人はみな、自分の人生の経営者

現在の日本において、お金を使わずに生きていることってないと思うのです。最後の最期まで、お金とは切っても切れない関係にあります。

2か月前に亡くなった父に係る経費も・・ちゃんと父の分は父の年金から支払い、領収書は費目別にして、スケッチブックに貼り付け、ことあるごとに父に見せていました。

父も・・ちゃんと自分のことは自分でしたいということで、思っていたし、sそう言っていました。母は生きている間は、すべて母が管理していましたので、鉄筋工だったし、数字が苦手な父にとっては、大変だったろうと思います。

それでも、父は他人を羨むことなく、歌を支えに、周りに気を使い、つつましく、暮らしていました。時々、孫や私たちに、大盤振る舞いしてしまい、後にひけなくなったり、不安になったりするので、いただいたものを、父に返していましたが(苦笑)

人は自分で働いて、お金を稼ぐようになったら、たとえお給料制の会社に勤めていても、私は一人一人が自分の経営者だと思っています。

だからこそ、大切なお金をどうやって使ったか、記録に残して、その記録を次に活かしていきたい。

家計簿は、自分自身の価値感が現れている宝物です。

そりゃ無駄遣いをしてしまう時もあるけれど、必要だからお金を使って、必要なものを手にいれるのですよね?それをなんとな~く手に入れるか、しっかりと意思を持って手にいれるかで、その後の人生は変わってくると思います。

コーヒーが好きな人はコーヒーを買う、赤ちゃんがいる人はオムツを買う。おもちゃを買う。買い物は自分自身の意思が叶う、とても良いツールとエネルギーです。

好きなものがわからない人ほど、家計簿をつけて振り返ったらいいです。何にお金を使っているか・・無意識でも自分が必要としたものにお金をつかっているのだから、たくさんお金をかけているものが、現時点でその人にとって大切な必要なものだと私は思います。

その大切なものにもっともっと時間とお金をかけたら、喜びが増えていくと思いませんか?

現代人は引き算が苦手とどこかの新聞記事にありました。

お金も時間も有限なんです。大切なものに大切にするには何が一番大切なのか自分自身で把握してないと、限られたお金であれもほしい、これもほしいって目移りするし、目移りすると目が回るし(苦笑)時間も有限で、体力も有限で、やりたいことをやろうとしてもやりたくないことをやって、疲れてしまって、ほんとうにやりたいことができなくなってしまいます。

私は大病して10年ぐらい棒に振っているので、毎日、毎日、ほんとうに今日は何をするのが一番良いのか真剣に考え、実行しています。人生も半世紀を過ぎているのだし、晩年はもっと体も心も衰えているのだろうと思うと、今の時間が貴重で貴重で仕方ないです。

父は620円のプラネタリウムの見学はケチっても孫へのお小遣いや大好きなお寿司にはケチりませんでした。少ない年金を大切に大切に使っていました。介護保険料や健康保険など払わないといけないものは分割で来ていてもスパッと1年分支払っていました。私も分割だと忘れてしまうので、請求書がきたらスパッと払います。

払うべきものはしっかり払って、自分の意思で決められる支払いは、自分の心に聞いて、慎重に・・・。

あ、私は家族がいるので、家族の了解も必要です。私たち夫婦は、ここにはかけないようなバトルも多々ありましたが、お金でもめたことは結婚20年一度もないんです。やっぱり家計簿があるからだと思います。使途不明金がない。あ、何に使っちゃったか忘れちゃったような不明金はありますよ。レシートなくしちゃったとか。

でもこの家計簿に出会って、どんな高いものでも目標に決めたら、買えるって家族で分かり合ってます。なので強い!有難いです。

私の事業の芙蓉峰サービスの事業費もきちんとプライベートの家計とは別れているので、生活とは別になっていることで、安心感もあります。

プライベートのほうも予算があるので、毎年、お正月に、今年はどうしたいって家族で話し合う機会があるんです。事前に希望を聞く。だからお金的にもめない。息子は高校生から教育費の分野の判断は任せています。私はどんどん任せる派です。息子は最初はやりたくなさそうだったけど、しぶしぶ始めて、もう3年生ですので、慣れたものです。やっぱね、自分事とすると大事に使ってくれるんですよ。もうこの習い事はコスパが悪いからやめるとか言ってくれます。私はあまったら趣味の撮影旅行とかいっちゃいな!っていうんですが、コロナ禍で息子のほうが慎重です。あとどれくらい、残ってる~って聞くので、金額を伝えて、あ、そうって感じ(苦笑)

来年は家から出す予定なので、経済観念はしっかり身に着けてほしいと思っていました。

やってみないとわからない、ブレーキのない私より、息子のほうがだいぶ上手です。スマホを駆使して彼の支払いはほとんど電子マネー。私にはわかりません。

こうして息子にも、表題の「人はみな自分の人生の経営者」だよっていう、私の気持ちが伝わっているのは嬉しいです。経営の仕方がわかっていれば、あとは彼次第ですから。

やっぱり旅行や夢も・・やりたいことにはいくばくかのお金はかかるものですから、それをどう捻出するかって重要な問題だと思います。そのための選択と集中。地に足を付けて。人と比べず、自分の好きな事、大切なことを大切にする、ですね。

それが私のめざす経営かな。


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