかった彫刻はおさえ、せっかくなので少しだけ鳥居をくぐりまして、
獅子・狛犬の表情になごみまして、
ほんと、動物彫刻の顔を正面から撮るのはやめられませんね。
ほか、金具や灯籠なども堪能。
宝珠、宝珠、宝珠…
調べない・ゼッタイ!
と心に誓い、伏見さんをあとにしました。
みるとアトリエ方面に見事なカナトコ雲が。
これは帰るとぶつかるやもしれませんね、ということで足を三条に。
外ご飯している間にどうにかやり過ごせるだろうという算段。
ギョーザとビール、ギョーザとビール…とうきうき向かった先に
宝珠(’∀’)!
取り皿にも龍とか宝珠とかイイのがありまして…
うーん、またどこかで宝珠とか袋とかやろうかなぁと思った1日でした。
そんなこんなの伏見稲荷大社さん、
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
今回見られなかったお社も面白そうなので、
暑くない時期、
お祭り仕様でない時期、
カメラのバッテリーをきちんとして、
また検分に行くのも楽しそうだなぁと思います。
明後日はもう9月。
月初は龍カレンダー。
立て続けにオナカイッパイ系で私もいっぱいいっぱいですが、どうぞお楽しみに。